弊社の向かいのラーメン屋さんがいつの間にか閉店していた。
いろいろなメニューがあったが一杯750円からだったと記憶している。
味は、まあまあ美味しかった。
そして最近、チェーン展開しているラーメン屋さんの値引きクーポンチラシが弊社にポスティングされていた。
735円のラーメンが600円と言う内容である。
割引券持参で期間限定(約2か月間)の企画である。
永い間の経験から撤退時期(閉店)のカウントダウンが始まった悪い予感がする。
一旦値を下げると未来永劫、値段は戻らないからである。
私の講座では価格設定の講義の中で話す内容なのですが、具体的に数字で解説します。
試算条件:単価735円 原価514.5円・原価率70% 粗利220.5円・粗利益率30%
10杯売った時の収支=
@750円 7,350円-5,145円=2,205円
@600円 6,000円-5,145円=855円
@600円×12.25杯=7,350円
>>つまり2.25杯プラスして売らないと売り上げは同じにならないのです。
*2.25杯ならハードルが低そうに感じて販売数を増やそうか!と思うかもしれません。
では、粗利益を同じにする(2,205円)には何杯売れば良いのかを見てみます。
@600円×26杯=15,600円-13,377円=2,223円
>>つまり約16杯プラスしないと粗利益は同じにならないのです。
これで値引き(ディスカウント)をすると、いったいどれだけ大変か、を理解できるのではないでしょうか?
弊社の向かいのラーメン屋さんは、国道沿いと言えども住宅街、それも徒歩圏内に住むのは50代以上がほとんど。
一杯の値段は700円以上で、味はトンコツ、節系とありますが濃いめのスープでした。
味は良くても、戦術(値段設定、エリアなど等)が間違うと玉砕する事も多いのです。