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☆やまぐーの夜な夜なブログ☆

パリで単身赴任中。
日々奮闘中の料理、本の感想、色鉛筆画、パリの生活などを徒然に書いていければ・・・。


今日は昼が「ちらし寿司」、夜が「うな重」のしあわせ和食デーでした(^o^)♪。





どっちも美味しかった~♫!!



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蔵出しミステリシリーズ、今日は『アガサ・クリスティ』です(^^)。


今さら紹介するまでもないくらいクリスティ自身は有名だと思うので、今日はその中でも僕が気に入っている3冊+クリスティ研究本1冊をご紹介します。

ミス・マープルものは『鏡は横にひび割れて』、トミーとタペンスは『秘密機関』、バトル警視ものは『ゼロ時間へ』。

どれもミステリ史上に残る傑作だと思います!


なぜかエルキュール・ポアロものの感想を書いたことがなかったみたいですが、深い意味はなくポアロものも好きですよ(^^;)。





『鏡は横にひび割れて』アガサ・クリスティ ハヤカワ・ミステリ文庫


【穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。まもなくアメリカの女優がいわくつきの家に引っ越してきた。彼女の家で盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げた。呪われた事件に永遠不滅の老婦人探偵ミス・マープルが挑む。】


ミス・マープルものの中でもかなりお気に入りの一冊です。クリスティの本はほとんど読んでいますし、マープルものとして本書が特殊というわけではないですが、何といっても動機の意外さが記憶に強く残っています。ネタばれになるので詳しくは書けませんが、いろんな書評で言われているように、女性であるクリスティでないと思いつかないんじゃないかと思います。謎解き以外では、セント・メアリ・ミード村の変化(新興住宅街ができたりとか)と、それに戸惑うマープルも見所です。それにしても昔のハヤカワ・ミステリ文庫のカバーイラストを見つけるのが困難になってきました。現在のクリスティー文庫のカバーはクリスティの世界を表現できていないように思えて、好きになれないんですよねぇ・・・。



『秘密機関』アガサ・クリスティ ハヤカワ・ミステリ文庫



【お金を儲けよう―ひさかたぶりに再会した幼なじみのトミーとタペンスは、青年冒険家商会なるものを結成した。が、その直後、英国の極秘文書消失事件に巻き込まれてしまう。まもなく文書を狙う地下組織の大ボスが現われ、冒険また冒険の展開にふたりの運命は? 好奇心に富む名コンビ結成の記念的作品。】


ポアロもミス・マープルも好きですが、「おしどり探偵・トミーとタペンス」シリーズがお気に入りです。全5巻で、最初は20代前半だった二人も、最終巻では70代。やっぱり若くて元気な「秘密機関」の二人が一番魅力的です。第一次大戦後の混乱期の中、敵に捕らわれたり脱出したりのスリルとサスペンスに満ちた冒険冒険に、謎また謎。そして、タペンスをめぐるロマンスありと、ページをめくるのがもどかしいほどの展開は、さすがにクリスティーです。ちなみに本書はクリスティの第2作目(マープルより先)、最終巻『運命の裏木戸』がクリスティの遺作となります。




『ゼロ時間へ』アガサ・クリスティ ハヤカワ・ミステリ文庫


【その部屋には、たった一人の人間が走らせるペンの音がするばかりだった・・・だが、もし誰かがそれを読んだなら我とわが眼を疑ったに違いない-なぜなら、そこには綿密周到な殺人事件が綴られていたのだから! 殺人の企てられる瞬間から殺人の瞬間“ゼロ時間”へ辿って行く、ミステリの常識を破った野心作!】



まず『ゼロ時間へ(Towards ZERO)』というタイトルがカッコ良すぎですね(^^)。そして、ただカッコいいだけではなく、物語を読み進めていくとタイトルに秘められたクリスティの真の意図が・・・。本書の見所はゼロ時間までに描かれていた様々な要素が、ゼロ時間にどのように収斂されるのかということであり、その見事な終局図は圧巻です。クリスティの構成力、読者に対する仕掛け・挑戦が遺憾なく発揮されていると思います。本書の探偵役はバトル警視、『チムニーズ館の秘密』で初登場し、(ポアロもの『ひらいたトランプ』のチョイ役含めて)全5作に登場。ロンドン警視庁で主に政治的な事件を担当しているため、本格ミステリよりもスリラー的な作品で活躍します。本書はバトル警視最終作であり、ポアロもバトル警視の回想の中でちょっとだけ登場します。 今はクリスティ文庫で訳者も違うようですが、このミステリ文庫版の表紙と田村隆一氏の訳は秀逸でしたね。



『新版 アガサ・クリスティー読本』H・R・F・キーティング他 早川書房


【波瀾万丈の小説を書く人が波瀾の人生を送ることはめったにない。アガサ・メアリ・クラリサ・ミラーは1890年9月15日にトーキイ効外のアッシュフィードという家で生まれ、幸福な少女時代と平和な晩年を送り、世界的なベストセラー作家アガサ・クリスティーとして1976年1月12日世を去った。だが、その生涯にはいくつかの謎が残され、その作品群はいまだ尽きせぬ多くの魅力と話題に溢れている。ミステリの女王についてのすべての疑問に答える決定版読本。】


クリスティの研究本的な本はいろいろ出ていると思いますが、僕の持っているのはこの『アガサ・クリスティー読本』です。オビにあるように、クリスティの生誕100年を記念して1990年に出版された「犯人以外はすべてわかる本!」です(^o^)。<クリスティー、人と作品>、<クリスティー論>、<ポアロとミス・マープル>、<演劇、音楽、映画> の章立てで、海外・国内の作家達の小文で構成され、クリスティの生い立ち、人となり等について書かれています。<クリスティー小百科事典>は「マザーグース」「交通」「建築」「土地」「毒薬」「植物」「行事・宗教」「料理・飲物」「ゲーム」などの項目に分かれていて、一つ一つの言葉を小説と絡めて詳しく解説しており、「あの場面はそういうことだったのか!」と後から納得させられることが多いかも。 もちろん<クリスティー主要登場人物事典> も役に立ちますね。手元に置いておくと便利な一冊ですが、紹介している本人は実家に置いたままになっていたりしますσ(^_^;) 。




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