切ない国公立二次試験 | 浪人男子の母のブログ

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2024年私立中高一貫男子校卒業。浪人が決まりました。母の思い、綴ります。

あの日。

第一志望の国公立合否発表の日。


自室で1人、発表を見たようだった。

受験番号をちゃんと把握していなかった私は

息子から合否を聞くしかなかったのだけど、

発表の時間だけは把握していた。


でも、自室から2時間ほど経っても

出てこなかった。

最初の10分を過ぎた頃にダメだったんだって、分かったけれど、声もかけずそっとしていた。


2時間経ってようやく出てきて、

お昼を食べながら、

『なかった』と一言。

そして、食べ終えると、

ちょっと本屋行ってくるわ。

って。


英文法と古文法の基礎的テキストを

買ってきた。



私立大学の唯一の合格校には

入学金も振り込みせず、だったので、

浪人するしか道はなかった。


もちろん、

・働く

・専門学校

という選択肢もあるけれど、これまでのことを考えるとそこに行くわけにはいかなかった。


基礎からやり直す


そっか。わかった。

後期はどうする?


約束通り、最後まで受けるよ。


出願した時、前期不合格なら、

後期もちゃんと受けに行く、

という約束をしていた。


後期出願校は前期出願校とは違い、

下見も全くしていなかったし、

本人の志望校ではなかった。


試験当日に早く家を出れば

試験時間に間に合うのだけれど、

来年前泊しないといけない大学を

受験するかもしれないし、

経験を兼ねて、前泊することにした。


前日の下見は私が付き添い、

宿泊と試験会場へ送り出しは

夫が付き添うことになった。


穏やかに後期二次試験の日を迎えたけれど、

『晴れ男』を自認する息子にとって、

台風並みの大雨の日だった。


そういえば、前期二次試験の日も

雨が降っていた。


人生って甘くないんだよ

って、天気も教えてくれてるみたいだった。


雨降って、地固まる


その言葉どおりの一年にしてほしい。