2018 LIVE REPO 20th. Oceans Ate Alaska JPN TOUR | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
前回、FALLING ASLEEPの新譜リリースショウ以来
 
約1ヶ月ぶりのライブ参戦。
 
会場は、個人的にも初となる新宿SCIENCE
 
日本の文化に感銘を受け、
 
日本の楽器を取り入れた作品を昨年リリースした
 
このバンドが、晴れて日本の地に足を踏み入れます。
 
 
 
Oceans Ate Alaska
Japan Tour 2018
 
 
 
Fearless Records 注目の
 
プログレッシブメタルコアのOAA
 
初のJapan Tour!
 
昨年リリースされたアルバムHikari はその名の通り
 
日本に色々と影響を受けて作成されたアルバム。
 
そんな彼らがこうして日本に来れたことに
 
喜びを感じないハズはないでしょうね。
 
そんなOAA来日を実現させてくれたのは、
 
5月にBad Omens 初の来日を成功に納めた
 
MHz FEST
 
そのBad Omens ぶり、個人的にも
 
2度目のMHz FEST preですが
 
ホント、バンドもファンも待望している
 
来日公演を敢行してくれるのは感謝感謝。
 
既に福岡、大阪、名古屋とこなしてきてますが
 
SNSを見る限り、現地の反応も上々。
 
しかも、今日の新宿SCIENCE公演、
 
 

 
見事sold out!(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチパチ
 
今ってMHz FESTをはじめ、
 
小さなとこが頑張ってくれていて、
 
海外バンドの来日自体はかなり増えてるのに
 
会場はけっこうな小箱ですら
 
チケットのsoldって全然ないじゃないですか。
 
それがこうしてsoldするって、
 
なかなかの快挙なんじゃないでしょうか?
 
自分自身、当日券なしでsoldした公演自体、
 
めちゃくちゃ久しぶりな気がします。
 
 
 
今回は、昨年の11月以来
 
早くも2度目の来日となるデンマークの英雄、
 
既にUKのフェスでOAAとも共演している
 
Siamese も帯同していて、国内のメンツも
 
自分の好きなバンドしかいないという珠玉のラインナップ!
 
こんなの言われなくても楽しみだよね\(^o^)/
 
少し早めの開場時間ながら、
 
自分も頭っから会場へ向かいます。
 
とはいえ、このクソ暑いクソ夏に
 
駅から少し離れた開場まで歩くだけで
 
Tシャツにはバッチリ汗跡が出来るので
 
ホント、夏に対するイライラだけは尽きませんが…(# -皿-)凸 fxxk!!
 
 
会場につくと、まさかの
 
入場待機列!∑(・ω・ノ)ノ
 
マジかよ久しくこんな光景も見てなかったな…
 
 
機材トラブルにより、
 
スタッフさんから早くも10分押しが告知されましたが
 
クッソ… 時期が夏じゃなければ…(# -皿-)イライラ
 
 
そして階段を下り、エントランス前が喫煙所…
 
待ってるだけでクソみたいな煙を嫌でも浴びるハメに…
 
夏ってだけでイライラも倍増ですよ…(# -皿-)
 
 
ポスターをもらって中に入ると、通路には早くも物販待機列。
 
もう並ぶのもだりーわ!
 
と、フロアへ直行。
 
帰る頃にはマイサイズなくなってるだろうな。
 
これも全部クソ暑い夏が悪いわ←
 
 
SCIENCE初めて来たけど、割りと新しい?
 
そしてフロアは縦に長い感じ。
 
そしてステージはやや高め。
 
自分みたいなチビにはちょっとありがたい仕様。
 
でも、目の前にデカイの立たれたら意味ないですが。
 
時間もそこそこに、最初のバンド
 
 
OP.Act NORTHERN CROSSROADS
soldの甲斐あり、オープニングから
客入りは上々の中、最初を飾るバンド。
初見だったBack Garden Light の時から
なんかもうお馴染み感のあるNORTHERN CROSSROADS
 
 
お馴染み感はあっても、悪いどころか
なんか微妙だな…って思ったことすらありません。
キャリア的にも、やっぱり最初の方に回されがちですが
順番なんて関係なく、
きっちり自分たちのライブをこなす姿は
いつ見ても好感です。
アングラシーンでの知名度も徐々に増えてるでしょう。
ライブでやるくらいの曲はあるワケだし、
そろそろ4~5曲入りEPのリリースくらいは
期待したいとこです。
 
 
 
 
EMPTYSCENARIO
こちらも順調に見る回数を重ねてきている
EMPTYSCENARIO
初期から徐々に音楽性を変えつつ来ていて、
そろそろ自分たちの色が定まってきた感じしますね。
っていうのも、前回Bad Omens の時に、
gt.Fukaseさんと色々と話したことも踏まえてですが。
いやはや、この先も
楽しみなバンドであるのは間違いないです( *´艸`)
来るべき時に備え、今は過去の曲すらも
YouTube上から消えてしまい、リンクは貼れませんが
今の路線のサウンド、けっこう気に入ってます。
 
そしてそのFukaseさん、今日もステージ上では
にっこにこ
彼の本当に楽しそうにギター弾く姿は
初見の時からずっと、見ていてとても好感です。
 
 
 
 
 
A Ghost Of Flare
3組目のAGOFも、昨年1年間で
すっかりお馴染みバンドになりました。
そして今年も着々と見る回数を増やしてます。
と言っても、今日で今年2回目ですが笑
今回のサポートドラムは、あの田浦 楽!
このへんのシーンが好きな人なら
知らぬ人いないレベルの有名ドラマーですが
もうね、サウンドチェックが単独ドラムソロ!
ありゃ笑っちゃうレベルでスゲーわwww
終わったあとに拍手起きたからねw
 
さて、そんなAGOFのライブですが、
最近の定番"Smoke and Mirror"から始まりましたが
やはり楽さんの激烈ドラムがやべぇw
ドラムが違うだけで、こうも違うかねと。
やっぱドラムって大事なんだなって改めて。
 
 
そんな強力なドラムを迎えたAGOFのライブも、
新曲の"DEATH THROES"も好調。
 
終盤、キラーチューン"Rain Named Desire"が来ると、
フロアが狂乱の渦へと変化しました。
モッシュにダイブ、フロアのカオス化待ったなし!
 
 
前2バンドよりキャリアも長い為、
ここからライブ熱も一気に上昇!
ヤバイくらい盛り上がりましたね。
自分は今のvo.YojiroさんになってからAGOF入りしたけど
そのボーカルが変わったことで離れた人もいるでしょう。
逆に、それでも今なおAGOFを追ってる人もいる。
それを改めて認識できるようなライブでした。
 
 
 
 
Sailing Before The Wind
てっきりAGOFが国内バンド最後なのかと思った。
国内組ラストのSBTWも、お馴染みなんだけど
新曲がないので、ここ最近はライブ見てても
ちょっとマンネリ感ありますが(。-∀-)笑
AGOFの"Rain~"みたいな、一撃必殺の
フロアぶち上げ曲みたいのもないじゃないですか。
 
 
とはいえ、ライブは見てていつも楽しいし、
パフォーマンスが落ちてるなんて微塵も思わないし、
安定感も抜群なんですけどね。
こうした実力が間違いないからこそ、
この新曲なし、今の知名度、色んな現状が
とても勿体ないし、残念だなぁ…
と、最近SBTWを見るたびに感じることではあります。
リスナー目線だし、そこはどうしてもね(。-∀-)笑
 
 
 
 
 
Siamese
今回のメインがOAAってことを考えると、
少し違和感あるラインナップにも感じるSiamese
ま、でもそこはね、冒頭でも言いましたが、
日にちは別だったとはいえ、海外では
OAAと共に同じフェスにも出てますしね。
何よりライブのクオリティ的には申し分なし。
そしてvo.Mirza がステージに現れると
 
コニチワー、トーキョー!
 
と、陽気なおじさんがwww
日本満喫しすぎやw いや、嬉しいけどもw
そしてライブが始まるや、いきなりの新曲。
 
 
そして2曲目には、Siamese の楽曲の中でも数少ない
アグレッシブさを全面に押し出した"Cities" を早くも。
序盤に新曲?がメインを占めたが、
"Brother" 以降は最新作『Shamless』 からのセトリ。
しかしね!今回、昨年と違うのは
バンドメンバーがフルラインナップで
昨年はギターに回っていたChristian
 
 
本来の役割通り、バイオリンを弾いていること!
このSiamese が見たかったのよ!このSiamese が!
これだけで曲の壮大さ、劇場感が増すってもんです。
そして"My Turn" が終わったあと、
Mirza の日本語お披露目タイムへw
 
でんまーくカラ、キマシタ!
ボクラーハ、サイアミーズ!
 
ハイ、よくできましたw
そして、今回の主催であるいさみさん、
Siamese の来日を取り仕切るRNRのワッキーさん、
今日の出演バンド全ての名前を呼び、
感謝をしていました。
今日は箱への感謝は忘れてたみたいだけど、
やっぱりこう、なかなかいない人柄よね。
そういったところが、母国デンマークでは
彼らが英雄と称される所以のひとつでもあるんでしょう。
それは前回来日のレポでも書いたので、
今日改めて書くことはしませんが。
 
 
そして、残り3曲だとコールされ
最初にきた曲はMVにもなっている"Tunnelvision"
ここではChristian がギターに持ち変えていました。
 
同じくMV化されている"Soul & Chamicals" へ。
Christian は再びバイオリンに持ち変え
曲の良さを底上げしてくれます。
 
 
ラストは、『Shameless』 の1曲目"Ablaze" をプレイし
Mirza はフロアへ降り、オーディエンスの中で
歌っていました。
 
最後に1分、みんなで騒ごう!
 
と、Mirza が呼び掛けると、
前回の来日でもやった、ラスト1分のもみくちゃタイムw
これにフロアもしっかり応え、
モッシュの波が巻き起こってました。
こうして最初から最後まで、
オーディエンスを楽しませることに長けた、
ベテランバンドのライブは今回も秀逸過ぎて、
ラインナップの違和感など感じさせないほどに
フロアを盛り上げ、最高のライブを見せてくれました。
さすが!キャリアの成せるワザ!でしたね。
 
 
しかし、少し残念だったのは
せっかくバイオリン取り入れたフルバンドなのに、
原曲ではバイオリンが活きるような曲が、
セトリには入ってなかったことかなぁ(。>д<)
それでもやっぱね、バイオリンがあることで
ライブも昨年以上に素晴らしかったけど…
せめて、"Tomorrow Never Dies"
やって欲しかったなぁ(´・ω・`)
 
 
 
 
さて、おまちかねのトリですが
 
始まる前に暗幕でステージが遮られました。
 
まぁ、小箱だし、隠されたところで
 
特別なサプライズがあるワケでもあんめぇ( ´ω`)
 
と、別段気にしませんでしたが。
 
そして転換中のBGMが止むと、歓声と共に幕が
 
手動で開く!
 
あまりにアナログすぎて、
 
開けてるスタッフさんには申し訳ないけど
 
ちょっと笑ってしまったw
 
それはヽ(・∀・ヽ)(っ・∀・)っ置いといて
 
 
 
 
Oceans Ate Alaska
SEが止むと、『Hikari』 の1曲目である
和の雰囲気を持った"Benzaiten" が流れ
次々とメンバーがステージに姿を見せます。
最後にvo.Jake が現れ
Tokyo!!
と、一言。
フロアの密集度も一際高くなったところで
"Benzaiten" の流れから、そのまま"Covert" をプレイ。
 
 
テクニカルなギタープレイもさることながら、
やはり注目すべきはChris のバカテクドラム!
soldゆえの客の多さに満員電車並のすし詰め感、
オマケに前には自分よりでかいのもいるしで、
冒頭での不安が予想通り、もはやステージなんて
一切見えませんが(。-∀-)苦笑
でも、耳で聴いてるだけでもわかる、
音源と違わぬ楽器隊のハイクオリティなプレイ。
それだけでも、やべースゲー!と思ってました。
 
 
このように、人のスマホ越し or 自分のスマホでしか
ステージを見ることは叶わなかったですが、
soldだからこそ、待ち望んでいたファンも多く、
シンガロングパートのある曲では、
大きなシンガロングがきっちり成されていました。
soldしたライブに来るのもかなり久々だし、
こういったフロアからのシンガロングも、
バンドが満足するレベルのものが聴けたライブも
だいぶ久しぶりな気がします。
"Floorboards" "Hansha" とかは
そういった点でもかなり良かったんじゃないかと。
 
 
ハイ、今回のベストショット。
今回はNEWスマホにして初のライブだったので、
カメラ性能のテストも兼ねて、NORTHERNから
ちょこちょこ写真撮ってましたが。
最新機器とはいえ、前と同じSHARPE製
暗所と赤系照明に弱いのは相変わらずでしたが、
腐ってもそこは今夏モデルの最新スペック搭載
前スマホよりも遥かに良き写真撮れますね。
照明の具合を気にして、
敢えてモノクロで撮ることもあった前スマホですが
今のはそんなことしなくても大丈夫そうで何より。
 
余計な話題をぶち込みましたが。
カバーコンピでお馴染み『Punk Goes Pop』 シリーズの
6作目に収録されたBeyonce のカバー、
"Drunk In Love" もバッチリプレイしてくれました。
 
 
テクニカルなプレイと、強靭なスクリームなバンドながら
終盤はJake のクリーンがガス欠気味だったのが
少し残念でしたね。
声が出ないなんて、CNCC、The Afterimase に続き
今年3回目なんで、もう慣れたもんですが(。-∀-)笑
PeripherySpencerIssuesTyler レベルになれ
なんて無茶振りする気は全くないですが笑
最近のバンドはライブでのクリーンが課題
みたいになりつつある気がするのが何とも。
頑張れ!としかこちらは言えませんが笑
あれ?そう考えると、きっちり出来てる
ASLWのAlex は実はすごいヤツ…?←
 
 
しかし、フロア大熱狂のままライブを終えても、
やはりアンコールを要求するのはオーディエンスの性!
そして戻ってきたメンバーから、プレイされた楽曲は
 
 
"Clocks"
これにはオーディエンスも大歓喜。
最後の最後までフロアの熱は冷めることなく、
灼熱のステージを披露し、
Japan Tour4日目を締めくくりました。
 
 
 
 
 
レポはだいぶ省いて書きましたが、
あんなすし詰めのフロアでセトリ覚えるなんて(ヾノ・∀・`)ムリムリ
ただ、setlist.FMに上がってる最新のセトリと
ほとんど変わらないと思います。
今回のJapan Tour、なかなかセトリが出回らないのは
終演後にばら蒔いてないのと、
確実に覚えてられる人がいなかったのと、
setlist.FMのとほぼ同じだからいっか、と思ってる人
この3つが大きな要素な気がします。
 
 
 
ライブが終わり、混雑を避ける為
 
少しフロアに残ってたら、お久しぶりのシンさんに手招きされ
 
紙切れをいただいた。セトリか?!と思いきや
 
 
カンペやないかい!wwwww
 
ASLWの時のボードといい、今回といい、
 
ワタシをゴミ処理係にするのはやめてくれませんかねw
 
バンドのもんなら何でもいいワケちゃうぞ!w
 
 
 
フロアが空きつつも、マーチテーブルの方は大混雑…
 
メンバーはそっちにいるのか、と向かい
 
OAAメンバーにサイン、Siamese とは写真と
 
正式加入した新ベースのイケメンにサインをもらい
 
 
ミッションコンプリート
 
で、帰り際にEMPTYのテーブルで
 
Fukaseさんと少しだけ話して、会場をあとに。
 
 
 
 
 
 
暑ィわクソが!
 
ただでさえ、このクソ暑さのせいで夏嫌いなのに
 
真夏の小箱soldはダメだわ、ホント。
 
ま、でもね
 
それで主催とバンドが潤うんだから
 
これ以上の喜びはないですよ。
 
 
 
さて、こうして
 
バンドも、ファンも、主催も満足な1日が終わりましたが
 
なかなかに海外の現行若手バンドシーンの
 
日本での劣悪環境は留まること知らずなのは
 
今も変わらないし、むしろ年月、月日の経過により
 
どんどん悪くなっていってる気がします。
 
まず、その影響のひとつとして
 
海外バンドの国内盤リリースが減っている。
 
OAAのような若手バンドはなおのことです。
 
それは、こういったシーンを追っている人なら
 
気付いてるだろうし、わかってると思います。
 
やっぱり海外のバンドが来日するにあたって
 
"国内盤"ってのはとても重要な要素なワケで。
 
でも、そういった国内盤リリースが減っているのに
 
何故、こういったバンドの来日が後を断たないのか?
 
呼んでくれる人たちがいるからですよね。
 
今回のことに関しても
 
OAAがMHz FESTで呼ばれなかったとしたら、
 
OAAの来日なんていつになるかわかったもんじゃないし
 
もしかしたら、来日しなかった可能性だって十分ある。
 
バンドがせっかく、
 
日本を意識しての作品を作ってくれたにも関わらず。
 
それってあんまりですよね。
 
でも、それが無駄にならないように、
 
確かに国内盤は出なかったけど、
 
こうしてOAAは来日することができました。
 
しかも今日の公演はsold outという最高の結果に。
 
そこは待ち望んでいたファンやリスナーのおかげに
 
他ならないし、そもそもは
 
OAA来日の話を出してくれた
 
MHz FESTにまずは多大な感謝ですよね。
 
 
しかも、そんな状況で来日してくれても
 
soldするなんて、今の時代ホントに稀になってるのに
 
今日はsold outですもんね。
 
こういったことが続いていけば
 
徐々にではあるものの、海外の若手バンドシーンの
 
日本での立ち位置も、少しずつでも
 
上向いていくんじゃないでしょうか。
 
 
 
好きなバンドがいるなら欠かさず情報をチェックし
 
音源をリリースするなら買う、
 
来日してくれるなら何がなんでも行く、
 
それだけで変わることは大いにあります。
 
そういったことを意識するリスナーが増えることを願うし
 
OAAの残りのツアーも成功することを祈りつつ
 
今日はここまでとしましょう。
 
 
 
 
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