今日、Twitterで自分のTLにこんなものが回ってきましたｗ
わろたｗｗｗｗｗ
しかも妙にクオリティ高いのがまたｗｗｗ
こんなんファンに怒られるやろｗ
の言葉と共に回ってきましたが、
これに関してホントに目くじら立ててる○○Rerがいるとしたら
こういった明らかにネタと思われるものに
マジに反応してもしょうがないだろｗ としか言えない。
そういうのがコンテンツを狭く、つまらなくすることに気付け。
これはこれでかなり完成度の高いネタだと思います、えぇｗｗｗ
どうも、トトです。
と、まぁ
本日は、そんなお気楽ネタがメインではなく、
久々に"解散"シリーズです。
今回、取り上げるバンド的に、
こちらの界隈は個人的にはメインではないし
それ故に情報を得るのが非常に遅れてしまいました。
このバンドをメインで記事を書いたことはないですが
いくつか、このバンドを挙げた記事を書いたこともあります。
最近どうしてんのかなー、なんて調べてみると
なんと、２年前に解散してしまっているじゃないですか…
ってことで、今回筆を執った次第です。
Sister Sin
現代で才を放つ古き良き正統派HR/HMバンド
紅一点のボーカル、Liv 嬢を擁する
スウェーデンのHR/HMバンドSister Sin
日本は当然のことながら、
世界でも、そこまで知名度に長けたバンドではなかったでしょう。
しかし、その実力はかなり高く
現代に於いて、80～90sのHR/HMサウンドを再現する
貴重なバンドだったように思います。
こういった本格的なHR/HMバンド、サウンドに入るキッカケは
自分の中では、このSister Sin に他なりません。
このバンドを聴けて、カッコイイと思えたが故に
こちらの方面へも、足を伸ばすことができたと思います。
とはいえ、最初に言ったように
自分がメインで聴いているシーンの音楽ではない為、
このシーンへの確かな耳を持ってるワケでもなく、
知識も乏しいのは間違いないです。
来日も当然なかった為に、そこまで聴きこんでもいませんが
一聴して良さを実感したのは確かです。
解散したものを、そのまま終わらせてしまうのはもったいない
と、いうのがこの解散バンドを特集したテーマで
お送りする記事なので。
今回も、バンドの音源を自分なりの言葉で
紹介していきたいと思います。
『Dance of The Wicked』（2003, 2013）
- Paint It Black (The Rolling Stones cover)
バンド初の音源。2013年にはリイシュー版もリリースされてます。
１枚目から、古き良きオールドスクールな
HR/HMなサウンドが素晴らしい。
オーディエンスの歓声が入り交じる、ライブ版のような
"Kiss Of The Sky" を皮切りに、
２曲目のタイトルトラック"Dance of the Wicked" も
ミドルテンポながらガッツリヘヴィなサウンドが光る。
少しテンポアップし、良きロックサウンドの"Fall Into My Dreams"
"Love Lies" で割ときれいなクリーンボーカルかと思いきや
続く"Dirty Domn" では、タイトルの如く、
vo.Liv の汚い(褒め言葉)迫力あるシャウトも披露。
The Rolling Stones のカバー"Paint It Black" では
原曲の良さもありつつ、上手くSister Sin 色が出る
良質カバーとなっています。
音楽性から考えれば、またカバーするバンド、
カバーする曲も、非常に"らしい"ですね。
『Switchblade Serenades』（2008）
- One Out of Ten
- On Parole
1stから５年の月日が経っているせいか、
バンドの成長、Liv の成長が実感できる2nd。
１曲目の"Beat The Street" からアグレッシブなサウンドと
シャウト気味なLiv のボーカルがすごく良い。
そして、自然と頭を振りたくなる２曲目の"Death Will Great Us"
MV化されアップテンポに展開する３曲目の"One Out Of Ten"
続く４曲目の"Breaking New Ground"と、
個人的にツボるHR/HMサウンドで非常に好感。
One Out Of Ten は終わり方がライブの曲終わりっぽく
Breaking New Ground はわかりやすいシンガロングパートが熱い。
今作の中で個人的に最も気に入ったのは
作中でもの攻め感が光る６曲目"Make My Day" と
ラスト11曲目"Eye To Eye"
メロディに惹かれた10曲目"All Systems Go"の３つ。
バンド５年ぶりの新譜は攻めまくりで、
スローテンポな曲などひとつもないという仕上がり。
『True Sound of the Underground』（2010）
- Sound of the Underground
- Outrage
- 24-7
１曲目からタイトルトラックの"True Sound of the Underground"
１曲目ならではの勢いを持った曲で始まる3rd。
MV化されている４曲目の"24-7" では、テンポ、
サウンド共にFFDPが好きな人にも受けそうな
ストレートなHR/HMサウンドが非常に良い。
そんな女性ボーカルながら、アツいHR/HM魂を
感じさせるサウンドが並ぶ中、今作では
10曲目"Nailbiter"、そして
ラスト11曲目の"Beat Em Down" が気に入りました。
やっぱり自分の好みとして、
多少アップテンポなものが良いんですよね。
『Now And Forever』（2012）
４作目のアルバム、最初の曲"MMXll" は
次への伏線となる静かに妖しい1分弱のSE曲。
そして、一気に爆発する２曲目"End of the Line" へ。
ラストへ向かうクサいソロはたまりませんね。
10曲目の"Shades of Black" はミドルバラードながらも
HR/HMサウンドは全く損なっていない力強いミドルバラード。
続く"Morning After" は、序盤部分は
ストリングスとピアノで弾き語り、
後半に差し掛かる部分で、バンドサウンドが導入される
歌ものHR/HMのスローバラードです。
４枚目にもなるのに、バンドの根底にあるサウンドは
全く揺らぐことなく、初期から一貫した
HR/HMを貫いています。
そしてこの年にMotörhead のカバー曲をリリースしてます。
３年後の2015年には、Motörhead の
Vo/Ba.Lemmy Kilmister が亡くなってしまいましたが
その際も、この曲をシェアしR.I.P.を捧げていました。
『Black Lotus』（2014）
残念ながら最後の作品となってしまった５枚目。
収録曲数もこれまでと比べて少なく、全９曲。
しかし、オールドスクールなHR/HMサウンドは
もちろん今作も健在。
HRよりもHM感が前面に出た１曲目"Flood for Worms"
３曲目の"Au Revoir" もメタル感は強し。
そしてストリングスや壮大なコーラスを使用し
サウンド面のスケールアップも感じられます。
5曲目"Count Me Out" 、７曲目"The Jinx"
あたりはまさにそんな感じですね。
ラストを飾る"Sail North" はシンガロングパートもあり
タイトルを叫ぶシンガロングは自分もしたい衝動に駆られます。
何だかんだで、この最後の作品が
個人的にいちばん好きなアルバムかもしれません。
HR/HMという、日本では非常に狭いコミュニティ故に
日本でこのバンドを知る人も本当に少数だったでしょう。
それでも、追う人は確実にいて
音源レビューや、解散に触れているサイトや
↓個人ブログを書いている方もいました。
【SISTER SINが解散】(HEAVY METAL NERD)
そういった知る人ぞ知るところで注目されるほど
ポテンシャルは非常に高かったバンドだと思います。
Victory Records とも契約してましたしね。
出身国がスウェーデンということもあり
Arch Enemy 、Amaranthe に次ぐ
ガールズメタルバンドになり得る実力を
兼ね備えていたバンドだったようにも思えます。
と、解散したこと自体は残念ですが
vo.Liv は新たなバンドを始め、
今年１月にLiv Sin としてシングルをリリース
その後も、アルバムリリースに先駆け
次々に曲をUP。そして4月に1stをリリースしました。
Liv Sin 『Follw Me』
01. The fall
02. Hypocrite
03. Let me out
04. Black souls
05. Godless utopia
06. Endless roads
07. Killing ourself to live
08. I'm your sin
09. Emperor of chaos
10. Immortal sin
11. The Beast inside
新しく始めたバンドも
Sister Sin 期と変わらない音楽性なところを見るに
Liv も、ホントにHR/HMが好きなんでしょうね。
このシリーズの記事、
音源、アルバム紹介をメインにしつつも、
やっぱり解散自体を惜しむ記事には変わりありませんが、
既にこうして次が動き出しているバンドだと
前向きな気持ちで終われますね。
Sinster Sin は解散してしまいましたが、
これからはLiv Sin を応援していくことにしましょう。