[解散] 次代を担うハズだったJapanese Pop Punk | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
ハイ、今月の"解散"記事。
 
ホントは書こうと思ってたバンドがいたんだけど
 
そのバンドのラストアルバムが出るってアナウンスされてから
 
今月まで粘って待ってみたものの、このままだと
 
早くてもリリースは来年になるんじゃねーか…?
 
と、思い今に至ります。
 
もー、解散自体は昨年だったのに
 
早よ最後のアルバム出してー!
 
 
ってことで今月は急遽、選出バンドを変えました。
 
題して
 
 

次代を担うハズだったJapanese Pop Punk

 
 
 
を、お送りしたいと思います。
 
海外の流行から数年の遅れを経てから
 
日本にそのブームがやってくる
 
ってのは、今やガラパゴスジャパンの特徴でもありますが。
 
昨今、海外ではリバイバル的なブームが起き

 

そのブームすら落ち着いてきてる気さえしますが
 
そこまで来て、ようやく日本にも
 
遅すぎたPOP PUNKブームが到来しているきらいがあります。
 
まだまだローカルシーンの域は出ませんが
 
若手POP PUNKバンドはどんどん出てきています。
 
そして陽の目を浴びることなく、消えていっています…
 
シーンから惜しまれつつも消えてしまった
 
そんなバンドを、今回は3つ取り上げます。
 
今月まで続けてきた解散バンドたちよりも
 
悲しいかな、音源は少ないのでね。
 
 
まずは、近年
 
最も解散を惜しまれたであろう、このバンドから。
 
 
 

After Tonight
日本の新世代ポップパンクの旗手「After Tonight」の解散が悲しすぎる】(NAVER)

契約するバンドが軒並みハイクオリティなレーベル
ICE GRILL$が唯一、契約した国内バンドAfter Tonight
解散は2年前の2014年でした。
そんなPOP PUNKキッズ誰しもが上がるIGバンドの来日時には
レーベルメイトとして、ATもほとんど帯同。
海外バンドはもちろんのこと、AT目当てに来る
お客さんも多かったように思います。


The Lenses(2011)
01. The Pillow View
02. Sleeping In, In Seahaven
03. Things That Never Were
04. Afraid To Walk
05. What Does "Zeta" Mean Anyway?
06. Time Machine (Raw Cut)

 
ATの記念すべき初の公式音源集であり1st EP、
そしてIGとしても最初の1枚となった音源。
マイクジャックするほどの圧倒的シンガロングを誇る曲が多く
中でも"Zeta"は鉄板であり至極の名曲。
"Things That Never Were"や"Afraid To Walk"も
EASYCORE寄りな所謂「現行」POP PUNKサウンドで
ライブハウスでは大盛り上がり必須のナンバー。

実はvo.Kenさん、2012年のWarped Tour
アコースティックセットで出演しており
その時に、"Sleeping In, In Seahaven"と
"Afraid To Walk"を披露している。

After Tonight
 - Afraid To Walk / Sleeping In, In Seahaven @ Vans Warped Tour 2012 in Pomona




4 Way Sprit(2014)
05. Alone
06. Swords
07. Treehouse (Alternate Version)
08. Dreams


A Loss For Words/After Tongiht/PVRIS
Wind In Sails(vo.Evan(ex.Vanna) solo project)
という、あり得ないほど豪華4バンドの
アコースティックスプリット!
IGだからこそ実現した作品だと思います。



The Canary In The Birdcage(2014)
01. Cranes
02. Swords
03. Treehouse
04. What I Have is a Map, Not a Compass
05. Graveyards
06. Common Sense
07. Nest
08. 3.20
09. The Canary in the Birdcage
10. Frozen Fingers
11. Time Machine
12. Canvas


After Tonight念願の1st fullが完成!
したと思ったら解散もアナウンスされ、
残念ながらAT史上、最初で最後のフル作になってしまった。
2013年にリリースされたシングル『Statues』からの
"Swords"と"Nest"も収録された。
"Swords"はATの中でいちばん好きだったなぁ。
MV化された"Graveyards"も
至極のエモーショナルナンバーとなっている。

IG TOURでもAT目当てに来る人も多くなってきていて、
フル作を出してこれから!って時の解散は、
ATフォロワー、IGフォロワーにも衝撃を与えたことだろう。
最初にリンクを貼った通り、NAVERにもまとめられるほど
界隈では注目されたバンドだったと思う。

バンドは解散してしまったが、vo.Kenさんは
音楽から手を引くことはなく、地道に活動を続けている。
このブログでも度々リンクを貼らせてもらった
Downtime With Ken】では
ローカルシーンながらも注目されているバンドを招いて
Web番組形式で、インタビューやオフレコ話を公開している。
Kenさん自身の【公式HP】もあるし
bandcamp】では、ソロ作の音源も公開している。

AT好きだった人にはフォローして欲しいコンテンツは
こうして散りばめられている。是非。
 
そしてAT時代の音源を入手したい人は
ICE GRILL$の【オフィシャルストア】へ是非。





HEAD OVER HEELS
 - Haters Gonna Hate
 【HEAD OVER HEELS "Live Like It's The Last Day"
(レビュー)

こちらも国内外問わず、新進気鋭のバンドと契約を交わす
Maxtreme Recordsに所属していたPOP PUNK/EASYCOREバンド
HEAD OVER HEELS
今年3月にラストライブを行い、解散。
国内での活動期間は約1年というスピード解散に至った。
 
Carousel Kings の来日サポートや
ジャカルタやインドネシアでのフェスを経験し、
その後、国内でも徐々に注目はされてきていた。
しかし、この1年という活動期間の短さと
解散発表前には新曲のリリース&MVの公開予定があったが
それも解散のゴタゴタでなしに(曲自体はWebでDL可能)
そしてこれまで何の脈絡もなかったのに、解散発表だけは、

取り上げて"もらった"感満載で、いきなりナタリーで記事にされた
あと、かなり後に知ったことで、もちろん事実かどうかは不明だが、
先月書いたノ○ヤみたいな、メンバーの良くない噂とか(ヒントはリンク貼ったMV)
それが仮に事実なら、それも解散に影響してんじゃねーの?と。
そういった解散に際してのゴタゴタがすぎて、
当時はいくつか記事にもしたが、かなりキツイことも書きました。
しかし、それは1年間応援してきた、
サポートしてきたってのが大前提にあって、
そんなキツイこと書くくらい、勿体ないなと思ったが故にです。
興味ないバンドだったら、怒りなんて向けない。
むしろ取り上げることすらしません。
 
Carousel Kings の他にも、昨年は
Hit The Lights4th 'N Goal の時もサポートに付いて
良いライブしてた。
4NGの時なんかは、ホントそれまでで
いちばん盛り上がったんじゃないかってくらい。
まぁ、何が原因で1年なんて超速で解散に至ったかはわからないけど
"勿体ない"ってのがホントに拭えません。至極残念。

 

 



PIZZA FAT GIRL
 - THE REAL NERDY GIRLS【EP】
 - HELLO SAD GIRL【EP】

Me Vs. Hero - 至高のシンガロング曲を持つUK POP PUNK
Pizza Fat Girlより大切なお知らせ
 
最後は、埼玉が生んだ国内唯一のGIRLS POP PUNK
PIZZA FAT GIRL
Vo/Gt.Kanako氏の寿退社により「終幕」らしいです。
活動期間は今日挙げた他2バンドよりも長い6年半
ラストライブは先月21日でした。
ラストだってのに、自分は夜勤で行けなかったんですけどねorz

PFGとの出会いは…… 2013年のTWY来日の時だったか。
そこからCastawayとのダブルレコ発Daylight
今年6月のMajor League のラストツアーと。
ライブを見た回数自体はそんなに多くないけど
そこらのガールズバンドには出せないヘヴィなEASYCORE的重厚感
POP PUNKの持つライトでキャッチーな部分、
EASYCOREならぬ、POPCORE的なサウンドが非常に心地良かった。
2014年のアルバムランキング】にはPFGもランクインしました。
メンバーそれぞれの"ユルさ"も相まって
ライブで見るのも楽しみだったし、楽しいステージでした。
マーチも、Man Overboard の"DEFEND POP PUNK"をもじった
"DEFEND PIZZA CREW"のデザインが良かった。
そして公式アイコンはNFGをもじったものだったり、
そういった随所にPOP PUNK好きが感じられるのも素敵でした。

で、リンク先に何故MVHの記事を貼ったかと言うと
そもそもPFGの音楽性がMVH直系みたいなところもあり、
MVHのメンバーからも、またPFGとツアーをしたい
インタビューで名指しされたり、
何よりPFGメンバーもMVH大好きで
そういったPFG×MVHが相思相愛だった故にです。

音源もリンクを貼ったEP2枚だけで
フルアルバムが出なかったことはとても残念だし、
今後、客としてライブ会場で会うことはあっても
PFGとしてステージに上がる姿を見れないのが何より残念。
 
 
 
 
 
と、いう
 
今もまだバンドを続けていれば
 
日本のPOP PUNKシーンの更なる活性化に繋がったかもしれない
 
解散を惜しむ日本のPOP PUNKバンド3選でした。
 
WE ARE THE CHAMPION$とかも挙げようと思ったけど
 
あっちはあくまで"休止"だし、
 
WATCを惜しむ、懐かしむ声を公式がたまにRTしてたりと
 
完全に沈黙してるワケじゃないので、挙げるのはやめました。
 
 
今年からこんなテーマでバンドを取り上げてるけど
 
国内外問わず、自分の好きなバンドや
 
応援していたバンドが解散するのは寂しいです。
 
それぞれのバンドに、それぞれの理由があるのは百も承知ですが
 
寂しいもんは寂しいんです。
 
そんなの、理由が判明したところでどうにかなる感情でもなし。
 
悲しみに明け暮れることもあれば
 
怒りをブチ撒けることもあるでしょう。
 
それほどに、こちらもそのバンドを好きだったってことです。
 
HOHの項でも言いましたが
 
どうでもいいと思ってる興味ないバンドだったら
 
感情なんて動きません。

 

何より、このテーマの記事に取り上げることもない。

好きの反対は嫌いではなく無関心

使い古された言葉だけど、その通りだと思ってます。
 
 
今の音楽シーン
 
国内外問わず、解散や休止をするバンドは後を絶ちません。
 
自分の好きなバンドが消えてしまう時に
 
悔いを少しでも残さないよう
 
活動している間は、ちゃんとサポートしてあげましょう。
 
リスナーに出来るのはそれしかないですから。
 
 
少ししんみりしてしまいましたが
 
本日はこれにて。
 
 
 
 
"推薦"も"解散"も
 
来月で今年最後か… 早いなー。
 
2016年最後はまた、どちらも共通したバンドを取り上げます。

 

その前に、今月の"推薦"枠も残ってます。
 
どうぞ、お楽しみに。