Bad Omens『Bad Omens』Sumerian期待の新星メタルコア | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 


2ヶ月前【APMAs 2016】の記事を書いた時から

ずっと言おうと思っていたことを今ココで。

自分は洋楽が好きで、色々と聴き漁ってはいますが

何だかんだで、こうやって

(海外の)メディアに取り上げられたりだとか

著名なレーベルと契約したり、

大型フェスに名前を連ねるバンドだったり、

そういった所謂メインストリーム系のバンドが主な為、

このAPMAsに名前の出たバンドや

メンバーを知ってる人、わかる人には

きっとウチのブログ読んでも

得るものは少ないんじゃないかと。

はー…… ようやく言えた(スッキリ

とはいえね、それでも来てくれる人

更新楽しみにしてますって変わり者さんたちには

感謝してもしきれません。足向けて寝れませんね。

どうも、トトです。



今月購入予定の12枚のアルバムの内

10枚を入手しました。

その購入予定12枚の内、

今月は半分が邦楽という珍しい事態。

とはいえ、本日は取り上げるのは洋楽なんですけどね。

また溜まってきたんで、

どこかでまとめレビューもするかもですが。

とりあえず今日の1枚はコチラ




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Bad Omens『Bad Omens』
01. Glass Houses
02. Exit Wounds
03. The Worst In Me
04. F E R A L
05. Enough, Enough Now
06. Malice
07. Hedonist
08. Broken Youth
09. Crawl
10. The Letdown
11. Reprise (The Sound Of The End)
12. The Fountain

 



元々はvo.Noah のソロプロジェクトとして始まり

"バンド"として結成してからは

まだ2年しか経っていない期待の新人、Bad Omens

デビューアルバムであり、

セルフタイトル盤となる今作『Bad Omens』を

Asking Alexandria, I See Stars, Born Of Osiris

名だたるバンドが在籍するSumerian Records からリリース。

"Glass Houses"は1日で10万再生を突破し、

約4ヶ月前にUPされた"The Worst In Me"は

既に100万再生を突破している。

それほどにシーンからの注目度も高く、

期待に満ち満ちているバンドのデビューアルバム

ワクワクしながら聴いてみた。




track-01. Glass Houses
初っぱな壮大なコーラスワークから始まる
今作最初のMV曲。
勢いのある疾走系メタルコアパートを経て
サビは再びダイナミックなコーラスパートへ。
1曲目から大会場でも映えそうな曲で
これ以上ないほどに掴みはバッチリかなと。

track-02. Exit Wounds
MV曲が続く。
ここでもコーラスパートから始まり、
モッシュにもってこいなアップテンポで攻める。
こちらはコーラスよりもシンガロングパートが目立つ。
かなりライブ映えしそうな感ありあり。

track-03. The Worst In Me
前述した、公開4ヶ月で再生回数100万を突破した
今後、バンドの代表曲となりうるキラーチューン。
ミドルパートながら、壮大さはかなりのもの。
Senpiternal』『That's The Sprit』あたりの
BMTHを彷彿とさせる。
ボーカルの声?歌い方?も、ややOli っぽい。

track-04. F E R A L
前曲のアウトロと繋がるような
やや無機質に感じるイントロから始まる。
ボーカルにも少しエフェクトをかけ、
決して前に出るほど多くない控えめな打ち込みからも
イントロに感じた機械のような無機質さを感じる。

track-05. Enough, Enough Now
鍵盤の旋律が印象的なイントロから
そのままの旋律をバックにスクリームを展開。
サビはクリーンで歌い上げるが
スクリーム+鍵盤の部分がめちゃくちゃ儚げで
切なく、エモーショナル。
ラストへ向かう中で、追い討ちをかける
泣きのギターソロ…
曲の雰囲気だけで言えば、切なさ今作No.1。

track-06. Malice
そんな切なさを一気に吹っ飛ばす
アグレッシブに攻め立てるtrack-06
サビではタイトルと同ワードをシンガロング。
ブレイクダウンも曲の攻め感に一役買ってる。

track-07. Hedonist
そして再び前曲のアウトロから繋がるような
イントロから始まるtrack-07
アップテンポにリズミカルに刻む楽器隊。
クリーンよりもスクリームパートが目立ち
track-06とはまた違った攻め感がある。

track-08. Broken Youth
ヘヴィでアグレッシブなメタルコアで攻める。
サウンド面では個人的にもけっこう好きです。
サビでは浮遊感のあるギターサウンドに
エコーか?コーラスか?
微かにバックに流れるバッキングボーカルも○。

track-09. Crawl
ここでも鍵盤の旋律が印象的なイントロを奏で
しかし、track-05と違うのは
スクリームではなくクリーンで歌い上げる。
こういったサウンドをバックに歌い上げる
スクリームとクリーンでは全く聴こえ方も変わってきて
スクリームは、文字通り叫び、訴えかけるよう。
クリーンは、淡々と、じっくりと聞き入る。
ラストはまた壮大なコーラスをもって
曲の雰囲気をさらに高めている。

track-10. The Letdown
シアトリカルなストリングスと
アップテンポなドラムで攻めるイントロ。
確かにラウドな楽器隊にスクリームボーカルながら
そのシアトリカルさが曲の持つ壮大さを
底上げしているように感じる。
いいねー、やっぱストリングスから成る
シアトリカルさがある曲は好きだわ。

track-11. Reprise (The Sound Of The End)
今度は攻めのメタルコアナンバー。
サビはもはやこのバンドの、今作の目玉でもある
コーラスによるダイナミックさが引き立つ。

track-12. The Fountain
目下最新のMV曲が今作のラストを飾る。
民族調のパーカスや笛?らしきイントロが
何とも特徴的。
今作の中でも他と雰囲気が異なるが、
そこがまた面白いかなと。





って感じの

Sumerian 期待の星、Bad Omens のデビュー作。

レビューを見てもらえるだけでわかると思うが

"壮大さ"がとにかく強い。

大規模なコーラスだったり、

サウンド面でもかなりダイナミックなものを感じる。

それこそ、途中で挙げた

BMTHの『Senpiternal』や『That's The Sprit

CTEの『Retrograde』とか、

シアトリカルさを見るならCTEの『The Resistance

あたりを彷彿とさせるし、

 

そのへんが好きな人にも薦められる。

ベースはメタルコアながらも、

ニューメタのようなグルーヴ感のある曲もあるし、

上記のような現行ポスコア・メタルコアが

脱ポスコア・メタルコアしたようなバンドの特徴も

併せ持っているようにも感じた。

壮大さといえば、Sumerian のレーベルメイト

Born Of Osiris もいるし

やっぱりSumerian と契約は正解だったのかな?


少し前に【BMTHの『Senpiternal』と比較された

ってニュースが話題になったように

そう言われるのも納得だった。

まぁ、バンドの声明を見るに

単にBMTHのことは確実に好きで、

少なからず影響を受けているところもあるんだろう。



そのSumerian からデビューした期待の新人。

来月末から始まる、Sumerian の10周年記念ツアーにも

しっかりと名前が入っている。

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レーベルからの期待も高いことの証明だろう。

とりあえずメンツが良すぎて

そのまま日本でもやってくry



そもそもこのBad Omens

少し前から当ブログでも度々取り上げている

いさみめがへるつさんがキッカケで知ったバンドです。

ゴシック、ダーク、シアトリカル、シンフォニック…

そんな曲やバンドが好きないさみさんが気に入るのも

半ば当然と思えるアルバムであり、バンドでした。

いさみさんのツイートを見てみると

Our Hollow, Our Home Imminence

この2つは1日数回、目にするレベルだし、

Sumerian からのリリースが決まったBad Omens

何度も目にしていたことがある。

故に気になっての購入、って経緯があったのです。

そしてこの方、先述のSumerian 10th

スタッフ兼カメラマンとして帯同することも決定済み。

マジで何者なんだよ… っていうね。

そしてラインナップにもあるUpon A Burning Body にも

自身初のインタビューワークを行った】ことも。

マジでこの人、何者なんry


そしてSlipknot大好きすぎて

正真正銘、真のMAGGOTSとも思えるいさみさん。

先日のClown 突然の来日&サイン会にも参加し

他の方もいるからと、出待ちや入り待ちなどせず

イベントの限られた時間の中のみで楽しんだ、

MAGGOTSとしてだけではなく、そういった音楽や

バンドの"ファン"として模範的な行動もさすがでした。


まだ一度しかお会いしたことはないですが

Twitterやブログを見ている限り

本当の"音楽好き"ってこういう人なんだな

って、いつも改めて思わされてます。



と、そんないさみさんの新たなコラムがスタート。

そして、自身のことを語りました↓

ファンクラブコラムがスタートしました(&改めてISAMIMHZの活動や私について)


やっぱりこの人、とんでもなく"音楽好き"だよ。

口だけ音楽好きじゃなくて、こういった音楽好きな人が

日本にも一人でも多く増えていけばいいのに…

そして新たにスタートしたコラムがコチラ↓

 


(CAMPFIRE)
ISAMIMHZ ファンクラブコラム【Live YouR LiFe】スタート!
2016年に取材/撮影したバンドの総集編冊子制作プロジェクト第二弾!


ひとつは月額制のものですが、

もうひとつは、そもそもかなり短期間限定のものだし、

こうして自分のレスポンスが遅れたことも相まって

期日も残り僅かですが、

そんないさみさんの人柄に惹かれた
そんないさみさんの夢を叶える手伝いをしたい
いさみさんがプッシュするバンドの裏話を知りたい


等々

いさみさんに対する興味・関心が少しでも湧いた方、

いさみさんの思いに共感・感銘を受けた方、

日本は当然ながら、海外ですらまだまだ駆け出しのバンドを
もしかしたらいさみさんが連れてきてくれるかもしれない…


と、いさみさんに可能性を見出した方、

そんな人たちは、自身のお財布事情と気持ちが許す限り

支援していただけたらと思います。