国内でも海外でもそうだけど
バンドを解散した後のメンバーのSNSとか見てっとさ、
この人は続けたかったんだなー、とか
この人は解散したかったんだなー、とか
やっぱ不仲だったのかなー、とか
解散したバンドに思い入れないのかなー、とか
第三者、客観的だから故に
そう見えちゃうことってあるよね。
メンバー自身が引きずりまくってんのも良くないけど
やっぱりその解散してしまったバンドが好きだった人からすると
疑いの目で見ちゃう部分ってのはどうしても出てくるよね。
どうも、トトです。
そんなのはこっちじゃなくて
【解】Broke up band【散】の方に書くべきでしたね笑
ってことで、今回は【推】Recommend【推】です。
先日のOUTBURNでは、フロントマンダウンにより
不完全燃焼に終わってしまったけども
今回はそのOUTBURNで来日してくれた
このバンドを元に書き殴っていきましょう。
UKはウェールズが誇るメタルバンドBFMV
今や世界的な知名度や人気も高く
メタルフェスに呼ばれても文句など一切出ない
むしろ大歓迎されるようなバンドですね。
ヘヴィでスラッシー、それに加え
近年のメタルコア的な要素も垣間見える。
そんなBFMVの音楽性に沿ったバンドを
完全なる独断と偏見で羅列してみる。
ますはこちら
Trivium (US)
BFMV共々、今月に来日公演をしてくれたUS産メタルバンド。
単独のヘッドライン公演は実に７年ぶり。
いやー、しかし
Trivium との対バンライブを日本で実現してほしかった…
このバンドの何より特筆すべきは、vo.Matthew が
山口県の岩国基地生まれで、母親は日本人であるという事実。
それ故か、日本のTrivium リスナーの間では
キイチ、キイチ君、キーちゃんなどと呼ばれることも(本名：Matthew Kiichi Heafy)
個人的には"キイチ"呼びです笑
調べたらまさかの自分と同学年だってことも判明(1986年1月生まれ)
『将軍(SHOGUN)』という日本名のアルバムを出したり、
"Kirisute Gomen(切り捨て御免)"という曲があったりと
日本生まれであり、親日であることを思わせるものも。
初期の頃から話題性は高く、BFMV、後述のA7Xと共に
"新世代メタル"御三家の一角に数えられる。
こちらもメタラーが絶賛するメロデス由来の初期の曲から
キャリアを重ねるに連れてメタラーのみならず
ヘヴィ・ミュージック好きに広く好まれる音に変わってきた。
完全にメタル寄りなメタルコア的な音はもちろん
昨年リリースされた最新作の『Silence In The Snow』は
ミドルテンポの曲が増え、スクリームなしの完全"歌モノ"アルバム。
それまでのハイテンポで、攻撃性の高い
それこそBFMVが好きな人からは、やや難色を示す作品だと思う。
故に全音源通して、Trivium の方がへヴィさは勝るようにも思う。
BFMVが"速さ"なら、Trivium は"重さ"だ。
BFMVが好きな人には
5th『In Waves』、6th『Vengeance Falls』あたりをオススメしたい。
Trivium
- Anthem (We Are The Fire)
- Down From The Sky
- A Gunshot To The Head Of Trepidation
- In Waves (LIVE: Chapman Studios)
- Strife
- Until The World Goes Cold
Avenged Sevenfold (US)
画像のように、羽根の生えたスカルのアイコンが特徴で
BFMV、Trivium と共に00年代の"新世代メタル"に数えられる
USのメタルバンド。略称はA7X
しかし、その３バンドの中でも人気・知名度でいくと
間違いなくA7Xがトップだと思う。
YouTubeで「circle pit」と検索すると
【MEGA Circle Pit - A7X Crossroads Mosh Riff】
という、Rock am Ring 2011でのA7Xライブで起こった
クソでかいサークル動画がいちばん上に出てくる。
サークル動画の中では、これが最も視聴回数が多い。
海外ならではの巨大サークル…… 楽しそう←
初期こそBFMVのようなメタルコア要素もある音だったが
徐々に正統派メタルの流れに。
自分もそうだが、BFMVが好きな人なら
A7Xも初期の方が間違いなく気に入ると思う。
アルバムでいうところの
1st『Sounding the Seventh Trumpet』をオススメしておく。
Avenged Sevenfold
- The Art Of Subconscious Illusion
- Unholy Confessions
- Bat Country
- Afterlife
- Nightmare
- Shepherd Of Fire
Glamour Of The Kill (UK)
BFMVと同じくUK出身で、音楽性も似ていることから
"ポストBFMV"、"BFMVの弟分"と言われていたバンド。
最近のメタルバンドにしては、クリーンがそこそこに高く
声質的にもちょっとエモ寄りにすら聴こえる。
メタルバンドとしてはそこが多少ウィークポイントになってる気もするが
それ故のキャッチーさというか、聴きやすさみたいなものはあると思う。
メタル系が苦手な人にも耳障りの良い"歌ものメタル"的な感じがある。
とはいえ、スクリームパートもガッツリあるのでそこは安心してほしい。
BFMV好きにはこれ以上ないくらいにオススメだが
近年の波に呑まれ、このバンドも昨年解散してしまっている。
先の4NGみたいなことがない限り、
来月の解散バンド記事は、このバンドで書こうと思っている。
このバンドも解散が非常に惜しまれるバンドなのは間違いない。
【"LOUD PARK 14"で来日した GLAMOUR OF THE KILL、解散を発表】
(激ロック)
Glamour Of The Kill
- Feeling Alive
- If Only She Knew
- Second Chance
- Out Of Cntrol (Feat. Jacoby Shaddix)
- Blood Drunk
AxeWound (UK)
BFMVを昔から好きな人は知ってる人も多いだろう
BFMVのMatt 、Cancer Bats のLiam らによる
スーパーグループ！ってのが宣伝文句なバンド。
2012年にデビュー、そしてアルバムを１枚出し
それ以降、目だった活動はない。
カテゴリ的には"メタルコア"に分類されるだろうが
それだけに収まらないグルーヴ感もある。
スラッシーなリフで駆け抜ける疾走感のある曲や
聴かせるメタルバラードもあり、
ハードコア由来のヘヴィなブレイクダウンのある曲も。
ザックザクに刻むギター、バスドラ連打系ドコドコ感
確かな"メタル"感がありながらも、
やはり全体としてみるとメタルコア。
中でも注視すべきは、パワフルで手数の多いドラムの存在。
メタル、メタルコアが好きな人はもちろん、
ジャンル関係なくドラム好きって人にも是非。
Moose が一時離脱したあと、BFMVにサポートで入ったドラムは
このバンドのJason だ。
従来のBFMVっぽさはないにしても、
Matt の甘いクリーンが聴けるだけでも満足する人もいるだろう。
しかし、聴けばMatt のクリーンだけでなくスクリームもあるし
何より攻撃的なサウンドに打ち拉がれること必須。
BFMV好きが聴いても損はないバンドであることは間違いない。
AxeWound
- Cold
- Exorchrist
- Post Apocalyptic Party
Silent Civilian (US)
Spineshank というバンドのボーカルが一時期脱退し、
新たに始めたバンド。
今回の記事にはちょっと色違いなので出さないけど
Spineshank 自体はまた別記事で出すでしょう。
そんなSpineshank をより攻撃的に
スラッシュ、メロデス寄りに。
wiki的カテゴライズはメタルコア。
このバンドはSpineshank と同時に知ったバンドで
むしろBFMVが好きなら… と薦められたバンドでもある。
男臭く、漢らしい硬派な印象を受ける。
BFMVが好きならってのはもちろん
As I Lay Dying やAll That Remains
Killswitch Engage、Shadows Fall 等々
時代を彩ったメタルコアバンドが好きな人にも是非。
ただ、長所であり短所を挙げるとすれば…
ボーカルの容姿が微妙ｗ
そこを短所としたのは言わずもがな
バンドのフロントマンはイケメンが多いこと。
長所としたのは、
顔から入るクソ女共が寄り付きにくいであろうことｗ
外見的要素ではBFMVに完敗でしょうねｗ
Silent Civilian
- Rebirth of the Temple
- The Song Remains Un-Named
- Last One Standing
Unearth (US)
↑のメタルコアバンドの羅列にこのバンドを載せなかったのは
ここで書く為だ！
先ほどの４バンドと時を同じくして
輝かしいメタルコア時代を作ったバンドのひとつ
US産のUnearth
先のOUTBURNでは、このバンドのTシャツを着て参戦した。
このバンドもむしろメタラーから一定数の評価を得ており
存分に"メタル"を感じることが出来る。
影響を受けたバンドも、BFMVとかぶるバンドを挙げているので尚更だ。
しかし、それでいてハードコアも感じられるのは
Unearth ならではのメタル"コア"たるところだろう。
初期と後期でvo.Trevor の歌唱にも変化が見られるが
もっさい男臭さは微塵も損なわれておらず。
BFMVの顔ファンクソ女共を蹴散らす勢い←
Unearth
- Zombie Autopilot
- My Will Be Done
- Sanctity Of Brothers
- Eyes of Black
- The Swarm
Sons Of Texas (US)
一時期、タワレコで猛プッシュされてたのが記憶に新しい。
特にPantera 好きに猛プッシュされていたが
BFMVが影響を受けたと公言するPantera は未聴な為、
SOTを取り上げさせてもらった。
Nickelback のChad 、Slipknot/Stone Sour のCorey のような
男臭くハスキーなボーカルの声がかっこいい。
BFMVのようにスラッシーではなく、
どっしり構えたヘヴィな面のが強いが
そこから感じられる確かなHM/HR感。
同じPantera に影響を受けたバンドとして
BFMV好きにも薦めたい期待の新鋭だ。
そしてアナウンスされたLOUDPARKにて今年来日。
行く人は是非SoTも見てみてください。
しかし、ラウパはこうやって若手・新人発掘してんのに
どうしてパンスプはできない・やらないかねぇ…
同じ企業が主催してるとは思えねぇわ。
Sons Of Texas
- Baptized In the Rio Grande
- Never Bury the Hatchet
- Blameshift
Metallica (US)
すべてのメタラー、メタルヘッズを相手取っても
このバンドの存在を蔑ろにするものはいないだろう。
1990年代に全米アルバム総売り上げ4位、
現在までに世界中で1億1000万枚以上の売上を記録するなど、
今なおHM界のトップに君臨し続けているバンド
言わずと知れたMetallica 様さま。
BFMVにも多大な影響を与えたメタルマスター。
ヾ(# ﾟДﾟ)ﾉ ﾏｽﾀｰ! ﾏｽﾀｰ!←
BFMVが知らずとも、好きでなくとも
メタルを聴く上でMetallica を聴いてないと
「お前はメタルをまるでわかってない」と
メタラーに蔑まれること必須だろう。
まず、ここに挙げたすべてのバンドを聴く前に
Metallica を聴け
と言っても過言ではないほどのバンドだ。
クソみそな暑さだった故に、トリを見ずに帰るという暴挙に出たサマソニ13
未だに後悔している…
何年先になるかわからないが、次回来日の際は絶対に見に行く。
ボーカルであり、類稀なリフマスターでもあるJames の歌唱も
過去と現在では大きく違っているが
そこはまぁ加齢に因るところもあるだろう。
リアルタイム世代でないというのもあるだろうが
個人的には現在の歌い方のほうが好きだ。
ってことで、リンクはライブ動画を中心に集めた。
むしろそっちのが凄さというか、わかりやすいだろう、と。
Metallica
- Enter Sandman
- Master Of Puppets (Live)
- Battery [2006.08.12 Tokyo Japan]
- Welcome Home (Sanitarium) (Tokyo, Japan - 2013) ※13:00～
- Ride the Lightning (MetOnTour - Osaka, Japan - 2013) ※5:02～
- Seek & Destroy (Live) [Quebec Magnetic]
と、いう感じでお送りしました。
音楽的にもなのか、客層的にもなのか、
仮にLOUDPARKに呼ばれたとしても、玄人()なメタラーに
Trivium は喜ばれても、BFMVはあまり喜ばれない気もする。
イメージとして、もはやサマソニやH.I.P.系フェスだし
何より、先日の【OUTBURN】の感じだと余計にね…
とはいえ、
なんだかんだ言ってもBFMVはメタルバンドですよ。
それは別にメタラーだけの共通見解でもなく。
メタラーでなくとも、そういう判別がわかりやすいのがBFMV
ってことを知ってもらえたら幸いです。
でもって、この記事からメタルに目覚める人…… は、出ないか笑
そもそも自分自身が、間違ってもメタラーではないしね。
自分よりもっと深くメタル音楽が知りたいなら
ネットで検索すりゃいくらでも出てくるし。
今年になって相互読者登録をした
Coremetalさんのブログをオススメしときましょう。
【Headbang in Wonderland】
ま、メタラーなんぞにならなくても
たくさんのバンド、たくさんの音楽を知った方が
音楽の楽しみも増えるだろ？
それがこのテーマで記事を書こうと思った大元のキッカケなので。
こうして、BFMVから広がりが持たせられたら幸いです。
ではでは、今回取り上げたバンド的にも
このブログに似つかわしくない言葉で終わりましょうかね
＼ｍ／ STAY METAL ＼ｍ／