FACT好きにオススメするバンド9選。(2017/02/20追記) | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。



先日は【解散バンド】の方で、FACTの曲や音源と共に

FACTというバンド紹介記事を、新企画の第一弾として上げました。

そして今回は、年明けの記事で言っていた新企画の第2弾です!

題して


 

 

 
FACTが好きなら、コレを聴け!
 
 
 
です。
 
近年で最も惜しまれつつ解散してしまったFACT

そんなFACTロスに悩む人に

FACT好きには気に入ってもらえるであろうバンドを紹介する!

と、いう企画です。しかし、

この記事自体、個人的にも書こうかどうしようか迷いました。

というのも


FACTみたいなバンドは、ホントにいない


いないんだなぁ、ホントに。
 
日本国内に関してはまず間違いなくいないし、
 
海外を探してもFACTみたいな音楽やってるバンドってそうそういない。
 
クソ音楽後進国ながら
 
そんな日本が生み出した、唯一無二の音出すバンドだと思うんです。

故に前回の記事でも"唯一無二"という単語をタイトルにした。
 
そんなバンドがファンの前からいきなり姿消したんだ
 
ファンはこれから何を聴けばいいのか…
 
と、路頭に迷うこと必須。
 
そんな人たちの助けになれば… と思って記事を書こうとしたけど
 
やっぱり選出が難しすぎる

実はこの記事、もう1つ別バンドでのストックがあるんだけども

そっちで書いたバンドみたいに、ポンポン出てこねーわ。

それでも、個人的な観点から選んではみた。
 
もちろん既存のFACTリスナーからはダメ出し食らう選出もあろう。

そもそもFACTリスナーの大きな助けになるとも思ってない。

異論は大いに認める。

"choices"で、いつかの再結成を期待させるような歌詞があったとて
 
現状としてFACTはいないんだし、みんなにとってFACTがいちばんなのは

紛れもない事実というのは十分に理解した上で
 
FACTのルーツとなったPUNKHARDCOREはもちろん、
 
メタリックなリフを持つバンド、
 
シャウトはもちろん、シンガロングできるバンドまで
 
挙げていこうと思う。
 
 
まずは絶対に欠かすことの出来ないこのバンドから。
 
 
 
 

Strung Out (US)
 
FACTの15th Anniversary時のROCK-O-RAMA
そして昨年のFAT WRECK CHORDS 25thでも来日し
まさかの2年連続の来日となったStrung Out
FACT自身も、影響を受けたバンドのひとつに掲げているバンドです。
 
生粋のPUNKバンドが集まるFATに所属しながらにして
当時"FAT最速"と言われたのはダテじゃない。
そんなStrung Out と、並居るPUNKSを見に行く為にも
FACTリスナーは、昨年のFAT 25thに行って絶対に損はしないフェスだった。
 
Strung Out の"Calling"のMVと似た演出を見せたerror、
イントロがまさにFACTを彷彿とさせる"Match Book"、
FACTの代名詞とも言える"速さ"と
速曲の中に見せる"メタリックなリフ"
ここまでしておいて、FACTがStrung Out に影響受けてないハズはない。
故に15thのRORには呼んだんだろうしね。
 
むしろ、FACTを好きなら同時にStrung Out も好きでないと
おいおい、それってFACTリスナーとしてどうなの?
と言ってもいいくらいマストなバンドであることは間違いない。
 
Strung Out
 - Calling
 - Analog
 - City Lights
 - Car Crash Radio
 - Modern Drugs



 

Story of The Year (US)

FACTが"Screamo"を日本に取り入れた、とよく言われるが
FACTが結成された1999年、その2000年前後
海外でも一大Screamoブームが巻き起こっていた。
その頃は"Post Hardcore"というジャンルで呼ばれていた中で
Finch(- What It Is To Brun)The Used(- The Bird And The Worm等が
台頭してくる中、"FACT"という要素から個人的に薦めたいのは
このStory of the Year
 
と、いうのも
PUNK感のある疾走曲や、シャウトはもちろん
シンガロングできる曲、
後期はメタル感のあるラウドな曲まで網羅しているから。
それだけでなくミドルバラードもある。
初期からの名曲"Until The Day I Die"はまさにそれだ。
 
近年、新しい音源の発表もなく
10周年を迎えた1st『Page Avenue』の10周年盤を除けば
最後にアルバムを出してからもう5~6年の月日が経っている。
だが、アルバムを出すたびに来日してくれ、
海外では珍しくないが、そういったアルバムの○周年ツアーも
先の『Page Avenue』10thの時は、日本からスタートしてくれたりと
親日家であることを感じさせるのも大きい。
次回、来日の際は
FACTリスナーも是非とも足を運んで見てほしい。
 
Story of The Year
 - Until The Day I Die
 - Anthem Of Our Dying Day
 - Stereo / Until~ (LIVE SHIBUYA-AX 2012)
 - The Antidote
 - I'm Alive



 

Four Year Strong (US)
 
USバンドばっかりだが、やっぱりFACTは
どっちかっていうとUKよりUS寄りなんだよな。
ってことで、お次はFour Year Strong
 
POP PUNKを基調とし、
POST HARDCOREMELODIC HARDCOREの要素を取り入れ、
POP PUNKの底抜けに明るく陽気な、キャッチーさだけに留まらない
ハードな一面も持っているのが特徴。
所謂EASYCOREバンドのパイオニアのひとつにも数えられる。
そういった要素を取り入れているバンドの最大の特長は
圧倒的なシンガロングよ。
この記事を書くにあたり、"シンガロング"で真っ先に浮かんだのは
FYSだった。

FYSの上位互換であるA Day To Remember(- All I Want) とかもオススメ。
 
画像の通り、見た目的にはヒゲが特徴的。
そのおかげで「Beard(=ヒゲ)core」なんて言われてるほど笑
Adamのヒゲが恋しい人にももってこいだ。
 
Four Year Strong
 - Heroes Get Remembered, Legends Never Die
 - Tonight We Feel Alive
 - Just Drive
 - Go Down In History
 - Stolen Credit Card



 

Bury Tomorrow (UK)
 
昨年のMONSTER ENERGY OUTBURN
FACT、CRYSTAL LAKEと競演した
UKのメタルコアバンド、Bury Tomorrow
 
選出した理由としては
OUTBURNで対バンしたってのももちろんだけど
メタルコアって言われる割には
意外とメロディックな部分があって、
シャウトに関しても、そういうコア勢よりかは
スクリーモ寄りな部分がある気がしたから。
メタル感はいわずもがな。
 
Bury Tomorrow
 - Lionheart
 - Royal Blood
 - Of Glory
 - Man On Fire
 - Earthbound





CRYSTAL LAKE (JP)

2014 / 2015のROCK-O-RAMAにも選出され
昨年はUSのArtrey Recordings とも契約した
国内HC/MC界期待の星。
自身の曲"MERCURY"では、Hiroをゲストに迎えたことも
FACTとCRYSTAL LAKEの関係性の良さも伺える。
音楽的にも、今はメタルコアだが
以前はハードコア的な音も出してた為
今回選出するにも躊躇わなかった。

昨年はOUTBURNツアーでダブルヘッドを務めたのも記憶に新しい。
その際に激ロックでの対談も↓
FACT(Kazuki) × CRYSTAL LAKE(Ryo) 対談

CRYSTAL LAKE
 - Twisted Fate
 - Ups & Downs
 - PROMETHEUS


 

SNORT (JP)
 
このバンドはむしろ知ってる人も多いかもしれない。
以前、TSUTAYAで

FACTが好きなら絶対に気に入る!

みたいなポップがあって、それで聴いたのがキッカケだった。
レコードショップのポップなんざ半信半疑でいつも見てはいるが
その時は、なるほどなと思った。
 
FACTと同じ茨城出身ってところも相まってか
昨年、FACTのラストステージとなるROR 2015にも名を連ねてましたね。
 
SNORT
 - AFTER IMAGE
 - THINK



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waterweed (JP)

FACTと同じmaximum10のレーベルメイトから
waterweed
そしてFACT好きにも通ずる、速曲に次ぐ速曲の
メロディックハードコアなサウンド。
もはや"言われなくても"なレベルで
FACTが好きだった人は、
waterweedも好きだったのではないでしょうか?
故に"敢えて"の選出です。

waterweed
 - Revelation
 - 10 Years
 - Bitterness



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SHADOWS (JP)

FACT解散の後、分かれたメンバーの一方
Hiro / Takahiro / Kazuki と、FACT結成時のメンバーで
再構成された新バンドSHADOWS。目指すサウンドは
90's メロディックハードコア リバイバル
FACT期を彷彿とさせる速曲や、ライブの熱量、
分かれた2バンドの内、FACTリスナーにハマるのは
間違いなくこっち、SHADOWSだろう。
キャリアの浅い"新人バンド"として、
まだまだこれから、勢いのある曲で突っ走って欲しい。

SHADOWS
 - Forest
 - Fail
 - BEK



S.O.D. (US)

バンド名はStormtroopers of Death の略。
wikiでのジャンルを見ると、
ハードコア・パンクとスラッシュメタルを融合した
クロスオーバー・スラッシュ
と、明記されています。それだけ見ても、
FACTリスナーにはストライクじゃないでしょうか?
速い、激しい、そんな曲やバンドはうってつけです。
そして、後発バンドSHADOWS
ライブでS.O.D. の"Milk"をライブでカバーしていることからも
もはやこれは間違いないだろう、と。
2007年に解散してしまっているのが残念ではあるが
FACT好きにも、SHADOWS好きにも
広くオススメしたいバンドなのは間違いないです。

S.O.D.
 - Sgt D and the SOD
 - Seasoning The Obese
 - Speak English Or Die [live]

 
 
 
 
って感じで書いてみた。
 
これでいいのか?と思う部分はやっぱりあるし
 
上記のバンドがすべて
 
FACTリスナーに受け入れられるとも思ってない。
 
ここに挙げたもの以外でもあるとすれば
 
やっぱりFACTが選んだバンドが集結した
 
ROCK-O-RAMA2014/2015のメンツは聴いて間違いないとも思うし、
 
ドキュメンタリーDVD「a life of fact」で出てきた
 
海外で対バンした面々も絶対に聴いておくべきだとも思う。
 
JAPAN TOURやる度に呼んだ海外のバンド

2015年、色んなところに出没して対バンしたバンドも、
 
maximum10のレーベルメイトであるバンドとか、

インタビューでメンバーが名前を挙げたバンドとかね。

今の時代、ネットで検索すれば

そういった情報はいくらでも出てくる。
 
そうして、FACTの歴史の一部になってくれたバンドたちを
 
聴くことによるマイナスはないと思う。



ということで

FACTが好きなら、コレを聴け!

でした。

FACTに関連付けた、FACTに音が近いバンドを探すのは厳しいが

立ち止まっていても仕方が無い。

アダムは

@adamimgood:
「かっこいいバンドいない」って良く聞くね。
それを言う人はただナマケモノ!
探せ!素晴らしい音楽作ってるバンドいっぱいある


ってことをTwitterで言っていた。

そこはアダムに完全同意で、自分もこのブログを使って

そういったことは散々言ってきた。

「かっこいいバンドいない」もそうだけど

どうやって探せばいいか、聴いたらいいかがわからない

ってのも、最近よく聞く話で

新たな音源・音楽の発掘術

って記事も、昨年書いた。

FACTに近いバンドを探すのは難しくても

FACTと関わったバンドは国内外問わず多いだろうし

Web上に散らばるFACTの情報を集めれば

色んなバンドの情報を知れることは約束されてるようなもんだ。

FACTを聴き続けるのももちろん良いが、

少しでもFACTに近い音出すバンド、

FACTが関わりを持ったバンドを探すのも良いんじゃないかとも思う。


ってことで、

第一弾の企画は、解散や休止中のバンドに焦点を当てたけど

こっちの企画は、何もそっちに限ったことはしません。

記事中にも書きましたが、

ストックしてある方のバンドは、今も現役バリバリですし。

とはいえ、

やっぱりシーンから去ってしまったバンドが主になりそうな気もするけど…笑

こうして、ひとつのバンドから

新たなバンドの発掘に役立てれば幸いです。