親戚が経営しているケーキ屋さんが、通算三回目のテレビ取材を受けた。



テレビ放映された様なので、観た人はいるんじゃないかな。



ケーキ屋の名前は「VANNI」



仕事帰りに立ち寄ったら、商品入れ替え中で店舗は閉めたままだった。



いとこに話を聞いたら、テレビ放映直後から問い合わせが殺到し、僅か一日で全商品が消えたらしい。



予約の客用以外は、対応出来ないので店舗は閉めているらしい。



テレビの力って…!



ケーキ造りに、今日一日はてんてこ舞いしそうとの話だったので、早めに切り上げ退散した。



売るべきものが、店頭にない店ってあんなに閑散とするものかと、驚いている。


代表的商品の池上カステラは、僅かな本数しか残っていなかった。



売上があがるのは、ショップである以上喜ばしいことだが、あっという間に無くなるのを見て驚いていた。


今回は、何も買えず…。だって何にも店頭にないし。
およそ25年前に、こんな私にも彼女がいた。私が結婚をしない宣言を一族の前でしたのも、彼女という存在があったからだ。



彼女は、今ではすっかりお馴染みの子宮けい癌であり、子供を産むことは不可能な体だった。それでも、私を心底愛してくれた。



病状が悪い方向に向かい、仕事を終わらせて病院に駆け付け、医師から余命についての話をされた。



結局のところ、全身に転移していて痛みを緩和する処置を受け、いつも笑顔で私を迎えてくれた。



本当は、かなりの痛みが全身を駆け巡り、笑顔どころではなかった筈。



彼女と付き合い始めて、四年半。入院して僅か7ヶ月で逝ってしまうとは、誰が予想できたであろうか。



さらに、病状が悪化し昏睡状態との連絡を彼女の親から受けた時、私は岡山にいた。



あらゆる手段を用いて、病院に着いた時にはもう逝ってしまっていた。



生まれて初めての号泣である。悲痛の慟哭。



彼女の葬儀には、とても出席できる精神状態ではなかった。



彼女の後を追おうと、自殺未遂にまで発展したのだ。不幸中の幸いなのかは、分からないが誰かに発見され救急搬送された様だ。



再び意識が戻ったのは、担ぎ込まれて五日後くらい。


私が選んだのは、シアン化ナトリウムの服毒である。


彼女とは、例え子供を授からなくても一緒に居ようと語り合い、相思相愛だったと思う。



彼女を失い、心の中に言い知れぬ空白が支配していた様である。まるで、魂の抜け殻の如く。



そんな状態から立ち直るのに、10数年を要した。彼女の両親からの言葉を聞いて、立ち直ったのかも。



いずれは、結婚するかもしれないが病気のことを話して、納得するか心配していた様である。亡くなる直前に、彼女からの言葉を聞かされた。



「病気持ちであるにも、係わらず楽しい時間を共有出来て幸せだった」と…。



来週、彼女が眠る墓に行こうと思っている。ちょうどお彼岸だし。彼女の両親もだいぶ老けたろうな。



できれば、両親宅にもお邪魔して仏壇に手を合わせたい。



私も既に、人生の折り返しを過ぎてしまった。しかも、震災復興支援に行き段取りをしている中で、原発3号機の爆発を目の当たりにし、内部被曝した。



感受性にもよるが、肺ガンになるリスクは一般人の数百倍にも達する。



もう既に、内臓出血で入院もした。別の要因で彼女の後を追うことになりそうである。



その最後通牒がいつ訪れるのかは、誰にも分からないが…。



何事に於いても健康が一番だよ。今だに彼女と過ごしたあの頃の夢を見る。



彼女の当時の写真は、常に定期入れにある。もう何年見続けているのだろう。毎日写真を眺めていた、彼女が亡くなった直後の私の心のありようと今の私が、たまにリンクする。



ふと、気がつくと寝ている私自身が泣いているということも…。



あー。今こうやってブログを書いていると、込み上げものがあり、頬を一筋伝い流れる。



私自身の生涯が潰えるまで、記憶として残るのは彼女のことなんだろうな。
都内に蔓延する放置自転車を撲滅し、なおかつそれを犯罪に使われなくする名目で、自転車ナンバーを付けようと画策している。



これは一部賛成で、大部分反対である。



というのは、放置されている自転車の殆どが、いわゆるママチャリの類。



ナンバーを付けるなら、ママチャリ限定にすべきだと思っている。



サイクリングを楽しむサイクリスト達は、自転車を大切に乗っている。玄関先での雨ざらしなんてしない。ましてや、放置なんか…!


自転車という一くくりで、何でもかんでもナンバー制にしようとする、都の考え方に疑問を感じる。



従来通りの防犯登録の、あの黄色いステッカーで十分である。あれをもっと活用すべきである。



防犯登録する際、必ず住所氏名を明記する様になっている申請書。黄色いステッカーの番号と共に警察には膨大な台帳がある。



ナンバープレートなんか付けるより、金もかからないだろ?



新たにナンバープレートを付ける様にする為に、そのプレートを作る業者などに都民の税金を充てたら、無駄遣いと言われちゃうよ。


そして片や、オリンピック誘致も継続している。そんな金があったら、東北被災地が震災前の状態に戻るまで、支援し続ける方が先ではなかろうか。



どいつもこいつも、国民を疲弊させる様なことしかしない!



築地市場の移転問題も、宙に浮いたまま。都営の火力発電所建設構想も休眠状態。



ナンバー登録制にするなら、自転車に乗る者全てにヘルメット着用を条令で、義務付けること。



当然これは、婦人団体から猛反撃をうけるだろうが、ナンバー登録制と抱き合わせでなければ、絵に描いた餅でしかない。



こういったことでも、欧米並になるにはやるべきことをきちんと出来るかに、かかっているのだ。



単なる気まぐれ的な構想ばかりで、何も実現しない都の方針って何ですか?



自転車専用レーンだって、ブツ切り状態で機能していない。



やるなら、反対を押し切ってでもやる覚悟が必要。まぁ、都庁職員にそこまで気骨のある奴なんていないか…!



いづれにしても、サイクリストが乗る自転車とママチャリは明確に分けること。ナンバーを付けるなら、ママチャリだけにすること。


自転車全てにナンバーを付けたいなら、ヘルメット着用を条令でキチンと義務付けること。※違反者には、罰則を設けること。例えば、自動車免許と連動させて減点1にすべし。



果たして、本気でやるのかねぇ…。疑問だ!