「風、香る」にみる医療と格差 | かのっちのブログ

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エッセイのように、散文のように

 いつだったか、病院を2つ掛け持ちで行ったことがある。その日の医療費は10,000円ぐらいだった。支払いをしながら、「健康もお金で買う時代になったのかな。お金がないと病院にも行けない。」と思ったことを覚えている。

 現在の朝の連続テレビ小説「風、香る」でも医療のことが取り上げられている。看護師を題材にしているわけであるが、その中でも医療と格差のことが取り上げられている。主人公の大家直美さんは恵風看護婦会を立ち上げる。病院での看護を受けられない方への、今でいう訪問看護を始めることになる。そして、貧困によって看護を受けられない人への無料看護も行っていくようになる。病気になって病院に行ける人、病院には行けないけど看護してもらえる人、そして病院に行けない人という格差も題材にしている。

 つまりはこの時代も、今の時代も何も変わっていないということになるのかもしれない。最近になって年金生活になった私としては、医療費を抑えたいという意識がすでに生まれている。病院に行くと医療費と薬代がかかるわけで、その金額は結構大きい。きっとこの先には、病気になっても病院に行かない、行けないという状況が起きるのではないかと思っている。

 「風、香る」の時代も、今も、何も変わっていないような気がしてならない。病院にかかるにはお金がないと始まらないということになる。太田光演じる貧困な病人は、現代でもたくさんいるのではないかと思うと、どうにかならないのかと考えてしまう。現代の大谷直美さんはいるのだろうか。