処理水の海洋放出 中国の対応 | かのっちのブログ

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エッセイのように、散文のように

 福島第一原発事故から既に12年が経過している。その間にずっと福島第一原発では汚染水が流れ出ている。12年間である。それは原発周辺にプールされることになるのだが、それをどうするのかが議論になっていた。そして、今年に入ってから明らかになったのが、水で薄めて海洋に放出するということであった。

 当然のことながら、地元の漁業組合などの反対はあった。それに対して政府は意見は聞くものの、海洋放出を推し進めたことになる。それも決定から放出への期間が極めて短く、政府には青写真があったとしか思えない。今年の8月のことになる。当然のことながら、風評被害は再燃し、漁業組合はそれを払拭することに時間をかけている。そして、この海洋放出に対して一番に異を唱えたのが中国になる。中国は日本からの海産物の輸入を全面禁止にした。

 これによって、中国への輸出を中心にしていた水産加工業者は打撃を受けたことになるし、中国で日本食店を営んでいた業者も輸入できなくなったことで経営危機に陥っている。共倒れになる可能性もあることになる。

 これに対して、日本政府は科学的根拠があるので大丈夫ですということを世界に訴え、海洋放出に理解を得ようとする手立てを取ることになった。しかし、しかし、海洋放出を中止するという選択肢を全く考えなかったことに疑問を感じている。本当に海洋放出しかなかったのだろうか。中止するという選択肢はないのか。日本の科学技術の高さから考えて、別の方法を模索することはできるのではないかと考える。

 中国の海洋放出への対応を、日本に対する抵抗であるとだけ考えるのは違う気がする。海洋は世界につながっている。どこにどう流れていくのかもわからない。そこに流すことが本当に正しいのかを再度考える必要があるように思う。