私は伊勢に暮らしている。この土地は皇室とのつながりも強く、度々天皇陛下を中心とした皇室もご来勢されるところである。この4月17〜19日も「親謁の儀」のためにご来勢されました。もちろん、10月には新しい天皇皇后両陛下がご来勢されることでしょう。有り難いことです。
こうした方々が伊勢を巡る時に通られるのが御幸道路という道です。御幸道路は伊勢神宮の外宮と内宮を結ぶ道路で、奉迎するための道路にもなっています。4月には3日間で6万人といわれる市民が伊勢市と志摩市の道路の両脇で奉迎されたようです。この時は天皇皇后両陛下の最後の訪問ということで、三重県だけでなく近畿や関東地方からもお迎えにこられた方々もいらしたようです。
この御幸道路が最近、草ボウボウ状態にあります。5月になって暖かさが増してくると、どんどん草も成長します。草は強いので、歩道のアスファルトの隙間からグングン伸びてきます。今はその草が60cmぐらいに伸びているところも見受けられます。御幸道路を彩るはずの整えられた生垣のところからも、生垣の高さを超えるぐらいに草が伸びています。草だけなら良いのですが、前年秋の枯葉も残っている状態です。御幸道路の端の歩道との段差の段のところに溜まっています。これで宜しいのかと考えてしまいます。
数年前は秋の枯葉がほとんど落ちたあたりで、枯葉を回収してくれる人たちの姿がありました。草が伸びてくるころに刈り取りをしてくれる人たちの姿もありました。御幸道路は県道ですから、整備の担当は三重県にあると思います。あるいは歩道は伊勢市の管轄になっているのかもしれません。いずれにせよ、そうした方々の姿を見ることができないということは、御幸道路は草が生い茂り、枯葉は溜まってくる場所になるように思われます。その背景にあるのは予算と思われます。
県であろうが、市であろうが、草を刈る人や枯葉を集める人を雇ってお願いするには予算が必要になります。あるいは職員を現場に派遣して作業をしてもらうことになります。そうした場所は御幸道路だけではなくて市内にたくさんあるわけですから、かなりの予算が必要になるし、職員が必要になると思われます。財政ということにもなるのでしょう。しかし、秋には天皇皇后両陛下がご来勢され御幸道路をお通りになるわけです。何とかならないものかと考えてしまいます。
地方が衰退していくということが叫ばれています。それがこうした草刈りや枯葉拾いにも現れてくるのかと考えてしまいます。ならば、市民一斉に草刈りをしましょう、枯葉拾いをしましょうと叫ぶことも一案なのではないかと考えます。地方は予算も少なくなっていきます。全てを行政に任せるのではなくて、市民も一役を担うことも必要になるでしょう。ゴミを分別することに協力している市民です。街のクリーン化に協力することもやぶさかではないと思われます。きれいな気持ちで両陛下をお迎えしたいものです。