雪の共通一次テスト | かのっちのブログ

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エッセイのように、散文のように

 先週の1月14、15日にはセンター試験が行われました。今年一番の寒気が流れてきた影響で、多くの会場で繰り下げ処置をとるところが多かったようです。受験生も大変でしたでしょうが、会場を提供した大学の職員の方々も大変だったと思います。

 

 私が大学受験をしたのは1978年と1979年の1月から3月でした。

1978年の大学入試は国立一期校と二期校という区分の最後の年でした。この時は国立大学を二つ受験することができた時代です。そして、次の年からは「共通一次テスト」が始まるということになりました。国立大学は全て統一されて、一校しか受けることができなくなるというシステムになりました。また、初めての共通一次テストということで、「どんなテストになるのだろう?」という受験生の不安は最高に高まった時だったと思います。そして、この時初めて「マークシート」という言葉が明るみに出たことを覚えています。

 

 さて、いよいよ共通一次テスト。時期は今と同じような時期だったと覚えています。浪人していた私は、受ける大学を選ぶことができたのですが、地元の山形大学を希望しました。ところが、この時に大雪に見舞われます。

 受験生の不安をあおるように雪が降ってきました。それも大雪・・・。しかし、当時は当たり前のように思っていました。このころの山形はまだまだ雪の多い時期で、山形市内に雪が残ることは毎年のことでした。もちろん、交通機関が麻痺したという記憶もありません。汽車もバスもしっかり動いていたように思います。少しは遅れたのでしょうかね。

 雪が「ぞくぞく」降る中を長靴を履いて、山形駅から山形大学へ歩いて行きました。その光景は今もはっきり覚えています。しかし、地元にある大学なのに私は構内など全く知りませんでした。すでに山形大学の学生になっていた友人に構内の様子などを聞いて、大学に向かったように思います。昼休みも誰も外に出ることはなく、学食で過ごしていました。ここで運命の再会があったのですが、それはまた後で話します。ただ、雪がすごく降っていたことが忘れられません。山形は一面真っ白でした。どこもかしこも。それが何となく嬉しかった。

 国語、英語、数学、理科2科目、社会2科目という試験。国語と英語は200点満点、他は100点満点の合計900点満点。平均点はどれぐらいになるのだろうか? 受けたい国立大学は何点が足切りになるのだろうか? そんなことが気になっていました。なんせ初めての試みでしたからね。遠い遠い話です。

 二日間の初の共通一次テストが終わった後は、山形大学の学生になっていた友人と学生御用達の店で飲んでいました。今のように学生証を提示することもなく、飲むことができました。学生にも寛容でしたし、大学生なんだから飲んでもいいだろうという風潮が残っている時代でした。大雪の中、飲みました。

 そんな共通一次元年の受験でした。