今年の流行語大賞は「政権交代」だそうです。素晴らしいイメージ持ってます。

最後に元社長であり、現在は顧問をしている滝田さんを紹介していただいた。

この人は創業社長であったが、1年ほど前にジェイ・ぺイスなる企業再生ファンドから

出資を受けたため、その会社に経営権を譲渡し現在は取締役からも退任し

顧問になっているらしい。社長と高木取締役はそのジェイ・ぺイスから派遣された役員であった。このジェイ・ぺイスという会社は実際は相当に怪しげな会社だったのだが

それを知るのはしばらく先の話であった。このころの僕は企業再生ファンドか。

相当すごい人たちが入っているんだろうな。と単純に考えていた。大変勉強になる。

次に紹介してもらったのは、販売のバイトの伊倉さんで、最後に朝鍵を開けてくれた兼戸さんを広告のデスクということで紹介を受けた。広告は今は笹森さんが販売と兼任でボス、その下で武畑くんが営業・兼戸さんがデスクと言う分担で動いているそうだ。いま考えるとこのころが広告部も含め、会社全体での最後の良い時期だったと思える。

笹森副部長の次に紹介されたのは、川口課長だった。非常に熱心な仕事をする人で

ブレーキをかけなくてはいけないほどで、笹森副部長と主に仕事面でやり取りが

多いそうだ。続いて若手の武畑君。年齢も非常に若く恰好もいかにも若手バリバリと

いう感じだった。主に彼らは取次という出版社と全国各地の書店を繋ぐ問屋のような

ところで、出版部数の交渉をするのが任務とのことであった。出版流通について

何も知らなかった僕は、まずこのシステムに驚くと同時に、違和感も感じた。

極端にいうと書店に足を運ばなくても、書店の受けが悪かろうと取次にさえ通して

しまえば出版社の経営は安泰なのである。書店も出版社も流通のみならずお金の

面でも取次の依存する割合が非常に大きかった。出版不況といわれ続ける今日でも

出版取次が倒産したという話は聞いたことがない。このことひとつを取ってみても

取次の強大さと出版不況の内側について、いろいろなことを示唆していると思った。

編集部への挨拶を終え、管理部ビルに戻って来ると営業の人達が出社していたので、挨拶をした。まず販売部長は貴足さんで、この人は坊主頭でクールなイメージがあった。電子書籍といった携帯向けコンテンツも担当しているらしい。販売部長の重責兼他のコンテンツも引き受けていることに僕は少し違和感を感じた。副部長は笹森さんで見るからに気合いが入っており、僕がイメージする営業マンぽく、かなりできる人な感じがした。