今回は丹田呼吸の静脈還流についてお話しいたします。
血液には
心臓から出ていく動脈と
心臓に戻ってくる静脈があります。
動脈には心臓というポンプがありますが
静脈はどうやって心臓に戻ってくるのでしょう?
静脈にも心臓に代わる
ポンプがあるのです。
「ふくらはぎは第二の心臓」
という言葉を耳にしたことがあると思います。
これは、ふくらはぎの筋肉が
心臓に代わって
静脈のポンプの役割をするからです。
しかし、私は考えました。
寝ている間、
すなわち、ふくらはぎが動かせない時、
静脈はどうなってしまうのだろう?
流れないと死んでしまう。。。
でも私たちは生きている。。。
この答えが
私の実験で明らかになってきました。
静脈には呼吸ポンプがあるから
私たちは寝ている間も死なないんです。
そう、呼吸なら寝ている間も休みません。
生きている限り、働き続けます。
次の図は逆腹式呼吸の超音波画像です。
左上図の赤い矢印で示した部分は
下大静脈という
心臓に戻る直前の
身体の中で一番大きな静脈です。
丹田呼吸をする時の腹圧で
この下大静脈が閉じたり、開いたりするのです。
これが、まさに呼吸ポンプです。
心臓から遠い所で静脈を動かす
筋肉ポンプも大切ですが
心臓の近くで最も大きな静脈を動かす
呼吸ポンプは
もっと効率のいいポンプと言えそうです。
超音波画像で観察した
下大静脈の前後径を測定して
呼吸様式別にまとめてみました。
静脈の前後径が大きく動くのは
・意図的腹式呼吸___
・逆腹式呼吸短息・長息
という結果になりました。
いずれも腹圧がかかる丹田呼吸でした。
また、
この表では表現できませんでしたが、
胸を大きく拡げて息を吸うときに
下大静脈の前後径が少し大きくなりました。
呼吸ポンプには
腹圧だけではなく
吸い上げによる胸腔内圧の変化も
影響がありそうです。
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ここからは、まだ私の想像で
今後の研究課題ですが
丹田呼吸の中でも
逆腹式呼吸の方が腹式呼吸に比べて
高い腹圧がかかるので
より強力な呼吸ポンプになると考えます。
薄い壁で囲まれた静脈なら
弱い腹圧でも流すことができますが
肝臓のようにある程度固さがある
内臓に溜まった静脈を押し出すには
逆腹式呼吸の強い腹圧が必要ではないかと考えています。
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エコノミークラス症候群は丹田呼吸で防げます!
エコノミークラス症候群とは
飛行機の搭乗などで
長時間同じ姿勢でいると
静脈の流れが悪くなり
足の腫れや息苦しさ
胸の痛みなどの
さまざまな症状を引き起こす病気です。
重症になると即死することもあります。
しかし、丹田呼吸なら
身体を動かさなくても
静脈を還流させることができます。
すなわち、エコノミークラス症候群を防ぐことができると言えそうです。




