今回は逆腹式呼吸における
多裂筋と腹圧の関係についてお話しいたします。
私は丹田呼吸の研究のために
ピラティスを習いに行きました。
ピラティスの呼吸は胸式呼吸
という表現をよく耳にします。
胸を大きく広げて息を吸うからのようです。
しかし実際に教えてもらうと
「吐き方」も重要で
しっかり胸を閉じ
横隔膜を収縮しながら上昇させて
腹圧を上げながら吐くという
まさに
私が研究している逆腹式呼吸そのものでした。
私はさらに興味がわいてきて、
ここで出会った女性インストラクターさん達に
腹圧実験の協力をお願いしました。
その実験結果を次に示します。
ゼロmmHgを大気圧として表現しました。
私たちは、この実験で面白い発見をしました。
腰椎が前湾すると腹圧が上がり、-__
腰椎が後湾すると腹圧が下がりました。
腰椎が前湾する時、多裂筋は収縮します。
腰椎が後湾する時、多裂筋は緩みます。-

この結果を考察するために少し話を移します。
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皆さんは
パワーハウスという言葉をご存じでしょうか?
ピラティスの創設者
ジョセフ・ピラティス氏が名付けた言葉です。
腹部から骨盤にかけての
身体の中心部分を意味し
美しい姿勢を保ち、
正しい身体の動きをするために
大切なものと位置づけられています。
このパワーハウスを構成する筋肉は
①横隔膜(屋根)__
②腹横筋(壁)___
③多裂筋(柱)___
④骨盤底筋群(床)_
の主に4つと言われています。
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今回の考察では
①横隔膜②腹横筋④骨盤底筋群
は収縮させたまま
③の多裂筋だけが緩む部分(グラフの赤丸の部分)
に着目しました。
腹圧は
①②③④全ての筋肉が収縮すると上がります。
ピラティスポーズの腹圧は
③多裂筋次第で上下しているようです。
今回は主に
仰臥位、座位でのポーズで実験しました。
立位のポーズでは
腰椎の後湾が難しいため
今回のような腹圧推移の観察はできなかったかもしれません。
最後にインストラクターさんに
自由にポーズをとってもらって腹圧を測定しました。
様々な筋肉収縮や腹圧で作られます。
筋肉も腹圧もTPOが大切なようです。
みなさんの検討を期待しています。
ちなみに、ピラティス呼吸は
トレーニングのための呼吸です。
日常生活で使う呼吸ではありません。




