丹田呼吸の科学と実践(Science and Practice of Tanden(Dantian) Breathing) -13ページ目

丹田呼吸の科学と実践(Science and Practice of Tanden(Dantian) Breathing)

産婦人科医の久保田武美と申します。
大病をきっかけに呼吸法の研究を始めました。
その中で、逆腹式呼吸という素晴らしい呼吸法に出会いました。
数々の実験を通して呼吸法を科学的に分析し、
その効果・活用方法を説明してゆきたいと思っております。

今回は、この本に出てくる「逆腹式呼吸」についてお話ししたいと思います。
 
皆さんはこの「逆腹式呼吸」をご存じでしょうか?
最初にこの言葉を使用した二木謙三医師は、次のように定義しました。
①腹式呼吸は「吸気」で腹が膨らむ
これに対して
②逆腹式呼吸は「呼気」で腹が膨らむ
 
 
私はこの「逆腹式呼吸」の実験と重ねるにつれて
「スポーツや歌がが上手くなるコツとなる呼吸法」
と考えるようになりました。
 
それは、逆腹式呼吸が、
腹圧を上げ、
胸腔内圧を下げ、
重心を下げて、
筋力を使わずに力を発揮できる(省エネ)で、
華奢な日本人に適した
日本生まれの呼吸法だからです。
 
次回以降で、この逆腹式呼吸の特徴
腹圧
胸腔内圧
重心
静脈還流
逆腹式呼吸の練習方法
などについて順次、詳細を説明していきたいと思います。