JMTスルーハイク山行記 4 | Challengeな毎日

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感謝の気持ちを忘れずに、マラソン、トレイルランに励んでいます。
めざすは、UTMB!

Day2(7月24日)
Guyot - Crabtree 

この日も明るくなる午前6時には目が覚めた。
ようやくトレイルに入った安心感からかぐっすり眠ることができた。

もちろん周りには誰もいない。けれども寂しさは微塵も感じずに眠れた。

これは不思議だ。
 

すでのPCTのルートに入っている。今日は本来のJMTのルートに入ることが目的。

そして明日にはJMTスタート地点のマウントホイットニーの山頂に立つ!

そんな気持ちになっている。



トレイルの中を歩き進める。気持ちいい、最高の気分だ。
ずっと憧れていたトレイルを歩いている。嬉しさがこみあげてくる。



白い砂と木々の中を歩いていると思ったら、湿原のようなところに出る。

その変化が楽しい。
しばらくすると川を渡るところに出た。渡渉するほどではない。

気持ち的にはシューズの中を濡らしたくなかったので石の上を慎重に渡っていく。

JMTのルートでは渡渉して渡るところが何度もある。


少しずつ登っている。傾斜はゆるやかなので全然きつくない。
Guyot Passを越える。

標高10,900フィート。メートルに換算すると3,300mを超えている。
スタート地点のCottonwoodがすでに標高2,700mぐらいなのでそのぐらいだろう。
それなりの標高だけれども息苦しくない。
まだ気持ちが高ぶっているからなのか、それともうまく高度に順応できているのか?
お腹が空いてきたので適当なところで休む。

日本からもってきたカレーのフリーズドライを食べる。

今回、日本からは10食ほどのアルファ米を持ってきている。
 

トレイルで水に困ることはないと思っていたけど、思ったよりも水場が少ない。

たまたまこのあたりだけなのか?

昼飯でそれなりに使ったので今は1リットルも持っていない。
 

再び歩きはじめる。Crabtree Meadowに着いた。

あちこちにハイカーがいるのを見かける。

すでにテントを張ってまったりしている人も多い。

そんなハイカーと目が合うと手をあげて挨拶を交わす。それがなんだか心地よい。
 

この日は自分もCrabtreeでキャンプ予定。

どこがいいか探さていたところCamp Groundと書かれているところに出た。

とても広く木々の間に多くのテントが張られていた。

近くには川が流れており水に困ることもない。
 

この日の夕食はこっちで買ったクノールのパスタ。

パッケージの裏面をみて作り方を確認する。

沸騰したお湯にいれて9分ほど茹でると書かれてある。

味的にはまぁまぁといったところか。
ただ、作るのにかなりのガスの燃料を消費するのが気になった。

1つしかないこのガス缶でしばらくやっていかなければいけない。

 

「クノールのパスタは失敗かも」
明日はいよいよマウントホイットニーに登る。

そう思いながらシュラフにもぐりこんだ。

行動時間:7時間17分
移動距離:21.7㎞
累積標高:645m

Day3(7月25日)
Crabtree - Mt.Whitney - High Sierra Trail

 

午前2頃、目が覚める。この日はマウントホイットニーに登る。

できることなら夜明けを山頂で迎えたい。そう思ってこの時間に起床。

 

おもむろに朝食の準備をする。

やはりここはお米を食べて万全な状態にしておきたい。

フリーズドライの味噌汁も一緒。
テントはそのままにしてアタックザックに必要最小限のものを入れて出発。

軽さを重視して持ってきたヘッドライトは明るさがあまりない。
 

「どうせすぐに明るくなるだろう」そう思って進む。

同じようなハイカーが多いのか、前方に目を向けるとヘッドライトの光が遠くにいくつも見える。
砂のトレイルを進んでいるときはルートに迷うことはなかったが、登りにはいると分かりづらくなる。

スイッチバックで登っていくところを折り返さずにそのまま進んでしまった。

足場が悪くなってようやくロストしていることに気づく。
 

「どこで道を外れたんだ?」
振り返ってみても暗闇の中なのでわからない。とりあえず来た方向に下りる。

下の方からもヘッドライトが近づいてくるのでそれを待つことにした。
その人に声をかけて本来のトレイルに復帰。

しばらくはその人の後ろをついていくことにした。


だんだんと明るくなってくる。

周りの山々がうっすらと見えてくる。

やっぱり夜明けのこの時間帯が好きだ。
気付けば標高は3,800mを超えていた。富士山よりも高い標高である。
淡々と登る。いい感じだ。


ときどき立ち止まって写真を撮る。

そして登る。それを繰り返す。
山頂で夜明けを迎えるのは無理だった。すでの日が昇ってしまっている。

それはそれで仕方がない。まずは山頂まで登らないと。
 

やがて山頂とWhitney Portal TrailHeadに下りるルートとの分岐についた。

そこにはデポされてあるデカいザックがいくつも置いてあった。
 

ここから山頂へと向かう。まだ山頂まで3㎞ほどある。
標高が標高だけにそれなりに時間がかかった。

けれどもどんどんと近づく山頂を見てテンションもあがる。
山頂で夜明けを見て下山してくるハイカーとすれ違うようになる。

軽く挨拶を交わす。
 

「Enjoy your Summit!」
そう言われたときはすごく嬉しくなった。たしかにそうだ。山頂を楽しもう。
 

7月25日午前9時ころ、マウントホイットニーに登頂。標高4,412m。
トレイルに入って3日目、ようやくJMTのスタート地点に立った。

ここから自分のJMTスルーハイクが始まる。



山頂からの景色は最高。まさに360度見渡す限りの大自然。

幸運なことに雲一つない快晴。

同じような写真を何枚も撮り、動画も撮りまくった。
 

ミックスナッツを食べながらしばしボゥーとする。

そうしている間にもどんどんハイカーたちがやってくる。
山頂からの景色を堪能したあと下山開始。

登ってきたルートをそのままもどる。
 

真っ暗で見えなかった景色がひろがっている。

Guitar Lakeも上から見るとホントにギターの形をしている。

スイッチバックを下りたところで再び休憩。

すこし早いランチを取ることに。
このときはアルファ米の五目御飯を食べた。



テントがあるCrabtree Camp Groundに戻ってきたのは午後1時頃。

予定ではこの日の行動はこれでおしまい。けれども時間的にはまだだいぶ早い。
 

少し休んでからテントを撤収。先へと進むことにした。

余裕があるときに少しでも先に進んでおいた方がいいと思ったからだ。
Crabtreeの分岐からは進路を北へと取る。JMTのルートだ。
ほぼフラットながらも標高3,300m前後のトレイルをひたすら歩く。

地図を見るとHigh Sierra Trailとの分岐地点がテントサイトになっている。
 

「よし、今日はそこまでにしよう」
川の音が大きくなってしばらくしてその場所に到着。

すでにいくつかテントが張られている。


少し離れたところに自分もテントを張って夕食のしたくをした。

この日の夕食はインスタントラーメン。質素ながらもうまかった。
時計の記録を見てみるとこの日の移動距離が35.8㎞。
「夜中から歩いたからなぁ、結構疲れた」

行動時間:12時間9分
移動距離:35.8㎞
累積標高:1,548m

 

動画「YouはなぜJMTに? ~Why are you going to JMT?~」 公開
YouTubeチャンネル:としの山行記

 


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