平湯乗鞍登山道を登る。
この登山道を歩く人は少ないのだろう、そんな感じの登山道だ。
さすがにロストするほどではない。
思ったよりも急な登りが続く。
標高を800mほどあげる。
サラッと書いたけどそれなりに時間がかかった。
乗鞍権現社に到着。ここで視界が開けた。
「おおっ、いい景色」
これから進む稜線の先には乗鞍岳が見える。
さらに進んで硫黄岳に到着(標高2,554m)
そこからの景色もいい。
こころなしか乗鞍岳方面の雲が厚くなってきた。
上高地を出発してから8時間20分以上。
まだまだ乗鞍岳まで遠い。
「初日から結構、しんどいな」
乗鞍岳は「日帰り登山の山」というイメージがある。
なのでちょっと軽くみていた。
見た目以上のアップダウンを歩いてようやく桔梗ケ原についた。
ロード(乗鞍スカイライン)に出てホッとする。
ここまでくれば畳平はすぐ近く。
畳平に着くなり、コーラを一気飲み。
お腹も空いたので蕎麦を食べた。
時刻は15時30分過ぎ。
みんな下山してくる時間帯だ。
その流れに逆らって、乗鞍岳(剣ヶ峰)へと向かう。
もうこの時点であたりはガスっている。
「剣ヶ峰には行かなくてもいいんじゃない?」
「行ってもどうせ何も見えないし」
そんな悪魔の囁きが聞こえてくる。
肩ノ小屋に着くころにはとうとう雨も降りだした。
レインウェアを着る。
メインのザックは小屋にデポして剣ヶ峰へと登る。
登っている人は誰もいない。
「ちゃっちゃっと登ってしまおう」
乗鞍岳(標高3,026m)に登頂。
写真を撮ってすぐに下山開始。
肩ノ小屋からは乗鞍エコーライン方面へと下りる。
乗鞍エコーラインからはずっとロードで下りることもできる。
「それもなんだかなぁ」
「ここまで来たらちゃんと登山道から下るか」
登山道は水が増水していて川のようだった。
岩もゴロゴロして歩きにくい。
エコーラインより距離は短いけれども時間はかかると思う。
位ヶ原に着いたのは17時40分過ぎ。
ここでようやく携帯の電波が入った。
初日は乗鞍高原にあるロッジに宿泊予定。
その到着時刻を連絡するために電話した。
あと1時間ちょいすれば到着するかと思いきや、
たっぷりと2時間以上かかった。
乗鞍観光センターに着くころには真っ暗。
そこからロッジまではヘッドライトを点けて進んだ。
「初日からナイトハイク・・・」
この日、ロッジ泊にした自分を褒めたい。
お風呂に入れるのがすごくありがたかった。
Day1
縦走距離:42.2km
累積標高:3,117m
行動時間:13時間56分
(つづく)






