先日、マグリット展に行ってきた。
マグリットはベルギーのシュルレアリスム画家。
黒帽子をかぶった、イメージの魔術師とも呼ばれている。
初めてマグリットの作品を観たのは、まだ学生だった頃。
そのときの驚きは今でも憶えている。
そのあと開催された国内のマグリット展には何度も観に行った。
だからといって特別、好きなわけではない。
けれども非常に惹きつけられる。
今回はマグリットの時代別作品が解説とともに分かりやすく展示されている。
謎めいた作品の意図が分かったりして面白い。
イメージを本来あるところから別の場所に「転置」させる表現には驚かされる。
マグリットの人気はこのイメージのデザインにあると思う。
その作品は時代の古さを決して感じさせるものではなく、常に斬新さを与える。
固定観念の危険性を気づかせているからだろうか。
個人的にはやはり晩年の作品がいい。
哲学的な雰囲気すら感じられる。
「実際に目に見えるものには興味がない」
そんな画家なんているのか?
そう思うものの、
「目に見えるものが真実なのか?」
そのような考え方を知ると妙に納得がいく。
作品1枚にその問題と解答を表現している。
まるで謎解きのような気分で鑑賞した。
気づけば閉館のアナウンス。
できれば開催期間中、もう一度訪れたい。
この日、強く印象に残ったのは、
「光の帝国Ⅱ」
もちろんポストカードを購入した。
2015年3月25日~6月29日
国立新美術館
絵画に感情はない、観る人に感情がある
(René Magritte)
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