レンタルしたDVDのちょっとした感想。

「武士の家計簿」やっと借りた岡田脚本。
役者陣は揃っている。喜怒哀楽を押さえた演技。時代の流れとともに淡々と人生が歩む。そっけない印象。プロット(ハコ)が気になった。

「素敵な金縛り」
ん~ん。法廷もので幽霊、まるで正反対の組み合わせ。三谷作品の好き嫌いはあろうけど、わざとさが勝っていたり、医者役で唐沢さんが登場したりすると醒めるほうです。

「八日目の蝉」
アカデミー賞を取ったのも頷けた。3人の女優の影を背負った演技が秀逸で見入ってしまった。子役の無邪気さとの対比。
わかっているはずなのに別れのシーン、ドラマチックにならなくて映像だけの処理でグッとくるものがあった。子供と生きる無償の愛。そうするしかない生き方。
小説のエピソードからカットした章。強調した場面。追加したラストの写真屋のシーン。エンディングはちょっと凝ったほうが好かったかな。原作よりも感動した。

「モテキ」
なんだったんだ。という映画。小劇場の役者さんを見つけるとテンションあがる(クレジットでわかった丸尾丸一郎さん)。

TVは・・・春クールが終わった。

「鍵のかかった部屋」
キャラが立って乾いている大野君、戸田恵梨香、佐藤浩市のコンビも凹凸でいいな!

「リーガル・ハイ」
なんといっても古沢良太の脚本。このクール一番のドラマ。主人公堺雅人さん演じる弁護士「古美門研介」という人物像を創ったこと。逆説から始まる息も切らせぬ台詞の説得。チーム古美門の新垣結衣・里美浩太郎、敵対する生瀬チームの出演陣の個性も特筆。

「カエルの王女さま」
夢物語をミュージカル風に、天海祐希のあて書きがいい。楽しめる仮想の街の物語。

「代行女優業・マキ」谷村美月の魅力全開ドラマ。

「未来日記」
このサスペンスは、謎にたどり着きたい、結末を知りたい。と思わせる。剛力彩芽は「ティーンズコート」に続いてのヒロイン。

まだ続いているのは・・・

「雨上がりナゼ?しこ」
<売込隊ビーム>の杉森君演じる「アダオ」はビデオでのレギュラー出演!

「戦国鍋TV」
地方局だけに流れるマニアックな戦国時代の歴史をなんとなく知る番組。各コーナーもバラエティ豊か。特にキャバクラに来店する武将と相手するレイナちゃんとの会話は超ウケル。イケメンの若手俳優での舞台も大人気。

本は・・・

五木寛之 「親鸞 上・下」「親鸞 激動篇上・下」
「親鸞上・下」は、幼少時代から師・法然との出会い。そして越後へ流罪まで。「親鸞 激動篇上・下」は、越後から関東、都へ上洛まで。

新聞連載作品。浄土真宗の祖。「南無阿弥陀仏」「他力」「善人なおもて往生す、いわんや悪人にをや」「愚にかえれ、ただ念仏せよ」など、万人にわかりやすく繰り返し説かれている。
平家滅亡、鎌倉幕府の時代とは?受け継がれてきた仏教とは?
悩みながらも一途に信心する親鸞。「青春の門」の信介の姿がオーバーラップする。
読み続けるほどに、胸が熱くなり感情がたかまり涙が浮かぶ。

興奮は続き、関連した五木さんの書籍。
新書の「歎異抄の謎」
小説でストーリー展開されているので理解しやすかった。
「親鸞と道元」は立松和平さんとの対談集。仏教について補足的に広範囲に宗教を語っています。

吉田秀和さん。「主題と変奏」「一枚のレコード」「名曲三00選」
5月永眠。このひとの音楽の知識、知性。音楽の心象を文章で表現。何度目を通しても、批評の精神が綿密すぎてついていけないが、想像することはできて、きっと間違いはないのだろうと思わせる。