イキウメ「太陽」ABCホール(3日)

■「太陽」ストーリーライン
四十年程前、世界的なバイオテロにより拡散したウイルスで人口は激減し、政治経済は混乱、社会基盤が破壊された。

数年後、感染者の中で奇跡的に回復した人々が注目される。彼らは人間をはるかに上回る身体に変異していた。頭脳明晰で、若く健康な肉体を長く維持できる反面、紫外線に弱く太陽光の下では活動できない欠点があったが、変異は進化の過渡期であると主張し自らを「ノクス」(ホモ・ノクセンシス = 夜に生きる人)と名乗るようになる。

ノクスになる方法も解明され、徐々に数を増やす彼らは弾圧されるが、変異の適性は三十歳前後で失われる為、若者の夜への移行は歯止めが効かなくなった。

次第に政治経済の中心はノクスに移り、遂には人口も逆転してしまう。ノクスの登場から四十年、普通の人間は三割程になり、ノクス社会に依存しながら共存している。かつて日本と呼ばれた列島には、ノクス自治区が点在し、緩やかな連合体を築いていた。

都市に住むノクスに対し、人間は四国を割り当てられ多くが移住していたが、未だ故郷を離れず小さな集落で生活するものもいた。(フライヤーより)

作・演:前川知大さんの世界観。設定の妙。会話の巧みさ。スリイングな展開。示唆に富んだ台詞。キャストの表現力。憧れますむかっ(怒り)

シンプルな舞台装置。
そんな集落に住む住人は苛酷で貧しい生活。ノクスに憬れる少年は、村の見張り番のノクスと仲良くなるが、30を越えた大人はノクスに敵愾心を持ち・・・。

村に訪れたノクスの医師は、同じ年だが年老いた風貌の同級生に会う。
子供が出来ないノクス夫婦は、普通の人間の子供を養子にしようと考えるが・・・。

ノクスは太陽と引き換えに長寿と病気にならない体質を持ち、論理的で知性豊か、しかし感情や人情が薄れていた。そんなノクスにも秘密が・・・。

太陽の下で、感情豊かに生きることの選択肢もあるが・・・。

安井順平さんと伊勢佳世さんの会話は、私のお気に入りです。特に今回は伊勢さんの衣装が綺麗で素敵でしたぴかぴか(新しい)