MONO特別企画Vol.5「空と私のあいだ」AI・HALL(2日)
脚作は土田英生さんと横山拓也さん。オーディションで選ばれた出演者。
喫茶店が舞台。4つのテーブルのお客と喫茶店員の会話劇です。
この町には、5年前に巨大な塔が建ちました。その塔には危険な施設の噂もある。
若い2組の男女のテーブル。
上田君(空晴)と吉川さん(元・悪い芝居)のカップル。最近吉川さんが浮気しているのではないかと疑うので、吉川さんがその彼と彼女を呼び出し疑いを晴らそうと上田君に説明している。「ね、彼には幼馴染の彼女がいるの。彼女を凄く好いているの」
しかし、その説明中に話す言葉‘うつし世’や仕草‘同じクセ’が吉川さんと彼にしか理解できない。
彼の彼女も吉川さんが懸命に話せば話すほど、彼と吉川さんの親密さが判り、段々怪しいと思ってきている。この辺の会話が、素晴らしく違和感なく聞える。
席を立って上田君のそばに寄って行く彼女。突然塔から光が、4人立ち上がり、暗転。
彼女は看護士「最近頭痛で入院してきた患者が亡くなることがあって忙しい」と冒頭の自己紹介で話している。
公演前日に事故に会い、出演出来なくなった役者さんのピンチヒッターに俳優として舞台に登場した脚本の横山さんがいました
舞台が上がると同時に、気になってちらちら横山さんを観ていました。
七味さんと横山さんのカップル。
先輩の七味さんに指輪の箱を渡す横山さん。退職したお金が意外に多くいつも箱買いしている話をする。「箱買いってこの箱のこと」結婚を申し込む横山さん。
「わかるけど、判らないのでこれは受け取れない」と言う七味さん。横山さんが七味さんに寄って行くと、ガシット横山さんの坊主頭を手で覆う七味さん。2度も、いいなぁこのシーン。
「私にはまだあなたの、知らないことがあるのよ」と話す。上司との不倫、その母親の面倒も見ている。「なんで?なんで?でもいい待っている」と横山さん。
気持ちが軟化してくる七味さん。「私も会社辞めて、どこか行こうかな?それまでこの指輪持っててくれる」
突然、頭を抑える横山さん。「大丈夫、家まで送っていこうか」いや今日はいいと断る横山さん。突然塔から光が、二人立ち上がり、暗転。
桃ちゃんと主婦3人。店員にクレームを言い出す。このコーヒー(400円)変な味がするわ。実は言いがかり。喫茶店に集合したがお金を持っていない。桃ちゃんは500円、後は300円、80円、0円。この4人は旦那からDVを受けている。お金も自由に扱えない。どうするのよ!私は桃ちゃんと合わせて800円で払える。と仲たがいも始まる。
どれだけ虐められているか。「私は週5」「じゃ週休2日ね、やさしいじゃない。私は盆と正月だけはなし」「私は肋骨をケリで3本折られたわ」
「でもブタから、おでぶちゃんって呼ばれるの」「私はゴミからクズコ」「ちゃんやコがついたのね。いいわね」桃ちゃんは・・・「私は・・・名前」「あなたは優越感から誘ったのよ、お金も持っているし」
次第に昔は優しかった。カッコ良かった。私が悪いの・・・に変わり、じゃあここのお金どうする。あのカップルから借りようか?コエを掛けに行く。突然塔から光が、4人立ち上がり、暗転。
喫茶店の店員。兄、弟、妹の3兄弟。亡くなった親から引き継いでいる。
就職できない一応マスターの兄、実務をこなす弟、楽したい妹。
警察の事情聴衆から帰宅した兄。昨日、死亡したお客(ヨッコン)の説明に行っていたのだった。説明がいいかげんで2人は驚くが、それがいつもの兄なのだ。
経営が苦しいので、どちらか辞めてほしいと兄。「俺が辞めたら経営事務も出来ないよ」弟、「私が辞めたら配達も出来ないよ」妹。じゃ俺と兄。俺は何処でも働けないし無理。どうしようか?実は塔の関連会社から資金援助の話がある・・・。
女子高校生が昨日の忘れ物(千羽鶴の紙袋)を取りにくる。暗転
女子高校生3人。真ん中で千羽鶴を折っている女子。二人が遅れてやってくる。「来るまで鶴を折っていたの。まだ千羽にならないので、お見舞いは来週くらいにしてほしいの。最近メールも返ってこないし心配だけど・・・」
大変だったら私達も手伝うよ、いいのこれは私が全部折るの。
チョット、トイレと席を離れる。「どうする、今、お見舞いに行ったのに、彼女には連絡して無かったんだ。内緒にしておこうね」
しかし、メールが二人に・・・。誰から。実はお見舞いの御礼メール。
携帯を調べるがメールはない。あっ、行ったんだ二人。私には連絡無かった。嫌われているの私。なんで、何が悪いの。教えて。いつもそうなの、最初は仲いいのに、暫くすると仲間はずれになるの。言ってみて。
「あなた彼女と同じ靴や洋服を真似てしてるでしょ」「それに、みんなが好いと言った男の子を、一人でアタックしたでしょ。彼女はホントに好きだったんだから、それも4人で行こうと言った映画に誘った。なんでも自分中心なのよ、あんたは・・・」
「結局振られたんだから、それに4人でも行こうと思ったんだよ・・・」
二人に声をかける「・・・ねぇ・・・千羽鶴折るの手伝ってくれる」。突然塔から光が、3人立ち上がり、暗転。
4組の話が暗転ごとに、店員同士がもめていて、箱を落としてしまい、ドスンと音がする場面から始まる。
時間が戻り、お客のテーブルも廻り、同時タイミングで進行する。そのために、他のテーブルも配置されていて役者が座っている。エピソードの中で他の組の話し声もところどころ聞えるし、トイレに立つ高校生もアクセントよく通り過ぎる。
呼吸やリズム、そして細かいタイミングまで計算されていて、素晴らしい舞台でした。横山さんの2作品はきっとこの話かなと考えたりもしました。
終演後、ビームの横山さん、桃ちゃんや観劇にきていたメンバーとも会えて嬉しかった
脚作は土田英生さんと横山拓也さん。オーディションで選ばれた出演者。
喫茶店が舞台。4つのテーブルのお客と喫茶店員の会話劇です。
この町には、5年前に巨大な塔が建ちました。その塔には危険な施設の噂もある。
若い2組の男女のテーブル。
上田君(空晴)と吉川さん(元・悪い芝居)のカップル。最近吉川さんが浮気しているのではないかと疑うので、吉川さんがその彼と彼女を呼び出し疑いを晴らそうと上田君に説明している。「ね、彼には幼馴染の彼女がいるの。彼女を凄く好いているの」
しかし、その説明中に話す言葉‘うつし世’や仕草‘同じクセ’が吉川さんと彼にしか理解できない。
彼の彼女も吉川さんが懸命に話せば話すほど、彼と吉川さんの親密さが判り、段々怪しいと思ってきている。この辺の会話が、素晴らしく違和感なく聞える。
席を立って上田君のそばに寄って行く彼女。突然塔から光が、4人立ち上がり、暗転。
彼女は看護士「最近頭痛で入院してきた患者が亡くなることがあって忙しい」と冒頭の自己紹介で話している。
公演前日に事故に会い、出演出来なくなった役者さんのピンチヒッターに俳優として舞台に登場した脚本の横山さんがいました
七味さんと横山さんのカップル。
先輩の七味さんに指輪の箱を渡す横山さん。退職したお金が意外に多くいつも箱買いしている話をする。「箱買いってこの箱のこと」結婚を申し込む横山さん。
「わかるけど、判らないのでこれは受け取れない」と言う七味さん。横山さんが七味さんに寄って行くと、ガシット横山さんの坊主頭を手で覆う七味さん。2度も、いいなぁこのシーン。
「私にはまだあなたの、知らないことがあるのよ」と話す。上司との不倫、その母親の面倒も見ている。「なんで?なんで?でもいい待っている」と横山さん。
気持ちが軟化してくる七味さん。「私も会社辞めて、どこか行こうかな?それまでこの指輪持っててくれる」
突然、頭を抑える横山さん。「大丈夫、家まで送っていこうか」いや今日はいいと断る横山さん。突然塔から光が、二人立ち上がり、暗転。
桃ちゃんと主婦3人。店員にクレームを言い出す。このコーヒー(400円)変な味がするわ。実は言いがかり。喫茶店に集合したがお金を持っていない。桃ちゃんは500円、後は300円、80円、0円。この4人は旦那からDVを受けている。お金も自由に扱えない。どうするのよ!私は桃ちゃんと合わせて800円で払える。と仲たがいも始まる。
どれだけ虐められているか。「私は週5」「じゃ週休2日ね、やさしいじゃない。私は盆と正月だけはなし」「私は肋骨をケリで3本折られたわ」
「でもブタから、おでぶちゃんって呼ばれるの」「私はゴミからクズコ」「ちゃんやコがついたのね。いいわね」桃ちゃんは・・・「私は・・・名前」「あなたは優越感から誘ったのよ、お金も持っているし」
次第に昔は優しかった。カッコ良かった。私が悪いの・・・に変わり、じゃあここのお金どうする。あのカップルから借りようか?コエを掛けに行く。突然塔から光が、4人立ち上がり、暗転。
喫茶店の店員。兄、弟、妹の3兄弟。亡くなった親から引き継いでいる。
就職できない一応マスターの兄、実務をこなす弟、楽したい妹。
警察の事情聴衆から帰宅した兄。昨日、死亡したお客(ヨッコン)の説明に行っていたのだった。説明がいいかげんで2人は驚くが、それがいつもの兄なのだ。
経営が苦しいので、どちらか辞めてほしいと兄。「俺が辞めたら経営事務も出来ないよ」弟、「私が辞めたら配達も出来ないよ」妹。じゃ俺と兄。俺は何処でも働けないし無理。どうしようか?実は塔の関連会社から資金援助の話がある・・・。
女子高校生が昨日の忘れ物(千羽鶴の紙袋)を取りにくる。暗転
女子高校生3人。真ん中で千羽鶴を折っている女子。二人が遅れてやってくる。「来るまで鶴を折っていたの。まだ千羽にならないので、お見舞いは来週くらいにしてほしいの。最近メールも返ってこないし心配だけど・・・」
大変だったら私達も手伝うよ、いいのこれは私が全部折るの。
チョット、トイレと席を離れる。「どうする、今、お見舞いに行ったのに、彼女には連絡して無かったんだ。内緒にしておこうね」
しかし、メールが二人に・・・。誰から。実はお見舞いの御礼メール。
携帯を調べるがメールはない。あっ、行ったんだ二人。私には連絡無かった。嫌われているの私。なんで、何が悪いの。教えて。いつもそうなの、最初は仲いいのに、暫くすると仲間はずれになるの。言ってみて。
「あなた彼女と同じ靴や洋服を真似てしてるでしょ」「それに、みんなが好いと言った男の子を、一人でアタックしたでしょ。彼女はホントに好きだったんだから、それも4人で行こうと言った映画に誘った。なんでも自分中心なのよ、あんたは・・・」
「結局振られたんだから、それに4人でも行こうと思ったんだよ・・・」
二人に声をかける「・・・ねぇ・・・千羽鶴折るの手伝ってくれる」。突然塔から光が、3人立ち上がり、暗転。
4組の話が暗転ごとに、店員同士がもめていて、箱を落としてしまい、ドスンと音がする場面から始まる。
時間が戻り、お客のテーブルも廻り、同時タイミングで進行する。そのために、他のテーブルも配置されていて役者が座っている。エピソードの中で他の組の話し声もところどころ聞えるし、トイレに立つ高校生もアクセントよく通り過ぎる。
呼吸やリズム、そして細かいタイミングまで計算されていて、素晴らしい舞台でした。横山さんの2作品はきっとこの話かなと考えたりもしました。
終演後、ビームの横山さん、桃ちゃんや観劇にきていたメンバーとも会えて嬉しかった