この日の日程も朝早くから忙しい。超効率的なスケジュールです。
朝。まずは紅葉で有名な寒霞渓へ。
勿論紅葉は終わっています。
この景色に色とりどりの色を想像してながめました。
最盛期には見事でしようね。
でも東北の凄い紅葉を毎年見ているからねー
どんなに自慢されても________
バスは急な坂を降りて海のそばにあるオリーブ公園へ。
急斜面にオリーブの古木がよく手入れされて気持ち良さそうです。
よく、日が当たることがオリーブにとって良いのだそうです。
青空には風車が似合いますね。
土庄港からフェリーにのって高松港へ。
徳島の大塚国際美術館へ。http://o-museum.or.jp/
国立公園の中に背の高い建築を作ることは許可されなかったので崖をくりぬき地下3階地上2階の美術館になったのだそうです。
長いエスカレーターで展示室に入って正面がミケランジェロの描いたシスティーナ礼拝堂が飛び込んで来ました。
おりしもこの日は合唱団体が演奏会をしてくれました。
天井の高い空間に聖歌が響きわたります。
とても実力のある合唱団のようです。
この美術館、すごいですよ。
展示されている絵は、陶板画の手法で細かいディテールまで再現された複製ですが、全部観ると4kmにもなる広い美術館。日本で最も展示スペースが広い美術館だそうです。
額縁も本物のように復元されています。
なーんだ、本物じゃないのか、と思うでしょ?
どうしてどうして・・・。世界中の本物を一度に見てまわるなんてとてもできない事が、ここでは出来てしまいます。
写真に撮るも自由。さわってもOK。
例えば、ゴッホのひまわりの絵。世界に7枚あったのだそうですが、火事でなくなってしまったのもあるし、これを全部観るにはものすごくお金と時間が必要です。しかもガラスの中に入ったものを遠くからでないと観れませんね。
それが7枚全部いっぺんに観れる。さわれる。絵の前で写真も撮れる
上のシスティーナ礼拝堂のような空間ごと再現してあるものもあります(環境展示)。実物と同じ大きさです。
この日のように演奏会が行われたり、結婚式も行われるのだそうです。
ボルガの曳船人
怒涛
上の2点は印刷ですがうちにもあるんです。
そう、私たち、ソビエト絵画に傾倒していた時期があったのです。
特に怒涛は大好きで、
嵐に遭って遭難し、船の残骸にしがみついている。
次の瞬間には目の前の大波に飲まれるかもしれない絶対絶命の場面。
しかし、天気が回復してくる兆しが描かれています。
どんなに困難で大変な場面でも希望を失なわないで。
の、メッセージがこの絵には込められています。
ナポレオンの戴冠式
ゲルニカ
1000点を超える絵画を3時間の制限時間では足りなかったわ。
また来てみたい。
最後のスケジュールは鳴門公園から眺める海。
渦潮は何時なら観れる? ちょうど満月がこの日。一番大きな渦潮が見られたはずですが、時間的に無理でした。
徳島空港に送ってもらって、羽田空港まで。そのあとモノレール、新幹線、仙石線に乗り継いで帰宅したのは真夜中でした。
旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。 おしまい