3日。

宿を出て、まずは龍舞崎へ。

典型的なリアス式海岸の海。

松の木がかなり枯れています。津波の影響なのか、松くい虫の被害なのか。

この日もいい天気でした。

小さなぼんぼりのような綿毛。朝日を浴びてきらきら輝いていました。

 

 絶景ポイントに置かれていたベンチ。大学の名前が書かれていました。ボランティアさんたちの仕事ですかね。

 

 まだ復興途上の大島がまた栄えますように。神様にお願いしました。

 

そのあと亀山へ。

浦の浜から以前はリフトが通っていました。

が、あの3,11の津波とあの時に起きた火災で施設が燃えてしまって、今はリフトはありません。そのうちぜひ復活してだれでも気軽に山の上からの島と気仙沼の姿を楽しめるといいなあ、と思います。

山上まで舗装された道が通っています。車で登りました。

 まとまった駐車場はありません。この観光用の表示から離れた道の脇に車を寄せて止めました。

 

 亀山山頂 235m

三陸復興国立公園の新しい標柱の傍には、さらに高いところから景色がみられるように展望台が作られていました。

展望台からの湾と気仙沼市内。

気仙沼は3、11の時、火災でこの湾が火の海になり、市内も島も津波と火災で壊滅したのです。

更地になっていた津波のあとの土地には、新しい魚市場や造船所、商店、工場などいろいろな施設ができて、復興していっている様子が見て取れます。

反対側。真ん中が浦の浜地区の低地。田中浜や小田の浜、私たちがお世話になったいわさき荘がある高台も見えています。

 

そのあと、十八鳴浜で歩くとキュッキュッと砂が鳴る様子を味わいたくて、国民休暇村から続く山道の遊歩道を歩きました。十八鳴浜へは足で歩く道しかありません。

    

登ったり下ったり… 

しかし十八鳴浜へ降りていくポイントは綱が張ってあって通せんぼされていました。

十八鳴浜は天然記念物に指定されているジオパークポイントです。むやみに人が入って砂が鳴らなくなったりしたら大変なので、自然状態を保つために簡単には行くことができないようにしているのかもしれません。

私たちもここから浜を眺めるだけで満足することにして引き返しました。

 

    

浦の浜港からフェリーに乗って気仙沼市内に戻ります。

 また来るからねー。今度は橋を渡って。

 

お魚いちばでお土産を買い込みました。 ホヤ、フカヒレ、柚子ポン酢・・・・

 お魚市場の駐車場にはプラザホテルに登るためのエレベーターがあります。

エレベーターの壁にも津波プレートが張ってあります。こんなに高いところまで来たのねー。