23日。
朝、雪。山形に近い内陸はまだまだ冬の気配です。予報は晴れですが。
食事のあと朝9時30分に宿を出ました。
間欠泉もオープンしていない、スキー場は閉鎖してしまった観光オフシーズンの鬼首へドライブしました。花淵山をぶち抜いて新しくできた鬼首バイパスを、まだ通ったことがないという弟に見せたかった。
山は真っ白です。雪がやんで晴れてきた空と雪山のコントラストが素晴らしい。
周りをぐるりと山に囲まれたカルデラ地形がよくわかります。
正宗公が、ここを軍馬の育成に使っていた、というのがよく理解できます。
間欠泉の入場はまだ営業が始まっていないのでできないけれど、お客さんを迎える準備に一生懸命の様子でした。
鬼首をあとにして県境をちょっと越えて山形方面へ。堺田駅へ行きました。
無人駅。
ここは分水嶺があるとのこと。
この小さな流れがここで右と左に分かれます。右は太平洋へ。左は日本海へ。
私ね、堺田が、芭蕉が歩いた道というだけでは満足せずに、ここが太平洋と日本海を分ける場所だと、観光の素材にしようという山形の人たちの情熱というか、観光素材の発掘に努力されていることに感心してしまいます。
そのあと、日帰り温泉施設のしんとろの湯。
鳴子は泉質の違う温泉がたくさんあることで有名で、ここの温泉は肌がとろりとぬるぬるする不思議な温泉です。
よくあたたまり、いいわよ~。
夫はもう1泊するので鳴子温泉に送り、
私と弟はあ・ら・伊達な道の駅へ立ち寄りました。
おみやげに、ゆきむすび、ささ結びのお米と、特産の野菜などを買って帰りました。
正宗公の長男秀宗公が宇和島藩の初代藩祖になった関係で、宇和島市と岩出山は姉妹都市提携をしています。
旧岩出山町と当別町は、明治維新のおり仙台藩御一門岩出山伊達家並びに家臣団によって当別町が開拓されたという関係で姉妹都市になっています。
このビールは宇和島のブラッドオレンジ、岩出山の米、当別町の大豆で作られたビールなのだそうです。
ピンク色の、まろやかなとてもおいしいビールでした。
夜 文化センターで山岳会の役員会に出席。
次年度もろくに登山が出来そうにない。結局役員は次年度も継続という事になった…。
役に立たない私なのに、どうしようかなあ。