山岳会の新年度の最初の山行が、七ツ森です。

昨10月の登山で怪我をした私、この4月からはガンガン登ると決心したものの、やっぱりみんなについていけるか不安で、12日に足慣らしに歩いたのですよ。

http://ameblo.jp/tk18412004/entry-12013487304.html

2週間前です。


2週間という時間が、山の様子をガラッと変えていました。

参加者21名。 

天気 快晴。



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湖の橋の上から。正面が鎌倉山


2 まずは登る前の元気なみんなの記念写真。

逆光だって? 後ろに泉ヶ岳が見えていたはず。よく記憶していない(;^_^A


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2週間前にはやっと咲きかかっていたヤマザクラが、すっかり葉桜ですね。

向かい側は笹倉山。


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山笑う、とはよく言ったもの。林の中は、色々な色の芽吹きで満たされていました。


そして、鳥たちのにぎやかな声。

ちゅぴーちゅぴー 忙しいシジューカラ

ちゅうぴーちゅうぴー のんびりしているのは、ヤマガラ?

こここここ・・・・・・こここここ・・・・・ ウッドペッカーくん。 お嫁さん探しに忙しいんだろうなあ・


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山ツツジ。場所によってはきれいに開いていましたよ。


6 写真だとあんまり急に見えませんが、岩だらけの道をロープをたよりによじ登ります。


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そんな岩の間にチゴユリやフデリンドウ? が咲いていました。



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トウゴクミツバツツジ

ヤマツツジより、一足早く花を開くのですね。緑色をバックに、とても映えます。


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岩をバックにして。まるで、今の時期の主役は私だ! とでも言っているみたい。



1 鎌倉山山頂です。

急坂を登ったからね、大休止。

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木々の間から真っ白な舟形山。

そして見下ろせば七ツ森湖。 313mという高さですが、山は高いからいいって言うもんじゃないわね。

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逐倉山への鞍部へ下ります。シロヤシオツツジも咲きだしていました。今年は早いね。

2週間前にはずーっと咲いていたイワウチワは無く、カタクリも種をつけていました。

暖かい日が続いていたとはいえ、2週間という時間は風景をガラッと変えています。


5 それでも、私達を待っていてくれたように、1輪だけ。



4 南無妙法蓮華経

誰がここにやってきて、祈りを奉げたのだろう…。機械もないのにどうやって文字を刻んだのだろう…。





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イワウチワやカタクリが終わっていても、本当にいろいろ花を見つけることが出来ます。

なかでも、ヤマブキが色鮮やかですね。

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9 あら? 逐倉山への登り口ですが、先日には設置していなかった。登ってはダメなんだって。

担当者のHさん曰く、代わりに笹倉山を登ろうと思って町役場に問い合わせたら、伐採作業が行われているから、そっちも登山禁止だと…。 でも連休前には終わらせて山開きするんだそうです。


湿った谷筋の道には、バイケイソウ、そしてニリンソウの群落

ここの緑鮮やかなバイケイソウは、花が咲いたことがないんだとか・・(@_@) 種をつけないで、根っこだけで増えるんだろうか…。

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ナメナメの川筋。ちょっとの日当たりの違いで、けっこう違う植物があるんですよねぇ・・。


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鉢倉山の登り口にいたカンアオイ。じめじめ、暗い杉林の林床。花はこの葉っぱたちの根元に奥ゆかしくありました。花って、目立つためにあるんだろうに、まるで見つけられたくない、って言っているみたいです。

3 ヒトリシズカ。ひとりぼっち。



鉢倉山の登りもすごいんです。

Yさん曰く、剱のカニのヨコバイの予行演習みたいなもんだ。


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垂直に見える斜面につけられている鎖。少しの足掛かりを探して慎重にトラバースしていきます。

落ちたら大変だよ。気をつけて~と、檄が飛びます。

ヘルメット、お守りにかぶって来ればよかった?


1 はい山頂。周りの景色を楽しみながら、昼食。

私のお弁当は、おかずをぎっしり詰め込んだおにぎり。白菜菜の花の浅漬け、うるいの生姜和え。

みんなのおかずが、行ったり来たりしています。

私は自分の分を背負うだけで手いっぱいだけれど、K子さんは、凍らせた果物、大きな建っパーいっぱいの煮物と、相変わらず登山隊全員にいきわたるような分量を担ぎ上げて来るんです。

しかも、超おいしい。

下りは、登ってきた方と反対側。大倉山との鞍部へ下ります。


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さらに湯名沢林道の駐車場めがけて下ります。

4 やっぱり、沢筋は素敵だ。


次は七ツ森湖方面へ。
3 この花、何かなあ…。ヤマブキじゃないよ。

道はずーっと登り。

5 ヤマブキの群生が近くなると・・・・・


5望展望台
1 5つは見えていないけれど、降りてきたばかりの鉢倉山を望みました。

さらに登り。
2 きつねのカミソリ広場。 巾2cmか、3cmくらいの長い葉っぱを広げている今は咲いていないけれど、キツネノカミソリが光を浴びて群生している。

この花が咲く夏、標高が低い、きつい山に登ろうという人は少ないから、この花の群生は見た人は多くないと思います。

私も見たことがない。


3 こんな看板もある。七ツ森は里山だけれど、熊、カモシカ等々、いろんな生き物が住んでいる。

4 ほら!! 日本タンポポみっけ!! 下界でのさばっている西洋タンポポじゃないっていうのが、いいねえ・・・。

近年、数を急激に減らしているオドリコソウも、あった。 ヒメオドリコソウの繁殖力がすさまじく、生存競争に負けてる?


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入山口、鎌倉山のふもとの八重桜。開き始めていました。GWには見ごろになることでしょう。

結果的に、3つ登ろうの予定が2山でしたが、シーズン最初の登山では、この程度がいいのかもしれません。


1 Yさん手作りの地図に歩いてきた道をピンクのマーカーで書いてみましたが、よくわかんないわね。クリックして大きくすると、少しははっきりする、かも。


元気に歩けて、よかった~。仲間と一緒に歩けて、楽しかった~。


麓のダム記念館は、地元の観光宣伝のためのいろいろな展示、産物の販売所でもあります。

もちろん、おみやげは、タラノメ、シドケ、コゴミの山菜と、原木しいたけ。

夕食にさっそく天麩羅にしました。