山の上は晴れあがり、今日ばかりは、標高100m上がるごとに、0,6度気温が下がる、と言う法則は当てはまらなかったようです。
だって、いい天気だったから、暑かった。
突然山登りすることになった日は、やっぱり1人。1人は寂しいけれど、実は自由でまったく自分のペースで好きなように歩けるのでそれはそれで楽しいんだわ。今日は、思いっきりゆっくり登りました。
いや、じつはバテバテで速くなんか歩けなかった・・・・(・・。)ゞ
8:50白石スキー場駐車場9:10・・・・・・・9:35白石女子高小屋あと・・・・・・・11:00弘法清水・・・・・・12:08桜の咲くザレ場・・・・・・・・・12:40不忘の碑・・・・・・・13:00不忘山頂・・・・・・・・・・・15:40白石女子高小屋あと・・・・・
16:05白石スキー場駐車場
何度も登って勝手知ったる場所でも、出発の時は迷いそうになってGPSで確認したほど深い霧の中でした。
霧の中の登山道も、林の木々がとても美しい。
その足元にチゴユリが咲き出していたり、
こんな、何段も重ねた細かい巣をかけている蜘蛛がいたり…
その緑の中の山ツツジが目に沁みるようだったり…・
登るにつれて晴れてきました。
それにしても、道はものすごく荒れています。
もう道としての体をなしていません。
土留めが設置されたのは、何年前だったでしょうか。その土止めも、かなり崩れています。
歩きやすくするために置かれていた土嚢も、もはや役目をなしていません。
ぐっちょんぐっちょんのねとねとした土で急坂はとても滑ります。ロープが設置されています。
それでも、植物はたくましくて泥の中に生息域を広げています。
標高があがると、咲いているツツジはムラサキヤシオにかわり、目を楽しませてくれました。
シラネアオイ
ザレ場のふちに咲くミネサクラ
ザレ場から、下界を見下ろしました。見渡す限りの雲海に覆われていました。
多賀城は、寒くて一日曇っていたそうです。
小さい小さいユキワリコザクラ
ハクサンイチゲと一緒のコザクラです。こんなにかわいらしいのよ。
山頂に近づくにつれて、ハクサンイチゲとミヤマキンバイの群落の世界です。
ハクサンチドリみっけ!
山頂
つい3日前に歩いた南蔵王縦走路の稜線。なだらかでしょう? とっても素晴らしい縦走路だよ。
やっぱり、この眺め、何度見てもいいわねえ…。
子供たちが9人、その縦走路を歩き、いくつものピークを越えてやってきました。同じくらいの数の先生と保護者?もいっしょです。
すごいすごい! 地元の小学5年生だそうです。
多賀城中の生徒たちは、このコースよりずっとやさしい中央蔵王だった。中学生でも。
先生に聞きました。
ここは、校歌にも歌われているいつも見上げて眺めているふるさとの山なんです。
下山して作文を書かせると、こんなに大変な山登りが、自分にできると思わなかった。これができたからなんでもできそうだ、と書いている子が多いんです。
聞くと、白石スキー場へ下山するとのこと(@_@)
私が登ってきたコース。
子供たちの足元はスニーカーです。
しっかりした登山靴を履いてさえずるずる滑るコースを降りるの?
いくら鍛錬でも酷だとは思わないのかしら。
ちょっとここより長いけれど、硯石に下山するという道もあるのに。
子供たちを追い越して下山してきましたが、私は転んで靴だけでなく、ズボン、ザックまで泥だらけでした。
午後4時過ぎ。駐車場では、子供たちを待ってマイクロバスが停車していました。
それにしても、あの道はひどい。
震災復興に汲々している県にかけあっても、すぐには登山道の改修などしてくれないんだろうなあ・・・・。