私の大好きな散歩コースを紹介しますね。

 

多賀城は、奈良時代初期に東北地方の政治の中心として、陸奥の国府が置かれた場所であり、また、蝦夷征伐のための鎮守府としても重要な位置を占めていた・・・・のだそうで。
蝦夷の子孫である私からみれば、誇れる歴史ではありませんが、多くの遺跡、歌枕として読まれた場所が、あるの。

しかも、風致地区で、史跡保存のために、開発が規制されている、歩くための道がとてもよく整備されているので、ハイキングにうってつけなのです。

 

きょうは、花見の下見に、多賀城を散歩しました。

仙石線多賀城駅・・・・・・「沖の石」「末の松山」・・・・・・・多賀城廃寺あと・・・・・・・・多賀城の碑・・国府多賀城跡・・・・・・陸奥総社の宮・・・・・・・・東北本線塩釜駅


多賀城駅から砂押川にかかる鎮守橋を渡り、歩いても10分もかからない住宅街の中に「沖の石」はあります。それからちょっと歩いて、お寺の境内にある『末の松山』。

 

清原元輔の歌
契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 なみこさじとは

 

昔はここの近くまで海だったんだろうか、などと思いながら、家々の庭の咲き始めた花を眺めながら歩きます。
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鎮守橋まで戻り、学院大、文化センターの前を通り、ここ2,3年で急に増えた新しい住宅を眺めながら、多賀城廃寺あと。ここは、奈良時代から平安時代にかけて、国府多賀城の付属寺院だったあと。
今は礎石だけしか残っていないけれどね。公園になっています。まだ咲いていない桜の下で花見?している人たち、います。

 

そこから歴史博物館、城南小学校を右手に見て、
そうそう、このあたりも忽然と大型店やら住宅やら、東北本線の駅までもがあれよあれよとできた地域。

多賀城の碑(壺のいしぶみ)

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そこから塩釜街道を横切って、多賀城跡へ。

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昔、国府の置かれていたところ。
ここでもまだ桜は咲いていないけれど、お花見、やっている人、いましたよ。みんなお花見楽しみなんだよね。

また遺跡が続く道をのどかな田園の歩道を、陸奥総社の宮へ。

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ここのハクモクレンは、まだ満開じゃないですね。もうすこし。
変わりに、ヤブツバキがとってもよく咲いていた。
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あとは、東北本線塩釜駅まで・・・・ゆったりと半日3時間、途中でお弁当を食べたりすれば、4時間というコース、かな。

 

最近は、ずいぶん遠くから、ハイキングにいらっしゃるんですよ。

だって、城跡駐車場に県外ナンバーのバスが止まっていて、ウォーキングシューズをはいて、ザック姿の団体さんも多く見かけます。

 

うらうらと、とても気持ちのいい散歩でした。 

 

 

 

 

 

 

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