いつも『語り部シアター』のお知らせをありがとうございます。
今回は「歌謡通し狂言 忠臣蔵」後編 雪の巻で、討入りまでの様々な別れを取り上げられました。
1曲目「大石内蔵助・その妻りく 山科わかれ雨」鏡五郎さん・真木柚布子さん。
色々と乗り越えてきた夫婦道を台詞を入れて歌い上げ、
信頼で結ばれた夫婦愛が伝わり、涙ホロリとさせられます。
2曲目「徳利の別れ」中島孝さん。
最期の別れをと酒徳利を手土産に兄を訪ねた赤垣源蔵が、留守で会えず兄の羽織の前で一人別れの盃をする兄弟愛を歌で表現しています。
3曲目「堀部安兵衛の妻」小桜舞子さん。
堀部安兵衛との別れを妻の立場から歌っていますが、
透き通った清い声で台詞も入った歌唱は素晴らしいです。
4曲目「おんな南部坂」坂本冬美さん。
討入りを控えた内蔵助が、瑶泉院に暇乞いに訪れる忠臣蔵では欠かせない名場面を、坂本冬美さんが瑶泉院になりきったかのごとく、台詞を入れて力強く歌い上げています。
5曲目「右衛門七討入り」舟木一夫さん。
主君のために、命を懸けた若武士の哀れさ、はかなさを歌われ、
筝の入ったメロディは何ともいえない寂しさがあり、心に響いてくるようです。
NHK大河ドラマ赤穂浪士で矢頭右衛門七を初々しく、
美しく演じて話題になったのを懐かしく思い出されました。
今回の忠臣蔵の締めに相応しい曲です。
今年最後の語り部シアターは、花の巻、雪の巻として二週に渡った忠臣蔵で締めて下さいましたが、一年間を通して豊富な音源と、随所に歴史の知識を織り込んだお二人の息の合ったトークで、愉しませていただけました。
次回は1月8日 (金)日本酒の話を歌で繋げて下さるそうで、新年にぴったりのテーマで愉しみです。