いつも『語り部シアター』のお知らせをありがとうございます。
今回の“歴史歌謡講座"は「剣豪」がテーマで5人の剣豪を曲と共に紹介して下さいました。
1曲目 "愛州移香斎"「剣の魂 愛州移香斎」鈴木正夫さん(2代目)。
陰流の祖ともいわれている“愛州移香斎"を民謡歌手らしく力強く張りのある声で歌われています。
2曲目 “塚原卜伝"「剣聖 塚原卜伝」大川吾風さん。
何度も戦場に行きながら一度も刀傷を受けず剣聖と呼ばれ、将軍足利義輝、武田の軍師山本勘助にも指南したそうですが、戦わずして勝つ無手勝流をあみだした卜伝を、修行に旅立ち、剣に生きた人生を詩吟を入れて歌っていますが、とても迫力がある曲でした。
3曲目 “宮本武蔵"「宮本武蔵」村田英雄さん。
剣豪と言えば宮本武蔵が直ぐに思い浮かびます。
吉岡一門と戦った一乗寺下り松のお話もされました。
最初に力強いセリフが入り浪曲で鍛え上げられた見事な声で、剣豪宮本武蔵の生涯を歌ったスケールの大きな曲で、さすがに村田さんです。男村田が感じられ心の底に響きます。
4曲目 “佐々木小次郎"「佐々木小次郎」花ノ本寿さん。
武蔵が出れば小次郎です。
一般的に刀は70㎝~80㎝なのに、小次郎は1m以上もあり物干し竿と言われたとの話をされ、巌流島の戦いでは武蔵はそれを見越し120㎝の刀を準備したという話も興味深かったです。
松竹で七人若衆で売り出されたイケメンの花ノ本寿さんが、私の中では美青年のイメージである小次郎を伸びのある綺麗な声で歌われました。
5曲目 “柳生宗矩"「春の坂道」舟木一夫さん。
最後の剣豪は徳川将軍家の指南役であり、剣豪で大名になったのは珍しい柳生宗矩でした。
鼓が入って雰囲気もあり、謡曲を思わせる格調高い曲調で日本語の奥深さを感じさせる歌詞は今回のテーマ「剣豪」の締めに相応しい重厚感のある曲でとても良かったです。
室町時代から江戸時代にかけて流派は200~300あったそうですが、武芸者は全国を回って武者修行や決闘で腕を磨き戦略に勝ち、相手を読む洞察力を身につけていったそうです。
剣豪にはあまり馴染みがなかったのですが、随所に歴史の話を織り込まれた解説で、今回も色々と学ばせていただきました。
次回は8月7日(金)で、伝統あるお祭にスポットを当て、それにまつわる歌を紹介して下さるそうです。
次回も愉しみです。