今週は東京競馬場において第74回の安田記念が行われる。1951年より行われているレースであるが、当初はハンデ戦であった。今は4歳以上58kg、3歳馬は54kgで牝馬2kg減の定量戦で行われている。1995年迄は5月の第2週ごろに行われ、1996年以降に東京優駿以後に行われるようになった。春のマイル王決定戦の位置づけがある伝統戦である。
また、安田記念は、2005年から2011年迄は「アジアマイルチャレンジ」の対象レースにもなっていた関係上、外国馬の参戦が他のGⅠレースより多く見られる。開催時期も、ドバイや香港のGⅠレースからちょうど1か月ほど空いていているなど、参戦しやすい状況があると思われる。
本日は直近の5年間の安田記念の共通項を調べてみることにする。
69回 2019年6月2日 3回東京2日 11R 16頭立て
(赤字牝馬)外国馬参戦なし
1着 3枠05番 4歳 58.0kg 4人気 インディチャンプ
2着 1枠02番 5歳 56.0kg 3人気 アエロリット
3着 7枠14番 4歳 56.0kg 1人気 アーモンドアイ
インディチャンプ
マイラーズC(2人気)4着 ← 東京新聞杯(1人気)1着 ← 元町S(1人気)1着
アエロリット (赤字牝馬限定戦)
VM(2人気)5着 ← ペガサスWCT(5人気)9着 ← マイルCS(2人気)12着
アーモンドアイ
ドバイターフ(1人気)1着 ← JC(1人気)1着 ← 秋華賞(1人気)1着
70回 2020年6月7日 3回東京2日 11R 14頭立て
外国馬参戦なし
1着 7枠11番 4歳 56.0kg 3人気 グランアレグリア
2着 4枠05番 5歳 56.0kg 1人気 アーモンドアイ
3着 4枠06番 5歳 58.0kg 2人気 インディチャンプ
グランアレグリア
高松宮記念(2人気)2着 ← 阪神C(1人気)1着 ← NHKMC(1人気)5降着
アーモンドアイ
VM(1人気)1着 ← 有馬記念(1人気)3着 ← 天皇賞・秋(1人気)1着
インディチャンプ
マイラーズC(1人気)1着 ← 中山記念(4人気)4着 ← 香港マイル(2人気)7着
71回 2021年6月6日 3回東京2日 11R 14頭立て
外国馬参戦なし
1着 7枠11番 5歳 58.0kg 8人気 ダノンキングリー
2着 4枠05番 5歳 56.0kg 1人気 クランアレグリア
3着 8枠13番 3歳 54.0kg 4人気 シュネルマイスター
ダノンキングリー
天皇賞・秋(3人気)12着 ← 安田記念(5人気)7着 ← 大阪杯(1人気)3着
グランアレグリア
VM(1人気)1着 ← 大阪杯(2人気)4着 ← マイルCS(1人気)1着
シュネルマイスター
NHKMC(2人気)1着 ← 弥生賞(2人気)2着 ← ひいらぎ賞(1人気)1着
72回 2022年6月5日 3回東京2日 11R 18頭立て
外国馬参戦なし
1着 7枠13番 4歳 56.0kg 4人気 ソングライン
2着 5枠09番 4歳 58.0kg 2人気 シュネルマイスター
3着 8枠17番 5歳 58.0kg 8人気 サリオス
ソングライン
VM(2人気)5着 ← サウジターフSP(2人気)1着 ← 阪神C(1人気)15着
シュネルマイスター
ドバイターフ(1人気)8着 ← マイルCS(2人気)2着 ← 毎日王冠(1人気)1着
サリオス
高松宮記念(4人気)15着 ← 香港マイル(3人気)3着 ← マイルCS(3人気)6着
73回 2023年6月4日 3回東京2日 11R 18頭立て
外国馬参戦なし
1着 8枠18番 5歳 56.0kg 4人気 ソングライン
2着 2枠04番 4歳 58.0kg 3人気 セリフォス
3着 7枠14番 5歳 58.0kg 1人気 シュネルマイスター
ソングライン
VM(4人気)1着 ← 1351TS(1人気)10着 ← セントウルS(2人気)5着
セリフォス
ドバイターフ(3人気)5着 ← マイルCS(6人気)1着 ← 富士S(1人気)1着
シュネルマイスター
マイラーズC(1人気)1着 ← 中山記念(4人気)4着 ← 香港マイル(3人気)9着
5回中4回前走2番人気が3着以内になっている。
3番レッドモンレーヴ、5番ナミュール、9番バラレルヴィジョン、17番セリフォスの4頭が該当する。
正逆5か10が3着以内になっている。
18頭立てなので、5番ナミュール、14番コレペティトール、9番パラレウヴィジョン、10番ソウルラッシュが対象になる。
牝馬が強い、既GⅠ馬であった方が馬券になり易い。
6番ナミュール、12番フィアスプライドの2頭である。6番は昨年のマイルCS馬である。
1番人気馬かその13隣の馬が3着以内になっている。
4歳馬が1頭以上3着以内にいる。
今年の4歳は弱いと言われるが、14番コレペティトール、16番エルトンバローズの2頭が4歳馬である。
2021年は外れたが、前走が京王杯SCかマイラーズC経由の馬が好走している。
京王杯経由
3番レッドモンレーヴ(4着)、18番ダノンスコーピオン(4着)の2頭が該当する。
マイラーズC経由
8番エアロロノア(4着)、10番ソウルラッシュ(1着)、14番コレペティトール(8着)、17番セリフォス(2着)の4頭である。
前走GⅠで連対した馬が馬券になっている。特に高松宮記念とヴィクトリアマイルが好走する。
高松宮記念経由
11番ウインカーネリアン(4着)が1頭だけ参戦している。
ヴィクトリアマイル経由
5番ナミュール(8着)、12番フィアスプライド(2着)の2頭が該当する。
その他のGⅠ経由
1番カテドラル(大阪杯9着)、2番ガイアフォース(フェブラリーS2着)、4番ジオグリフ(5着)、7番ロマンチックウォリアー(QEⅡ1着)、13番ステラヴェローチェ(
大阪杯4着)、15番ヴォイッジバブル(香港Cマイル3着)、16番エルトンバローズ(香港Cマイル8着)の7頭である。
2022年以外は前走で連対している馬が好走している。
2番ガイアフォース、3番レッドモンレーヴ、6番ドーブネ、7番ロマンチックウォリアー、9番パラレウヴィジョン、10番ソウルラッシュ、12番フィアスプライド、17番セリフォスの8頭が該当する。