愛知杯は中京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走である。１９６３年に創設された古馬による重賞競走で、当初は中京競馬場の砂２０００ｍで行われていた。１９７０年に中京競馬場の芝コースが完成し、以降は芝２０００ｍで定着した。施行時期は幾度かの変遷を経て、２０１６年からは１月開催となった。
１９７２年に内国産種牡馬の奨励と保護策の一環として父内国産馬限定競走に指定され、以来２００３年まで父内国産馬限定の重賞競走として行われてきたが、内国産種牡馬もリーディング上位を争うようになったことに加え、牝馬の出走機会を広げる牝馬重賞競走体系整備の一環として、２００４年より牝馬限定戦に変更されるとともに外国馬も出走可能になった。本日は直近の５年間のデータを調べてみることにする。今年は２０２０年以来の小倉開催である。
５６回 ２０１９年１月２６日 １回中京３日 １１Ｒ １４頭立て
１着 ４枠０５番 ６歳 ５４．０ｋｇ ８人気 ワンブレスアウェイ
２着 ７枠１１番 ４歳 ５５．０ｋｇ １人気 ノームコア
３着 ５枠０８番 ４歳 ５３．０ｋｇ ４人気 ランドネ
ワンブレスアウェイ （赤字牝馬限定戦）
エリ女杯（１３人気）１１着 ← オクトーバーＳ（４人気）３着 ← 七夕賞（７人気）５着
ノームコア
エリ女杯（２人気）５着 ← 紫苑Ｓ（２人気）１着 ← フローラＳ（５人気）３着
ランドネ
修学院Ｓ（２人気）１着 ← 秋華賞（８人気）６着 ← 紫苑Ｓ（７人気）３着
５７回 ２０２０年１月１８日 １回小倉１日 １１Ｒ １６頭立て
１着 ３枠０５番 ７歳 ５６．０ｋｇ ９人気 デンコウアンジュ
２着 ３枠０６番 ６歳 ５３．０ｋｇ ５人気 アルメリアブルーム
３着 ２枠０３番 ７歳 ５２．０ｋｇ １１人気 レイホーロマンス
デンコウアンジュ
ターコイズＳ（１１人気）６着 ← 福島記念（４人気）６着 ← カシオペアＳ（７人気）４着
アルメリアブルーム
エリ女杯（１３人気）８着 ← 大原Ｓ（６人気）１着 ← ムーンライトＨ（６人気）６着
レイホーロマンス
万葉Ｓ（１０人気）４着 ← ステイヤーズＳ（９人気）８着 ← エリ女杯（１８人気）１８着
５８回 ２０２１年１月１６日 １回中京５日 １１Ｒ １８頭立て
１着 ８枠１８番 ４歳 ５４．０ｋｇ ２人気 マジックキャッスル
２着 ７枠１４番 ５歳 ５４．０ｋｇ ６人気 ランブリングアレー
３着 ２枠０４番 ６歳 ５４．０ｋｇ ８人気 ウラヌスチャーム
マジックキャッスル
秋華賞（１０人気）２着 ← 紫苑Ｓ（６人気）４着 ← 優駿牝馬（１４人気）５着
ランブリングアレー
ターコイズＳ（２人気）７着 ← カシオペアＳ（２人気）１着 ← 小倉記念（１人気）６着
ウラヌスチャーム
エリ女杯（１１人気）１３着 ← 新潟牝馬Ｓ（３人気）１着 ← 丹頂Ｓ（３人気）５着
５９回 ２０２２年１月１５日 １回中京５日 １１Ｒ １６頭立て
１着 １枠０１番 ５歳 ５２．０ｋｇ ７人気 ルビーカサブランカ
２着 ２枠０４番 ４歳 ５３．０ｋｇ ３人気 マリアエレーナ
３着 ６枠１２番 ５歳 ５５．５ｋｇ ６人気 デゼル
ルビーカサブランカ
オリオンＳ（４人気）１着 ← ユートピアＳ（１人気）３着 ← ＳＴＶ杯（１人気）３着
マリアエレーナ
新潟牝馬Ｓ（１人気）１着 ← ケフェウスＳ（１人気）３着 ← 高千穂特別（１人気）１着
デゼル
エリ女杯（８人気）８着 ← 府中牝馬Ｓ（２人気）１６着 ← ＶＭ（４人気）８着
６０回阿 ２０２３年１月１４日 １回中京５日 １１Ｒ １５頭立て
１着 ２枠０３番 ４歳 ５５．０ｋｇ １人気 アートハウス
２着 ７枠１３番 ５歳 ５３．０ｋｇ ７人気 アイコンテーラー
３着 ２枠０２番 ５歳 ５６．５ｋｇ ２人気 マリアエレーナ
アートハウス
秋華賞（４人気）５着 ← ローズＳ（１人気）１着 ← 優駿牝馬（２人気）７着
アイコンテーラー
中日新聞杯（１０人気）３着 ← アンドロメダＳ（６人気）５着 ← 新潟牝馬Ｓ（９人気）１１着
マリアエレーナ
天皇賞・秋（６人気）７着 ← 小倉記念（２人気）１着 ← マーメイドＳ（４人気）２着
正逆５か１１が３着以内になっている。
１４頭立てになったので、５番、１０番、４番、１１番に入った馬が対象になる。
２年連続７番人気が３着以内、その前は３年連続で６歳馬が１頭は３着以内になっている。
６歳馬は エニシノウタ、タガノパッション、テリオスマナ、フラーズダルム、ミスフィガロ、ローゼライトの６頭が出走してきている。
３走以内にエリ女杯に参戦している馬が、その順位に関係なく好走している。
ローゼライト１頭のみである。１５頭中１２着であった。
３走以内に１着になっている馬が馬券になっている。
アレグロモデラート、エニシノウタ、グランスラムアスク、セントカメリア、ミッキーゴージャスの５頭が該当する。
３走以内に牡馬混合戦（３勝クラス以上）で掲示板に載る成績を挙げた馬が３着以内になっている。
アレグロモデラート、グランスラムアスク、コスタボニータ、セントカメリア、テリオスマナ、ミスフィガロ、ミッキーゴージャスの７頭が該当する。
３走以内に１番人気で１着になった馬は馬券になりやすい。
ミッキーゴージャス１頭のみ該当する。
今年は４歳馬で、クラシック王道を走った馬はいない。
ミッキーゴージャスは優駿牝馬のみ参戦しているが、１４着（９人気）であった。