UO (2D/EC) のジャーナルログを瞬時に翻訳してくれるツールを紹介します。今回の夏フェアで役に立つかもしれません。
上のような画面から指定範囲をキャプチャーし、そのキャプチャー画像から英文をOCRで抜き出し翻訳までしてくれるという便利なツールです。
↑はサンプルですが、かなりイケてますね。
UO に限らず日本語に対応していない海外のゲームなどで使えます。英語苦手には必須ツールです。
●PCOTのダウンロードと設定
以下の紹介ページを参照ください。
PCOTで日本語未対応のゲームを簡単翻訳!導入方法と基本的な使い方を紹介
※ DL にはMicrosoft One Drive のアカウントとログインが必要です。One Drive のユーザー共有として公開されています。他にダウンロードできる場所がないようなので…。
●UOでの使い方
まず最初に PCOTフォルダにある PCOT.exe を右クリから
[プロパティ] → [互換性] → [ ☑ 管理者としてこのプログラムを実行する ]
にチェックを入れます。※この設定は一度だけです。
UO を先に起動しておきます。(ログインはしません)
ついで PCOT.exe を起動しますと↓の画面になります。
このリストから [Ultima Online] を選択して [追加] ボタンを押します。
↓がポップアップしますので適当に名前を付けて [確定] ボタンを押します。
↓のように追加されました。
リスト画面に戻りますが、[Ultima Online] を選択した状態から右下の [選択] ボタンで↓のメイン画面になります。※次回からもこれを選択して [選択] ボタンから起動します。
UO にログインしジャーナルを開き、UO操作の邪魔にならない位置に移動。
ログに記録された発言の中から翻訳したいところを範囲指定します。[フリー選択] ボタンを押すとUO 画面全体が暗転しますので、範囲指定します。
指定が終わると↓のようにスキャン結果と翻訳が表示されます。
1度領域指定すれば、その後は [翻訳] ボタンを押すたびに、指定した領域の内容が更新されて翻訳結果が表示されます。使用するのは基本的に [フリー選択] と [翻訳] の二つだけです。
↑画面の
☐ 対象通りに改行
☐ 改行を無視
はいろいろチェックを入れて切り替えてお試しください。 ジャーナルログは縦長なので、改行無視の方が読みやすいかもしれません。その辺りはお好みで。
↓ロールブックの翻訳サンプル
多少の誤解析はありますので、きっちり訳したいなら英文の方を実物と比較し修正後に、[再翻訳] を押すか、修正後英文を DeepL に貼り付けてそちらでの翻訳を試してみることもできますね。PCOTの機能として直接 DeepL に翻訳をさせることも可能です。
●うまくできない場合
[設定] → [画面加工&OCR設定] から [画像取得] を押して、領域指定からテスト読み込みさせてください。
一番下の [OCRテスト] ボタンを押すと翻訳結果が表示されます。上の場合グレイ部分が認識されていないのがわかります。
- [カラー設定] で [明度] や [彩度] を微調整する。
※数値変更後 [↑追加] をおさないと反映されません。意図しない結果だったら [削除] しやり直します。納得の結果が出たら [保存]。
- 白黒二値化設定で [最適化] 押した後に [↑追加] して白黒画像に変換してしまう。納得の結果だったら [保存]。
- OCR システムを Windows10 付属のシステムに変更してみる。
やり方は上のダウンロードと設定解説ページの下の方にあります。私の場合はこれに変更して精度があがりました。↑の設定画面も Windows10 OCR を使ったものです。
- SA クラで使う場合はジャーナルログの背景は黒になるように配置した方がいいです。ほぼ完璧に撮れます。
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最近のイベントなどでは日本語化ローカライズされていないケースが目立ちますよね。あれば大変便利だと思います。
このような有用なソフトを一般公開いただき感謝です。