夕方、もう薄暗くなって

宿泊先のホテルに向かいました。


小さなホテルだけど、ヨーロッパ風で部屋も広くて

ネットでは隠れ家プチホテルって書いてあったけど、お忍びデート用?

音ももれないし、きっとそういう使い方もできるシティホテルのようですね。


到着してすぐ、近くのお店に夕食を食べにいきました。

そこで、たくさんの彼らしさを発見。


彼は、海外生活の経験もあるせいか・・・

いやたぶん、持って生まれたものだと思うけど

完全なるレディーファースト。

おしぼりも袋をあけて渡してくれるし

お箸もわたしに先にとってくれる。

料理もとりわけてくれるし

食べ終わったわたしのお皿は服が汚れるからって

さっと自分のほうに引き寄せてくれる。

一見、風貌が粗雑に見えるだけに、

それが、作為的ではないのがわかるだけに、

その振る舞いとのギャップに心をわしづかみにされた感じでした。


「大切な人には当たり前。何が不思議なの?好きな人には誰でもするでしょ、こんなこと」

「わたし、生まれてはじめて。」


今回のデートでは、彼のこの「当たり前」な価値観を目の当たりにし

彼のことを尊敬する気持ちが大きくなったし

彼の人としての魅力に心を奪われることになるのです。


わたしたちが待ち合わせた場所は、

お互いにはじめての場所。

目的地の宿泊場所もはじめていく場所。


彼は野生の勘で生きてる人なので(笑)

いまどきの車にナビもなく

ドライブがてら、とにかく東へ・・・そんな感じで目的地へ向かったのです。


でも、ほんとは、ドライブなんてどうでもよかった。

早く彼のすべてを確かめたかった。

いままで実体のなかった彼を一つ一つ触って確認したかったし

この先も絶対忘れないように目に焼き付けたかった。

それは、彼も同じ・・・


彼の車は、道沿いから見えるホテルに向きを変えました。


お互いに本能のままに

求める気持ちのままに

好きな人とひとつになれる喜びを経験したのです。


そして、お互いの気持ちを確認しあったのです。



彼と出会って1ヶ月ほどして

私が関東方面に出かける用事ができました。

さっさと用事を済ませちゃえば、あとはどうにでもなる用事・・・

平日だったけど、彼もちょうど仕事が暇になる時期で

奥さんには出張だとうそをついて時間を作ってくれ

2泊3日、彼との初めてのデートが実現したのです。


お互いにすでに写真も交換してたし

駅で待ち合わせ。


50メートルほど離れた場所に彼から聞いてたのと同じ車が止まって

子供のように無邪気にこっちに向かって手を振ってる人がいます。


え?

私が知ってる彼は、仕事中に撮ったちょっとご機嫌斜め風な

まじめモードの写真の彼。

いま、目の前に見える人とは正反対・・・


でも、それが彼だってすぐにわかりました。

私も走って彼の車へ。


ほんとはね、

会ってすぐに抱きついてキスをする予定でした。

ピグで話してるとき、間違いなくそうなるねって話してたから・・・

でも、それはなかった(笑)

かなりいい意味で彼は私の期待を裏切ってくれて

彼の少年のような笑顔に

わたしの胸は乙女のようにバクバクしてしまったんです^^;

すっごく素敵な人。


でも、わたしの頭の中の彼と実物の彼が結びつくのに

時間はかかりませんでした。

彼の声、話・・・それはいつもの彼だったから。

見た目が想像以上に良すぎたっていうだけ(笑)


車で目的地に移動する間、

彼はずっと助手席にいるわたしの右手を握って(指をからめて?)

わたしの手の指や手のひらを自分の頬にあてたり、口にあてたり

ずっとわたしの指にキスをしてくれていました。

わたしもそんな彼をすっと隣で見つめていました。


ここらへんからわたしの記憶が定かではないのですが^^;

たぶん、大きな道の信号停車中にキスをしたかな・・・

「向こうから丸見えよ・・・」

でも、自然にそうなりました。