7月12日(金) サントリーホール
広上淳一(指揮)
米元響子(ヴァイオリン)†
日本フィルハーモニー交響楽団
リゲティ/ヴァイオリン協奏曲 †
シューベルト/交響曲第8番 ハ長調『ザ・グレート』
今日の目玉は'20年7月に演奏される予定だった、米元響子のリゲティ
この難曲を美音でさらっと弾いてしまう(ように見える)のはさすが
何も奇抜なことをやらなくても、自然とリゲティの不思議な音世界に引き込まれる
オーケストラ共々、鮮明で目の覚めるような音楽だった
このあとアンコールまで弾いてくれて、前半だけで十分満足
広上の指揮は少々やり過ぎで、もう少しソリストを立てて欲しかった
*
後半はひたすら退屈
低刺激で耳ざわりの良い音楽がただただ流れて行くだけ
2楽章、3楽章も全然泣けなかった
終楽章くらいは広上節が炸裂するかと思ったけど、変わらず
リピートは多分ほとんどやってないが、テンポが遅かったのでそれでも約50分
コンサートマスターは扇谷泰朋
オーケストラの弦楽器は大変良い音を出していて感心
セカンドトップは今回もシティフィルの山本佳輝
先日のシティの定期、鈴木秀美指揮で熱気あふれるグレートをやったばかり
今日みたいな、大家的でぬるい演奏をどう思うんだろう
シューベルト/交響曲第8番「ザ・グレート」 より 第4楽章
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団, 1983年録音