4月19日(金) オペラシティ コンサートホール
高関 健(指揮)
南 紫音(ヴァイオリン)†
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
R.シュトラウス/楽劇『ばらの騎士』第1幕・第2幕より 序奏とワルツ集
シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番 †
ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調『英雄』
1曲目の「ばらの騎士」ワルツ集はシュトラウス自身の編曲
初めて聴いたけど、後半盛り上がって楽しかった
最後の方はもう別の曲
演奏時間は14分くらい
今日一番はやっぱり、南紫音のシマノフスキ
なんか、凄かった
大好きな曲と本人が言うとおり、音楽へ寄り添い、ある種の高揚感があった
あまり神経質な感じじゃないのが良かったかも
管弦楽も非常に良くて、ソロとのバランスが素晴らしかった
そのせいか、先日の日フィルより、ずっと音が頭に入ってきた気がする
*
高関健はシティフィル常任3期9年やって、もう1期3年やるとのこと
プレトークで本人が公言、今から来期のプログラムが楽しみ
定期演奏会では同じ曲は2度やらないと言っていたけど、「英雄」は7年ぶり2度目
その後、神奈川フィルでやっているので、聴くのは3回目
今回の演奏はひとことで言えば個性的
かなり意図的に既定路線を超えようとしていた
聴こえていなかった音がいろいろと聴こえて来て楽しかった(特に1楽章)
弦楽器は冒頭のズン、ズンから、目の覚めるような美しくまとまった音
木管と弦のバランスに拘っていたのと、ホルンが強奏していたのが印象的
そのホルンはなかなかいい音を出していた(英雄のトップは谷ではなく小林)
谷は先日の都響のブルックナーに出演
シティフィルでは首席でもないのに、あちらでは客演トップの首席待遇
そのうち、都響に取られちゃうかも
*
今日の満足度は120%
こういう演奏会って、いいなあ
コンサートマスターは戸澤哲夫
ベートーヴェン/交響曲第3番 より 第1楽章
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団, 1983年録音