3月8日(金) オペラシティ コンサートホール

 

高関 健(指揮)

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

シベリウス/交響詩『タピオラ』

マーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調

 

 

東京シティフィル恐るべし、高関健恐るべし

 

なんか、すごかった

 

定期会員として8年間聴いてきた中でも、屈指の出来

 

まず高関の指揮がキレキレ

 

オーケストラの全部の音が指揮者から出てくるみたいな職人技の極み

 

金管トップ、ホルンとトランペットが揃って女性奏者というのもすごい

 

どちらか一方が女性というのは見聞きしたことがあるけれど

 

去年の今頃は二人そろって産休だったし、楽団(職場)の環境も男女平等

 

オーケストラもそういうのが当たり前になった

 

3楽章のオブリガート・ホルンは指揮者の斜め背中側のソリストの位置

 

前に出て立奏するのは実際に見たことがあるが、ソリストの位置は初めて

 

(高関は藝大フィルでもこれでやっていたはず)

 

緊張している様子は全然なくて、楽しんで思いっきりよく吹いていた

 

素晴らしい(3楽章終わって少し拍手が出たが、これなら納得)

 

アダージェットのハープは2台

 

これは効いていて、ただでさえ泣けるのが、倍泣ける感じ・・

 

オーケストラは金管が爆演、終楽章の最後の最後までへたれずやり切った

 

コンサートマスターは荒井英治

 

トランペットは松木亜希、ホルンは谷あかね

 

客席は完売

 

 

 

マーラー/交響曲第5番 より 第5楽章

サー・チャールズ・マッケラス(指揮)

ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団, 1990年録音