ピアノ三重奏団 “彩三重奏(イロドリオ)” のデビューCD

 

彩三重奏は桐朋学園大学卒業生の同期3人で2017年に結成

 

ヴァイオリン担当は東京シティフィル、第2ヴァイオリン奏者の中津留果己さん

 

彩三重奏の演奏会を聴いた作曲家が自作の演奏を直接依頼

 

そこからCD化に発展したとのこと

 

下に貼った動画はCD発売に合わせて行われた公開演奏会初演の模様

 

作曲家のフィリップ・シートン氏は英国人で東京在住

 

室内楽曲、交響曲など、作曲されているそうだが、実力、知名度のほどは不明

 

前置きが長くなったが、実際に曲を聴いた印象はそう悪くない

 

彩三重奏は真摯に楽曲に向き合い、作曲者の彩(イロ)をしっかり表現している

 

カップリングはショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番

 

なぜか、シートン氏の作品と並べて聴いても違和感が全くない

 

演奏は奇をてらうところなく、落ち着いた取り組みが感じられる

 

なかなかいい演奏だ

 

こちらだけでも、CDを買った甲斐はあったような気がする

 

ただ、レーベルがEXTONなので、値段がちょっと高い

 

P.シートン/トリオ・コンチェルタンテ

ショスタコーヴィチ/ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調

彩三重奏(イロドリオ) 

中津留果己(ヴァイオリン) 

石井沙和子(チェロ) 

香川明美(ピアノ)

 

 

 

P.シートン/トリオ・コンチェルタンテ より 第2楽章

('23年5月6日 稲城iプラザホール)