8月8日(火) ミューザ川崎 シンフォニーホール

フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2023

 

秋山和慶(指揮)

HIMARI(ヴァイオリン)

日本センチュリー交響楽団

 

シューベルト/交響曲第5番 変ロ長調

ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 †

ドヴォルジャーク/交響曲第8番 ト長調

 

 

今年のサマーミューザ、5公演購入したうちの4公演目

 

まずは、大好きなシューベルトの5番

 

冒頭から弦楽器の音が瑞々しく、ひたすら美しい

 

ホルン以外の金管がなくめりはりの付けにくい曲だが、そこはさすがの名匠

 

絶妙なためや、デクレッシェンドの効果的な使い方など熟練の技

 

特に第2楽章が出色

 

この楽団、木管が上手いので聴き応え十分

 

なかでも目当てはオーボエの宮本克枝

 

一度聴いたら忘れられない、豊かな音色の持ち主

 

 

ブルッフのソリストはまだ12歳の天才少女?

 

往年の巨匠風のポルタメント、ビブラート増しまし

 

めちゃくちゃ上手い

 

それ以上のコメントは差し控えたいところながら

 

この年齢であちこちの大きなステージに乗せることがほんとにいいことなのかと思う

 

 

ドヴォルジャーク8番は秋山先生が振るなら、悪かろうはずがない、というもの

 

特段の目新しさがある訳ではないが、結構、攻める

 

第4楽章の終盤の高揚感などは、オーケストラがついて行くのがやっとなくらい

 

やはり、このオーケストラの美質が十分に活きたのは、中間の二つの楽章

 

弦の編成は12型(12-10-8-7-5)

 

コンサートマスターは山本友重、フォアシュピーラーにシティフィルの粟津惇

 

チェロ首席が仙台フィルで、トロンボーンの首席が元都響

 

夏のこの時期、楽団主催公演お休みのかわりに様々な企画あり

 

いくらか客演だのみで回すのも致し方なしか?

 

 

 

シューベルト/交響曲第5番 より 第1楽章

ハインリヒ・シフ(指揮)

ノーザン・シンフォニア, 1992年録音