7月31日(月) サントリーホール

 

チョン・ミョンフン(指揮)

グレゴリー・クンデ(テノール/オテロ)

小林厚子(ソプラノ/デズデーモナ)

ダリボール・イェニス(バリトン/イアーゴ)

相沢 創(バス/ロドヴィーゴ)

フランチェスコ・マルシーリア(テノール/カッシオ)

中島郁子(メゾソプラノ/エミーリア)

村上敏明(テノール/ロデリーゴ)

青山 貴(バス/モンターノ)

タン・ジュンボ(バス/伝令)

新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)

東京フィルハーモニー交響楽団

 

ヴェルディ/オペラ『オテロ』〈全4幕〉 演奏会形式

 

 

昨年10月の「ファルスタッフ」に続く、ミョンフン、東フィルのオペラ演奏会形式

 

東フィルの「オテロ」は定期の枠外で、'17年にバッティストーニの指揮でやった

 

その時は、デズデーモナを歌ったエレーナ・モシュクがとにかく素晴らしかった

 

オテロとイアーゴの男声陣は歌は立派ながら、体形(腹回り)がちょっと

 

今日の2人は歌も格違いに凄かったけど、精悍な見た目もよし

 

そこへ混じっても負けてない、小林厚子のデズデーモナも素晴らしかった

 

'17年の時はオーチャード、演出に使ったプロジェクション・マッピングが散々

 

カーテンコールで演出チームにはブーイングが出たくらい

 

そこへ行くと、演奏会形式といえど、今日ぐらいのまっとうな演出ならあり

 

「オテロ」はアリアらしいアリアはないし、物語もトスカなどに比べると単純

 

正直、オペラ的にはあまり面白くないと思っている

 

しかし、ヴェルディのスペクタクルな音楽はそれだけで何にも変えがたいもの

 

ピットではなく、ホールで聴く方がずっといいはず

 

ただ、今日に関しては座席が前過ぎた

 

歌手、東フィルの演奏があまりにパワフルで頭ががんがんする

 

前回の「ファルスタッフ」のように息をつけるところがないのがちょっと辛かった