6月7日(水) ブルーローズ

サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン

 

エリアス弦楽四重奏団

サラ・ビトロック(ヴァイオリン)

ドナルド・グラント(ヴァイオリン)

シモーネ・ファン・デア・ギーセン(ヴィオラ)

マリー・ビトロック(チェロ)

 

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲全曲演奏会  Ⅲ

 

弦楽四重奏曲第5番 イ長調 Op.18-5

弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 Op.59-3『ラズモフスキー第3番』

弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131

 

 

今日は全てが素晴らしかった

 

全曲演奏会はCMGやサルビアでこれまで何度も聴いて来た

 

しかし、これだけどの曲をやってもムラがないのは滅多にない

 

5番は月曜の2番同様、とても美しく、良く響き、心がうるおう

 

9番の終楽章はめっちゃ速くてこんなんで弾けるのか?

 

と思ったけど、全然乱れない

 

強い高揚感で心が揺さぶられた

 

14番は続けて演奏される7つの楽章の構成感が素晴らしい

 

第1ヴァイオリンがぶれないのが強力

 

5楽章はそうそううまい演奏には出会えないが、完璧

 

4楽章の長大な変奏曲は洗練され、音楽が全く停滞しない

 

終楽章は厳しく、確信に満ち、揺るぎない

 

当初は3回も行けばいいかと思ったけど(結局発売日に全部買った)

 

これは全部聴いておかないと、悔しい思いをするところだった

 

口コミがあってなのか、土曜、月曜に比べ客入りはよく、ほぼ満席

 

このカルテット、本番の舞台上でもリハーサルのような普段着

 

4人の装いもてんでばらばら

 

といっても毎回ほぼ同じ服なので、それが本番衣裳なんだろうけど

 

 

 

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第5番 より 第2楽章

エリアス弦楽四重奏団