5月31日(水) トッパンホール
アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
フランク(ヴェークマン編)/前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
スクリャービン/ワルツ ヘ短調 Op.1
スクリャービン/幻想曲 ロ短調 Op.28
スクリャービン/2つの詩曲 Op.32
スクリャービン/ピアノソナタ第5番 Op.53
ショパン/即興曲第1番 変イ長調 Op.29
ショパン/即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36
ショパン/即興曲第3番 変ト長調 Op.51
ショパン/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
ラヴェル/高雅で感傷的なワルツ
ラヴェル/ラ・ヴァルス
(アンコール)
ラフマニノフ/13の前奏曲 Op.32より 第12番 嬰ト短調
ラフマニノフ/絵画的練習曲集 Op.39より 第5番 変ホ短調
前半3曲目のスクリャービン、幻想曲Op.28が強烈
演奏が終わると会場中がざわめき
曲自体がすごいけど、ヴィニツカヤのパワーがとてつもない
トッパンホールの器では全く小さい
スクリャービンのピアノソナタは2番が有名だが、ここでは5番
緩急めまぐるしく、神秘的な曲想がよりスクリャービンっぽい?
これだけ大音量で弾いてショパンはどうなるかと思ったけどあまり変わらず
スクリャービン-ショパンが一直線上にあることを示したかったのか
そもそもそういうコンセプトの選曲なのか
続く、ラヴェルの2曲もパワーで押すような演奏
ニュアンスとかきらきら感とかはあまりなくて、ちょっと違うかな?
というのが正直な感想
2018年のNHK音楽祭、NDRエルプフィルの演奏会で弾いたのがラヴェルの協奏曲
すごく良かった印象があるけど、あの時は会場がNHKホールだった
NHKホールの大箱でちょうどいいくらいにパワフルだったということかも
アンコールのラフマニノフは演奏スタイルに合っていて良かった
今日聴いた収穫は、やっぱり前半のスクリャービン
スクリャービン/幻想曲 ロ短調 Op.28
キム・ユジョン(ピアノ), 2019年