6月1日(木) サントリーホール

 

パスカル・ヴェロ(指揮)

今井奈緒子(オルガン)

竹内将也(ティンパニ)

仙台フィルハーモニー管弦楽団

 

プーランク/演奏会用組曲『牝鹿』

プーランク/オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 †

ベルリオーズ/幻想交響曲

 

 

「牝鹿」がとても良かった

 

フランス人にしか出せない軽さ

 

弦楽器の澄んだ音は長年やって来たヴェロと仙台フィルならでは

 

オルガン、弦楽とティンパニ~ は何回聴いても面白くない

 

ただ今日はオルガンの演奏そのものはすごく良かった

 

全く音色の違う音を同時に重ねたり、シンセサイザーみたい

 

ヴェロ、仙台フィルの「幻想」は2016年のサントリーホール以来の二度目

 

基本軽めは変わらず、フランス風

 

しかし、ここぞというところで激情に駆られる感は今回の方が強い

 

2楽章終盤、猛烈に捲り、最後の音をふわっとさせたのは見事な棒さばき

 

4楽章の断頭台直前のクラリネットのなまめかしさ

 

5楽章後半の高揚感、打楽器の迫力

 

全体としてすかっと爽やか、あと味良く、満足度は高かった

 

神谷、西本のダブルコンマス、弦は14型

 

通常配置(1Vn-2Vn-Vc-Va)で金管はホルンが上手の並び

 

今月は幻想交響曲がもう一回、25日のデュトワ指揮の新日フィル

 

オーケストラの頑張り次第かなあ

 

 

 

プーランク/演奏会用組曲『牝鹿』より ⅰ.ロンド

ジョルジュ・プレートル(指揮)

パリ音楽院管弦楽団, 1961年録音