5月8日(月) サルビアホール

SQS サルビアホール・クァルテット・シリーズ シーズン52

 

クァルテット・インテグラ

三澤響果(ヴァイオリン)

菊野凜太郎 (ヴァイオリン)

山本一輝(ヴィオラ)

築地杏里(チェロ)

  

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第6番 ト長調

ヤナーチェク/弦楽四重奏曲第1番 ホ短調『クロイツェル・ソナタ』

シューベルト/弦楽四重奏曲第14番 ニ短調『死と乙女』

 

 

22年の4月, 10月に続いてサルビア登場のインテグラ

 

ショスタコーヴィチ6番は“田園”風の曲で刺激はあまりない

 

1楽章の真ん中辺りが少し尖った感じなくらい

 

連休明けの仕事帰りでボケボケの頭に丁度良い入りだったか?

 

私は眠くならなかったけど、ウトウトしている方もちらほら

 

しかし、演奏の内容自体は格段に良くなっていてびっくり

 

海外に出て、どんどん上手くなっている

 

同世代の日本のカルテットでは、突き抜けちゃってる感じ

 

次の「クロイツェル・ソナタ」が本領発揮のキレキレの演奏

 

それにしても、ヤナーチェクってすごい曲つくるなあ、と思う

 

そして、楽譜を突き詰めれば、こういう演奏になるのだろうけど、

 

ちょっと違うような気もする

 

「死と乙女」は激しく来るかと思いきや、1楽章はやや“大人”な印象

 

しかし、2楽章は素晴らしかった

 

お互いの楽器が語り合うような親密さ

 

2ndがアグレッシブなのと、並びを変えて中に入ったヴィオラが効いている

 

ヤナーチェクで違うと感じたものが、ここにはあったと思う

 

4楽章のコーダはあっと驚く超高速

 

かっこ良かったなあ

 

アンコールにハイドンの「騎士」より第2楽章

 

よく聴くと、「死と乙女」の2楽章とそっくり

 

 

 

シューベルト/弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」より 第1楽章

アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)

クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)

レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)

ターニャ・テツラフ(チェロ)

2011年録音, ライブ