2月16日(木) サントリーホール
【第1979回 定期公演 Bプログラム】
ヤクブ・フルシャ(指揮)
ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ)†
NHK交響楽団
ドヴォルジャーク/序曲『フス教徒』Op.67
シマノフスキ/交響曲第4番 Op.60『協奏交響曲』†
ⅰ. Moderato - Tempo comodo
ⅱ. Andante molto sostenuto
ⅲ. Allegro non troppo, ma agitato ed ansioso
(アンコール)
バルトーク/シク地方の3つのハンガリー民謡
ブラームス/交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ⅰ. Allegro non troppo
ⅱ. Andante moderato
ⅲ. Allegro giocoso - Poco meno presto
ⅳ. Allegro energico e passionato - Più allegro
1曲目の「フス教徒」は良かった
チェコの指揮者として、この音楽の持つ意味を聴衆に訴えかける
そういう気迫のこもった演奏に思えた
シマノフスキの「協奏交響曲」は一昨日のシュミットのものより断然面白い
アンデルシェフスキはN響とは2006年にも一度演奏しているとのこと
主要なレパートリーとするだけに音楽への共感、愛着が深い
そしてアンデルシェフスキの圧力を感じないピアノの音色がとっても素敵
洒落た感じのアンコール曲も良かった
*
後半、ブラームスは普通の演奏
指揮者の熱量はあるのだけど、オーケストラの熱量は感じず
どちらにしても、あのホルンの音色は頂けない
金属質で直線的、厚みもふくらみも全然なし
ドイツ音楽らしいほの暗さなどほど遠い話し・・
今日は東フィルの首席が客演
*
ドヴォルジャークとブラームスは『16型』の編成
その割には弦楽器は鳴っていなかった
コンサートマスターは白井圭
ドヴォルジャーク/序曲『フス教徒』
テオドール・クチャル(指揮)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団, 2004年録音