2月14日(火) サントリーホール
【第967回 定期演奏会 Bシリーズ】
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)
阪田知樹(ピアノ)†
東京都交響楽団
フォーレ/歌劇『ペネロープ』序曲
フローラン・シュミット/管弦楽とピアノのための協奏交響曲 Op.82 †
ⅰ. Assez anime
ⅱ. Lent
ⅲ. Anime
ショーソン/交響曲 変ロ長調 Op.20
ⅰ. Lent - Allegro vivo
ⅱ. Très lent
ⅲ. Animé - Tres animé
前半2曲は初めて聴く曲
「ペネロープ」はいかにもフォーレらしい音楽
序曲として単独で聴くにはちょっと弱い
ここは、という聴きどころ、掴みどころがあまりない
フローラン・シュミット「協奏交響曲」はめっちゃつまらなかった 😅
初演時は作曲者自ら弾いたそうだけど、ピアニストは大変そう
二度と弾くことあるのかしら?
*
今日は最初のチューニングの時から、弦楽器の音がいつもより良い様な気がした
指揮者のリハーサルで変わるものなのか?
少なくとも先月(小泉指揮)の時より、ずっとまし
ショーソンはそのままの印象で、2楽章などは美しかった
この交響曲は3楽章後半落ち着いて、穏やかに終わるのが特徴
それがまた美しくて泣けるはずなのだが
その前段の金管のコラール風のところ(結構長い)が、下手へたでがっかり
強奏するより、弱奏でのハーモニーの方が難しいのは分かるけど
プロなんだから、ばっちりと決めてくれないと
そこそこ上手い学生オケみたいになってた・・
*
トルトゥリエは都響では「画家マチス」をやった時がかっこよくて
相当前のことだけど、未だに記憶が鮮明
大柄なのに高い指揮台に乗って、しかもここというところでジャンプ
今は75歳にもなったけど、その感じは変わらず
最近では新日フィルの定期での「冬の日の幻想」が素晴らしかった
ただ、テンポが遅かったのは歳をとったせいなのか
今日のショーソンもかなり遅かった
コンサートマスターは四方恭子
弦楽器の編成は『16型』
クラリネットに重松希巳江(元新日フィル)
ピッコロ/フルートに日フィルの難波薫
帰りの道すがらは、“ぞうさん”にしか聴こえなかったという人が多数
一度そう思い始めると、そうなっちゃうんだよなあ・・
ショーソン/交響曲 変ロ長調 より 第3楽章
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)
BBCフィルハーモニー管弦楽団 , 1997年録音