1月14日(月) トッパンホール 完売

 

パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)

ポリーナ・レシェンコ(ピアノ)

 

プーランク/ヴァイオリン・ソナタ

クララ・シューマン/ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス Op.22より 第1曲 Andante Molto

バルトーク/ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Sz76 

エネスク/ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 Op.25 『ルーマニア民俗風』

ラヴェル/ツィガーヌ

Enc.カンチェリ/ラグ-ギドン-タイム

 

 

もはや、ヴァイオリニストというより曲芸師

 

とんでも変てこ演奏の連続

 

休日の午後の一時を過ごすには、たまには楽しくて良いかも

 

普通に曲を聴こうと思って来た人は、怒るでしょうね

 

前半(プーランクとバルトーク)は椅子に座って演奏

 

バルトークに合せて、響きの違いを考慮したのではなかろうかと思う

 

渋い音で全然響かず、息の長いポルタメントなど、まるで幽霊の様な不思議な雰囲気

 

プーランクはもの凄いスピードで始まり、えぇぇっ、これホントにプーランク?

 

別の曲を聴いているみたいで、ほとんど原曲の面影なし

 

バルトークの前にクララ・シューマンをくっつけた(続けて演奏した)意図は不明

 

バルトークは無伴奏はともかく、ソナタは何度聴いても面白くない

 

しかし、演奏自体は今日の白眉、一番やりたかった曲なのでしょう

 

エネスクは初めて聴いた曲、これは普通に面白い

 

特に第3楽章は激しい民族風の舞曲から、劇的に高揚する

 

ツィガーヌは強烈なデフォルメ

 

バルトーク風ラヴェルと言っても良いくらい

 

完全にルーマニア舞曲になっていた

 

ラヴェルが聴いたら泣いて喜びそう・・・

 

これにばっちり合せるピアニストがめっちゃ上手い

 

アンコールはカンチェリがギドン・クレーメルのために書いた小品

 

コパチンスカヤの十八番でもある様で、はまり芸 (会場笑い・・)

 

コパンチンスカヤ・トイレ発生

 

自席はJ列

 

 

 

パトリシア・コパチンスカヤ Patricia Kopatchinskaja (1977-、モルドヴァ)

 

 

 

ギヤ・カンチェリ/ラグ-ギドン-タイム

コパチンスカヤ(ヴァイオリン)、ポリーナ・レシェンコ(ピアノ)