12月20日(木) サントリーホール
【第617回 名曲シリーズ】 完売
マッシモ・ザネッティ(指揮)
アガ・ミコライ(ソプラノ)
清水華澄(メゾ・ソプラノ)
トム・ランドル(テノール)
妻屋秀和(バス)
新国立劇場合唱団(合唱指揮/三澤洋史)
読売日本交響楽団
ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調 『合唱付き』
第4楽章の演奏が生気に満ちていて、楽しかった
合唱が抜群に良い!
指揮者のザネッティは、やっぱり劇場型(?)
全体に音量の落差が激しい
第1楽章では、リズム隊( =トランペット)に細かくキュー出し
第2楽章のティンパニは硬いバチで強打し、ちょっとやり過ぎ
ティンパニストが上手いので、まだ良いが・・
第1、第2楽章はエキセントリックなところはあるが、やや中途半端
特に感銘もなく通過
第3楽章はオーケストラの弦楽器が艶やかで美しい
ホルンが若干微妙な箇所もあり(ソロは1番奏者が担当)
第4楽章は、速めのテンポで活気づく
終盤で、突然がくっと音量を落としたところはなかなかスリリング
指揮自体は、あまり分かりやすいとは言えず
テンポを捲るとオケがガチャガチャする場面もしばしば
ソリストはソプラノとテノールが良かった
ソプラノのミコライは余裕で軽く歌っている感じ、声がきれい
遠くでは聴こえにくかったかも知れない
*
指揮者は暗譜
合唱は最初から入場
ソリストは第2楽章の後に入場し着席
第3楽章、第4楽章のアタッカはせず、間を空けて
私はこの方が良いと思う(音楽的な連続性は特にない)
演奏時間は65分(パンフの記載通り)
第1楽章提示部の反復はやらなかった気がする(?)
テンポは第4楽章が速めだったので、どこで帳尻が合ったのか?
コンマスは日下紗矢子
完売となっているが、客席の人口密度は80%くらい
高校生の団体が大量動員
読響第九公演全6回の2回目
自席はLA(会員席)
マッシモ・ザネッティ Massimo Zanetti (1962-、イタリア)